「季節の変わり目になると決まってぎっくり腰を繰り返している…何とかなりませんか?」

 

「ぎっくり腰になってしまったけれど、自分の代わりがいないから仕事を休めない」

 

「ズボンや靴下の脱ぎ着をするだけで脂汗が出ます」

 

このようにお困りになられている方には、この度のブログがお役に立てるはずです。

 

 

◯ぎっくり腰のセルフ治療!少しでも早く痛みを軽減する方法とは?

 

 

こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

この度のブログでは、ぎっくり腰になった時に役立つ対処法をまとめています。

 

実は最近、妻の親族や知人が立て続けにぎっくり腰を起こし、治療の依頼を受けました。

 

治療をしながらお話を伺っている中で、

 

・定期的にぎっくり腰を繰り返している

・なった時に自分でできることはないのか?

・ぎっくり腰が長引くようになってきた

 

そのような意見が共通していることに気づき、

専門家としての観点から、日常生活の中で取り組める対処法を伝えさせていただきました。

対処法を意識して日常生活を送ってくださった方の改善はとても早く、大変喜んでいただきました。

 

そのような経緯がありましたので、

この度のブログを通じ、ぎっくり腰を早期に改善させる対処法をシェアしていこうと考えました。

 

もし、ぎっくり腰でお困りになられているようであれば、

この度のブログで紹介する対処法がきっとお役に立てるはずです。

 

 

 

◯靴下を履くだけでも一苦労…ぎっくり腰の原因とは?

 

この度治療させていただいた方々の中で、ぎっくり腰によってどんなことが困ったかとお伺いしました。

痛いことはもちろんなのですが、日常生活への支障として詳しく聞いていきました。

 

その中でも、

①衣服の着脱、特に靴下やズボンの着脱

②座った状態からの立ち上がり

このような時に、腰やお腹のまわりにまで激しい痛みが感じられると教えてくださいました。

 

私の15年以上の臨床経験から、ぎっくり腰の原因は大きく分けて3つあると考えています。

そして、その原因と上記①②の関係性が深いこともわかっています。

 

まずぎっくり腰の3つの原因ですが、

1.腰まわりの筋肉が硬くなって柔軟性がなくなること

2.お腹の前や腹筋の深層の筋肉も硬くなっていること

3.姿勢が悪くなって、背骨や股関節のゆがみが大きくなっていること

 

これまでにたくさんのぎっくり腰患者さんを施術してきましたが、

上記3つの原因がぎっくり腰の引き金になる可能性が高いと考えています。

 

では、なぜこの3つの原因ができてしまうのでしょうか。

私の考えとしては、「姿勢」「決まった動作の反復」が原因と考えています。

「姿勢」といっても、場面ごとに色々な姿勢があります。

立ち仕事の時の姿勢、寝転んでスマホを見ている時の姿勢、座って食事をしている時の姿勢など様々です。

 

では、「姿勢が悪くなる」とはどういう状態を表しているのでしょうか。

それは、真っ直ぐに立てていない(真っ直ぐ座れない)という状態を表しています。

 

つまり、坂道の途中で立っていることと同じになるわけですから、

お体のどこかが常に踏ん張った状態になり、その場所(筋肉)は力が入ったまま硬く緊張してしまいます。

 

次第に踏ん張っている側へ体が傾いたり、ゆがんだりと影響していくのですが、

元々姿勢を保持するために働く背骨や股関節への負荷が大きくなっていきます。

 

 

やがて背骨や股関節を構成する筋肉にも負担がかかるようになっていくのですが、

実はその筋肉こそが、腰まわりにある筋肉であったり、

お腹の奥に位置し、背骨と脚の骨をつなぐ筋肉(腸腰筋:股関節を曲げるための筋肉)だったりします。

 

 

悪くなった姿勢のまま日常生活や仕事による作業を反復すると、

過剰に動かしすぎて疲労した筋肉と、

安定を図るために、じっと固定するように緊張を強いられている筋肉とに二分されます。

 

例えばキャベツの千切りをする時に、

包丁を延々動かす側とキャベツが動かないように固定している側の違いをイメージしてください。

 

一見包丁を動かしている側ばかりが疲労するように思いがちかもしれませんが、

固定している側にも、常に押し付けるような労力が発生しています。

坂道に立って、体のどこかが踏ん張っている時と同じ様子です。

 

このように、姿勢が悪くなることで体には異なるタイプの負担が同時に蓄積していきます。

それらの負担が影響すると、やがて腰まわりやお腹の筋肉がカチカチに硬くなっていきます。

 

そしてある時、ほんの些細な刺激によってぎっくり腰を起こすようになっていきます。

 

・環境や気候の変化、いつもなら気にも留めないほどのストレス

・たった何グラムだけいつもより重たい鞄を持った

・足元のゴミを取ろうとして少し屈んだ

・呼び声に何気なく振り返った瞬間

 

最後の引き金はこのような些細な出来事かもしれません。

しかし、引き金を引くあと一歩のところまで身体状況が悪くなっていた、

ということに気付くことができれば、ぎっくり腰の再発を防げるようにもなるはずです。

 

 

◯パート2に続きます

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

今回は、ぎっくり腰の原因について書かせていただきました。

 

ぎっくり腰の原因や症状は様々ですが、

この度は特に、ズボンや靴下の着脱に影響が出てしまうタイプのぎっくり腰にフォーカスしています。

 

原因や症状のパターンがわかると改善方法が絞りやすくなります。

次回パート②では、ぎっくり腰になってしまった時の対処法について触れていきます。

こちらもぜひご覧ください。

 

 

 

↓腰痛に関連するブログや患者さんからのお声をご紹介します↓

【草むしりをする前に】腰痛や股関節痛を予防!こんな様子がある方は注意が必要!?対策法と一緒にお伝えします。

 

【引越し後の腰痛】引越しを手伝ったあとの腰痛には共通点あり。湿布が効かない腰痛の原因と改善のためのストレッチを3つお伝えします。

 

 

 

 

(監修 柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎)

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