「腰痛が長引いているので病院で検査してきたんですが、
異常はないと言われまして…」
「痛みがひどい時は湿布を貼ってね、と処方されただけでした」
実は腰痛にお困りの患者さんから、このように伺うことは少なくありません。
さらにお話を聞き進めていくと、
「痛みが解決するどころか、余計に不安が大きくなってしまった」
「何か悪い病気にでもなっているんじゃないかと思う」
検査をしたけれど原因がわからないまま、不安ばかりが大きくなっていたようです。
無理もありませんよね。
こんにちは!
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しております、
院長の石田将太郎です。
検査では異常が見当たらなかったのに、腰痛やお尻にはいつまでも痛みがある。
これってすごく不安になりますよね。
近くの整体院やマッサージ屋さんに行ったり、シップを貼ってもいっこうに改善する気配がない。
「この腰痛はもう治らないのかも…」
と、改善を諦めかけている方も中にはおられるかもしれません。
この度は、検査では異常が見当たらなかったにもかかわらず、
腰痛やお尻の痛みに悩まれている方に向けて、原因や予防法について書かせていただきました。
また反対に、ヘルニアや坐骨神経痛と診断された方にとっても有益な情報と
なっております。
お悩みの方はお時間の許す折に、ぜひご覧になっていただけると幸いです。
【腰痛に悩まれる方の特徴や共通点とは!?」】
患者さんたちのお話をさらに伺っていくと、
「毎日仕事で3時間以上デスクワークをしています」
「足元にある重たい物を担ぎ上げたり、持ち運ぶようなことが多いです」
「車で往復8時間ぐらいの現場に急に行くことになって、その後から腰が痛み出したんです」
そういったことも教えてくださいました。
こちらのアンケート調査によると、
「我慢できないほど腰に痛みを感じるシチュエーションは?」という質問に対して、
おおよそ3割ずつの方たちが、「重い荷物を持ち上げる」「1時間のデスクワーク 」
と答えていることがわかっています。
また↑の表からは、腰痛を感じている方の6割がご自身の姿勢を
「とても悪い」「やや悪い」と認識していることもわかります。
いつも決まった姿勢でいたり、重量物を持つ時間が長くなることは、
腰痛を引き起こす原因になるようですね。
【腰痛の原因は骨盤の歪みではなくて〇〇◯のねじれ?】
しかし同じような環境にいても「腰痛とは無縁」といった方もおられます。
姿勢が悪くなることで骨盤が歪んでいるから?背骨の歪み?
はたまた運動不足?
いろんな推測が出てきます。
そんな中、
私なりに腰痛の患者さんのお体を観察していく中で、ある共通点を見つけました。
それは、”股関節が捻(ねじ)れることで腰やお尻の筋肉が硬くなっている”という状態です。
試しに皆さんもチェックしてみてください!
①仰向けで寝た時に足が斜め45°より大きく開いている、または内股のようになっている。
②脚全体を内や外に捻ろうとした時に、行きにくいと感じる方向がある。
腰痛にお悩みの方の中でこのチェック項目に当てはまる方は、
もしかしたら股関節の捻れを治療し、
柔軟性を取り戻せば腰痛が改善する可能性が高いです!
捻れって、この言葉からもストレスを感じさせますよね。
実は股関節の周りには大きな神経や血管がたくさんあります。
かたくなった腰やお尻の筋肉たちは、次に神経や血管の通り道をふさぐようになります。
血のめぐりや神経の働きが鈍くなることで、体の回復力が弱くなるんです。
実はここに、
なかなか治らないお尻の痛みや、慢性化した腰痛の原因が潜んでいるようです。
ほら、絞ったあとそのまま置いていたタオルや雑巾を思い出してください。
捻れたままの状態で乾いて硬くなっていますよね。
元に戻すには、また水に濡らして補正してあげないといけないはずです。
同じように股関節についた捻れやクセによる緊張も、
元へ戻してあげる必要性を感じますよね。
【腰痛やお尻の痛みにオススメの予防法3選お伝えします!!】
さっそくここからは腰痛やお尻の痛みに効果的な予防法をお伝えしていきます!
股関節の捻れや緊張を改善する方法にもなりますので、
脚のだるさやむくみ、歩いていると足が痛んでくる、
そういったお悩みにも効果的です。
ぜひ実践してみてください!
①仰向けで脚を伸ばし、股関節を軸に脚を内や外へ捻る
先述のチェック項目②にあげた要領で、
さらにテンポ良く「内、外、内、外、…」とねじる動作を繰り返します。
その時壁を足で押すようなイメージで、
足を遠くへ伸ばすように意識しながらおこないます。
ねじりにくい方向には少し頑張りが必要と思います。
両脚同時に10〜20回をおこない、3回/日を目標に頑張りましょう。
(片足づつでも大丈夫です。また、上体を起こした方がしやすいかも知れません)
②足組みストレッチ
1.足を組んだ姿勢から、
膝上に反対の足が乗るようにズラしていきます。
股関節を開き、乗せている脚ができるだけ床と水平になるようにセットします。
2.胸を張った姿勢を作り、息を吐きながら上半身を前へ倒していきます。
お尻にストレッチがかかってくると思います。
3.15秒ほどとめてゆっくり上半身を起こします。
1〜3の工程を、3〜5回/日を目標に続けてみましょう!
お尻のあたりにストレッチがかかり、
体の硬い人は1.の状態すら辛い方もおられると思います。
3.の時に呼吸が止まらないように気をつけてください。
※無理に足を組んだり、強引に股関節を開いたりせず、
決して無理のないようにおこなってください!!
↓このような方法もあります。
③湯船につかる
お風呂をシャワーで済ませている方には特にオススメしています!
まずは週に2回、自己投資と思ってバスタブにお湯を張りましょう!
温熱効果と水圧によるマッサージ効果で体がリラックスし、筋肉の緊張がやわらぎます。
血のめぐりが良くなり疲れも抜けやすくなります。
38〜40℃のお湯に10分ほど浸かることをおすすめしています。
【最後に】
ここまでご覧になっていただきありがとうございます。
この度のブログでは、
「原因がはっきりと分からない」「検査を受けたけど異常はない」
それでも腰痛に悩んでいる…そういった方に向けて書かせていただきました。
しかし、ヘルニアや坐骨神経痛と診断をいただいた方であっても、
股関節の状態が辛さの引き金になっているケースもたくさんあります。
(最新の医療文献では、検査をしてみると成人の73%にヘルニアが発見されているが、
腰痛には無関係、もしくは無症状のものがほとんどと証明されています)
この度紹介した予防法を取り組んでいただくことで、
症状が軽くなったり、改善への希望を感じていただけたなら幸いです。
しかし、取り組んでみても変化を感じない、
一向に良くなる兆しがないといった場合もあると思います。
そのような場合は、他の原因がひそんでいる可能性が高いです。
お悩みの方は我慢しすぎず、一度当院へご相談ください。
不安から抜け出せるように根本的な原因を見つけ出し、
しっかりとサポートさせていただきます。
・LINEからも個別の相談を24時間受付けております。
LINE: https://lin.ee/eqCoX5G (@771gtuks)
お友達追加をしていただき、お気軽にご利用ください。
「このような症状ですが良くなりますか?」
「○○と言われましたが治療できますか?」
「最近○○がしにくいのですが原因がわかりますか?」
などとメッセージをください。
どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)