◯はじめに

 

こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

今回パート②では、

 

・実際にぎっくり腰になってしまった

・腰の痛みで前にかがめない

・靴下やズボンを履く動作が辛い

・立ち上がるだけで一苦労

 

このように、ぎっくり腰による激しい痛みや日常生活の不便から早く改善するためにはどうすればいいのか?

あるいは、繰り返すぎっくり腰をどのように予防すればいいのか?

 

詳しくまとめさせていただきましたので、ぜひご覧ください。

 

 

前回パート①はこちら

【ぎっくり腰】立ち上がりやズボンを履くのも一苦労…ぎっくり腰を少しでも早く改善させる方法とは?パート①

 

 

◯ぎっくり腰の痛みから早期改善させるための3つのポイントを公開します

 

医療は日々進歩していて、以前までの常識が今では全くの非常識になっていることもあります。

 

怪我をした時には、まずは「安静」と思われます。痛めてしまった部位を守るために必要な対応です。

しかし最近の研究や医療論文では、

「ぎっくり腰の場合は安静にしすぎることで治りが遅くなる」ということがわかってきました。

 

ある医療チームの大規模な研究において、ぎっくり腰になってしまった時に、

1.安静にしていたグループ

2.ストレッチを行ったグループ

3.日常生活をいつも通り続けたグループ

このように3つのグループに分けた結果、一番治るのに時間がかかったのが、1の「安静にしていたグループ」でした。

 

また、欧米では「仕事を休まないほうが早く治る」とも言われており、安静にしすぎることで筋肉や関節が固まってしまい、

かえって治りに時間がかかることがわかってきたのです。

 

 (1)急性腰痛に対して,痛みに応じた活動性
維持は,ベッド上安静よりも疼痛を軽減し,機
能を回復させるのに有効である(Grade D).
(2)職業性腰痛に対しても,痛みに応じた活
動性維持は,より早い痛みの改善につながり,
休業期間の短縮とその後の再発予防にも効果的
である(Grade D).
すなわち,安静は,腰痛に対して必ずしも有
効な治療法ではないため,推奨はされていない.

J-stage腰痛診療ガイドラインより引用

 

ですが、痛みを我慢して無理をすればいいというわけではありません。

 

ポイントは許せる痛みの範囲で動くことです。これにより、ぎっくり腰の早期回復につながります。

当院ではぎっくり腰の患者さんに、できる限りいつも通りの生活動作を行うようにお伝えしています。

 

また、安静にしている時間が不意に長引かないように、30〜40分に一度は立って歩くようにお願いしています。

 

上記の理由を踏まえ、ぎっくり腰の対処法を3つにまとめました。

 

 

1.ぎっくり腰を早期回復に導くための座り方と立ちあがり方

 

突然ですが、人体には座るときに使うための骨が用意されています。

字のごとく、「坐骨(ざこつ)」という骨ですが、その中でも「坐骨結節(ざこつけっせつ)」という部分があります。

ちょうど、椅子の座面にあたる骨の位置となります。

 

 (←骨盤正面より) (←骨盤右外側より)

     ※赤くマークしている部分が坐骨結節

(↑向かって左側の縦に長い骨は大腿骨)

 

 

椅子に座る際に、坐骨結節を意識して座っていただくのですが、

ちょっとしたコツを意識するだけで体が安定し、ぎっくり腰の回復を促す効果が得られます。

 

それは、「坐骨結節の前側に座面があたるように、ゆっくりとお尻を下ろしていく」という座り方です。

実際には筋肉や脂肪があり骨の前側をあてることは不可能に近いため、

頭の中でイメージする、もしくは手で骨(坐骨結節)の輪郭を触れながらゆっくりと座っていきます。

 

  

 

ポイントは、ゆっくりと3秒間ぐらいかけて座っていただくことです。

太ももに手を当て、上半身を支えながら座っていただいても問題ありません。

 

このように坐骨結節の前側を意識することで骨盤を立たせやすくなり、

腰(特に腰椎:背骨の腰部分)にかかる負荷が軽減します。

 

勢いでドスンと座ってしまうと、衝撃によって腰が緊張を強いられて余計に硬くなってしまいます。

また、坐骨結節より後方で座る姿勢(仙骨座り)になり、腰を押し潰すように負荷が掛かります。

 

 

立ち上がる時は、まず頭(上半身ごと)を前に倒して、そのまま先にお尻を上げてください。

手や腕の力で椅子を押しても大丈夫です。お尻だけを先に浮かせるように意識します。

  

 

そして、膝に手をつき、ゆっくりと体を支えながら立ち上がるようにしてください。

 

    

 

この立ち方と座り方はぎっくり腰になったときだけでなく、

日頃から取り入れていただくことで、繰り返すぎっくり腰の予防にもつながります。

 

 

2.タオルを使って体のゆがみを矯正する方法

 

ぎっくり腰が起こる原因には、体の歪み(ゆがみ)も関係しています。

体が歪んでしまうと左右や前後対称の筋肉に、緊張や硬さの「差」が生じるようになり、

「差」が大きくなればなるほどぎっくり腰が起こりやすくなると考えています。

 

体の歪みを矯正し、腰まわりや股関節付近の筋肉の負担を解消する方法として、

タオルを使ったセルフ矯正をお伝えします。

 

体には「楽だな、力が入りやすいな、心地よいな」そのように感じることで余分な緊張が抜け、

体の歪みや「差」が整っていくという特性があります。

 

その特性を生かしたタオル矯正をお伝えしていきます。

 

まずは大きめのバスタオルを用意し、縦に4つ折りにして画像のようにセットします。

 

    

 

腕と足で力比べをするように、タオルをグーッと足で押しながら、同時に腕は手前の方向に引いていきます。

この時、膝はできる限り伸ばしておきます。

脚全体を浮かせることで腰に負担がかかるようであれば、かかとを地に着けたまま行ってください。

それでも激しい痛みを感じる場合は中止しましょう。

 

  

 

左右とも行っていただくのですが、

どちらか一方に「力が入りやすい」「やっていて気持ちがいい」そのような感覚が捉えられると思います。

わずかな違いでも問題ありませんので、少しでもそのような感覚のある側を覚えておきましょう。

 

「力が入りやすい」「やってて気持ちがいい」側がわかったら、その側の足でタオル押しを繰り返します。

 

ここからは、押し続ける時間とタイミングに少しだけ特徴があります。

5秒押したら7秒休む、7秒押したら9秒休む、9秒押したら11秒休む、

といった具合で2秒ずつ増やしながら15秒まで続けます。

 

ポイントはジワーッと力を入れていき(押す時)、休む時も一気に力を抜かずにゆっくりと力を抜いていきます。

急な変化によって体をビックリ(緊張)させないようにするためです。

 

2〜3分で終わる矯正方法です。1日に3〜5回を目安に行ってください。

 

座っている時の姿勢についてはこちらもご覧ください。

【西条市でデスクワークによる腰痛】良い姿勢を意識しても治らない…腰の負担をやわらげる椅子の座り方をお伝えします!

 

 

3.ぎっくり腰の回復には体内の循環を促すべき

 

前述したように、ぎっくり腰は安静にしすぎると長引くことがわかっています。

体を動かさずにいると、血の巡りやリンパの流れといった体内の「循環」が低下することもわかっています。

 

私たちは食事で摂取した「栄養」と呼吸によって取り込んだ「酸素」によって、体を良い状態に保っています。

そして、「栄養」や「酸素」を体のすみずみまで運んでいくのが血の巡り、つまり血液循環です。

 

また、体内の不要物やばい菌などを集めて体外へ出す働きを担うのがリンパの役割です。

体内のお掃除屋さんといった感じです。

 

まとめてみると、血液とリンパの循環が悪くなることで、

体には必要なものが足りなくなって、不要なものが溜まっていくという悪循環が生まれます。

 

安静にしすぎたり体を動かさずにいることで悪循環が続くことを考えると、

ぎっくり腰が長引く理由にもうなづけるような気がしますよね。

 

ですので、30〜40分に一度は体勢を変えたり、

座っている場合は立ちあがって周囲を歩くように心がけましょう。

 

もし立ち上がれない場合は座ったままでもいいので、

肩や腕、股関節や脚など、腰から遠い部位を少しずつ動かすようにしてください。

 

また、水分摂取を多めにお願いします。

循環させるための材料として水分は欠かせませんし、

ぎっくり腰を繰り返す方の多くは水分が不足している傾向にあると考えています。

 

 

以上3つの対処法をお伝えさせていただきました。

ぎっくり腰でお困りでしたら上記3つのことに取り組んでいただけますと、早期回復につながり、

さらにはぎっくり腰の再発を予防することも可能になっていきます。

 

 

◯患者さんからの喜びの声

 

 

40代 女性 主婦 西条市在住

Q .何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)

インスタで知り、息子もお世話になっていた事もあり

受診させて頂きました。

 

Q .どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

初めてぎっくり腰になり、歩く事もできず、動くたびになみだが

出る程痛みがあり、すがる思いで受診しました。

 

Q .実際に受診されてよかったことを書いてください。

1回の施術で次に日の昼にはほぼ痛みが無くなり、

油断通りの生活ができました。

 

 

20代 女性 学生 西条市在住

Q .何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)

チラシと母の勧めで受診しました。

 

Q .どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

1年前にぎっくり腰をして、それ以来たまに痛かったので受診しました。

首や肩もこっていました。

 

Q .実際に受診されてよかったことを書いてください。

先生の説明が本当にわかりやすくて、またとても痛みに寄り添って頂けたので、

初診から信頼ができました。施術も1回目から効果があり、さらに予防のための

ストレッチも教えていただき、丁寧に接してくださいます。ありがとうございます!

 

 

・インタビュー動画をYouTubeにて公開しています↓↓

 

◯ぎっくり腰でお困りでしたらお早めにご相談ください

 

ブログを最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

当院にはぎっくり腰の患者さんのご来院が多いです。

来院時はお連れの方に支えられながら、足元もおぼつかないような状態だった方が、

お帰りの頃には笑顔になられ、ひとりで歩けるようになったと喜ばれる姿もたくさん見てきています。

 

また、長い間ぎっくり腰を繰り返していた患者さんからも、「最近ぎっくり腰にならなくなった」と、

喜びの声をいただいております。

 

体力差や生活環境、仕事のストレスなど腰痛やぎっくり腰を取り巻く因子は人それぞれです。

中には、定期的な治療を続けていることで、ぎっくり腰の不安が解消できている方もおられます。

 

当院では一人ひとりに合った最適の治療法、治療計画を提案することを大切にしています。

もしぎっくり腰や繰り返す辛い腰痛にお困りでしたら、ぜひ当院へご相談ください。

きっとお役に立てることがあるはずです。

 

 

◯無料相談が可能です

 

この度ご紹介させていただいた3つの対処法を継続したにも関わらず、

「なかなかぎっくり腰の痛みが良くならない」

「もっと早く改善できるならしてほしい」

そのような場合もあるはずです。

 

そういった時には、何か別の原因が潜んでいたり、緊急性のある症状だったりすることもあります。

不安になられていたり、専門的な検査や治療を受けてみようとお考えであれば、

当院でもお力になれることがあります。

 

まずは状態やお困りをお伝えいただくだけでもかまいません。

改善の糸口を一緒に見つけていきましょう。

 

・当院ではLINEから個別の相談を24時間受付けております。

 ↓ ↓

https://lin.ee/eqCoX5G

 

お友達追加をしていただき、お気軽にご利用ください。

「このような症状ですが良くなりますか?」

「病院では◯◯と言われましたが治療できますか?」

「最近◯◯がしにくいのですが原因がわかりますか?」

例えばこのようにメッセージをください。

どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。

 

 

・ネット予約はこちらからどうぞ

 ↓ ↓

https://ishida-saijo.com/webyoyaku

24時間対応していますが、当日のご予約はお電話にてお願いいたします。

ぎっくり腰など緊急を要する場合には、お手数ですが「ぎっくり腰をした。ブログを読んで連絡した」

そのような旨を合わせてお伝え下さい。

↓↓

TEL:0898-64-2633

 

 

 

 

(監修 柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎)

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