こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

夏になると、「食欲がない」「体がだるい」「疲れが取れない」といった、

“夏バテ”の症状でお悩みの方が増えてきます。


その背景には、暑さによる水分・ミネラルの不足や、

食事からの栄養バランスの偏りが関係しているケースも少なくありません。

今回は、「食べ物」から熱中症や夏バテを防ぐためのヒントをお伝えします。

特に重要なミネラルである『カリウム』にも注目しながら、

夏を元気に乗り越えるための食事の工夫を一緒に見ていきましょう。


 

そもそも、夏バテってなに?熱中症との違いは?

まず、夏バテと熱中症の違いについて簡単に整理しておきましょう。

  • 夏バテ
     暑さや湿度の影響で自律神経が乱れ、体力が落ちたり、食欲がなくなったりする状態。
     慢性的な疲労や胃腸の不調、寝不足などが続きやすくなります。

  • 熱中症
     体温のコントロールができなくなり、体に熱がこもってしまう状態。
     重症化すると意識障害やけいれんを引き起こすこともある、緊急性の高い症状です。

このように、夏バテと熱中症は異なるものですが、『どちらも予防の鍵になるのが「栄養」と「水分」』です。

そして、栄養の中でも見落とされがちなのが『カリウム』です。


 

カリウムって何者?なぜ夏に必要なの?

カリウムは、体内の水分バランスを保つために欠かせないミネラルの一種です。

ナトリウム(塩分)とバランスをとりながら、細胞内の水分量や神経の働きを整えています。

細胞の中身的な位置づけでありながら、汗やおしっこと一緒に体内から排泄され、

失われやすいといった特徴もあります。

✅ カリウムの働きとは?

  • 体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する

  • 筋肉や神経の働きを助ける

  • むくみの予防

  • 血圧を安定させる

  • 夏場の「汗で失われるミネラル」の補給にも有効

暑い季節には汗とともにカリウムも失われがちです。

体内のカリウムが不足すると、だるさ・筋肉のけいれん・食欲不振などの症状が現れやすくなります。


 

カリウムが多く含まれる食材一覧

以下のような食材には、カリウムが豊富に含まれています

なるべく日常的に取り入れていきましょう。

食材 カリウム含有量(目安)
バナナ(1本) 約360mg
トマト(中1個) 約210mg
きゅうり(1本) 約200mg
じゃがいも(中1個) 約400mg
ほうれん草(ゆで1/2束) 約490mg
枝豆(さや付き100g) 約470mg
豆腐(1/2丁) 約300mg
アボカド(1個) 約720mg
すいか(200g) 約300mg

※慢性腎臓病などでカリウム制限が必要な方は医師の指導を受けてください。


 

食欲がない日でも食べやすい!夏バテ対策メニュー3選

ここでは、当院でもよくご紹介している「食べやすくて栄養たっぷり」の夏バテ予防メニューをご紹介します。


① 冷やしトマトときゅうりの梅ポン酢和え

ポイント: 酢と梅のクエン酸が疲労回復に◎。冷たくてさっぱり!

  • トマト・きゅうりをスライス

  • 梅干しをたたいてポン酢に混ぜる

  • 全体を和えるだけ!

★カリウム・ビタミン・水分を同時に補給できる優秀サラダです。


② 枝豆と豆腐の冷製おかずスープ

ポイント: たんぱく質とカリウムが一皿で補える、夏の回復メニュー。

  • 枝豆は塩ゆで、豆腐は角切り

  • めんつゆ+水を割って冷たいスープに

  • 青じそ・みょうがなど香味野菜を加えると爽やかに

★冷たくてツルッと入るので、食欲がない時にもおすすめです。


③ バナナと豆乳の塩はちみつスムージー

ポイント: カリウム+糖分+塩分が手軽にとれる“食べる水分補給”

  • バナナ1本+無調整豆乳200ml

  • 塩ひとつまみ+はちみつ小さじ1を加えてミキサーへ

  • 氷を少し入れて冷たく仕上げる

★朝食代わりにもぴったり。腹持ちもよく、熱中症予防にも効果的。

※1歳未満のお子さんには、はちみつは使わないようにご注意ください。


 

食事+施術で整える、夏に負けない体づくり

いしだ鍼灸整骨院では、熱中症・夏バテに関連した体調不良に対し、

  • 自律神経の調整

  • 胃腸の働き改善

  • 疲労回復のための整体・鍼灸

  • 食生活アドバイス

など、体の中から整えるケアを行っています。

「最近、食欲がわかない」「夜ぐっすり眠れない」「夏が苦手」という方は、お気軽にご相談ください。

食事+ケアの両輪で、夏の不調を予防していきましょう。


 

最後に|毎日の“ちょっとした工夫”が、夏バテ・熱中症予防になる

夏バテも熱中症も、急になるものではなく、日々の積み重ねで防げるものです。

夏の暑さは体力を消耗しますが、具体的には、心肺機能の低下から始まり、やがて胃腸の働きを弱まらせていきます。

結果として軽度の栄養失調状態を招いたり、細胞の新陳代謝が低下し、体の回復が追いつかなくなります。

今回ご紹介した食材やメニューも、特別な材料ではなく、身近にあるものばかり。

ぜひ、「少しずつ」「無理なく」取り入れてみてくださいね。

西条市・新居浜市・今治市にお住まいの皆さまが、この夏も笑顔で元気に過ごせますように——

いしだ鍼灸整骨院は、食事・施術・情報発信で全力サポートしてまいります🌻

(監修  柔道整復師・鍼灸師  石田将太郎)

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