「顔から汗が噴き出す」

 

「体がほてって夜眠れない」

 

「肌の乾燥や小じわが気になる」

 

40代~50代の女性から、このようなお悩みを伺います。

病院で検査を受けると、「更年期の影響でしょうね」と言われる方も多く、

半ば諦めを覚悟させられるような感覚になったと伺います。

 

ですが、これらの不調の背景には水分不足が関係していることがあります。

「ホルモンの影響」と聞くと、お薬での調整以外に手立てがないように感じてしまいますが、

更年期特有の症状に対するアプローチは決してそれだけではありません。

 

今回は、更年期世代の女性に多い体の変化と水分不足の関係、

そして日常で取り入れやすい工夫についてお話しします。

 

 

女性特有の体の変化と水分不足

 

こんにちは。

愛媛県西条市の「いしだ鍼灸整骨院」院長、石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

更年期に入ると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下し、

それに伴って自律神経のバランスが乱れやすくなります。

 

・体温調節がうまくいかず「ほてり」や「のぼせ」が出やすい

・発汗がコントロールできず、顔や首から大量に汗をかく

・血流や代謝が低下して疲れやすくなる

 

このような変化が重なると、体はより水分不足に敏感になります。

さらに女性は筋肉量が少ないため、水分を保持する力が男性よりも弱いこともリスクを高める要因です。

 

 

見えない水分喪失 ― 不感蒸泄

 

ここで見逃せないのが、**「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」**と呼ばれる水分の喪失です。

これは、呼吸や皮膚から目に見えない形で失われる水分のことで、

健康な成人でも1日におよそ500~900mlにのぼるといわれています。

 

「そんなに汗をかいていないのに、なんとなくだるい」「肌が乾燥してカサつく」という場合、

実はこの不感蒸泄による水分不足が関係していることもあります。

特に更年期女性は自律神経の乱れによって体温調整がうまくいかず、不感蒸泄が増えることもあるため注意が必要です。

 

 

ほてり・多汗と水分不足の関係

 

「顔から汗が止まらない」「首から上だけが暑い」という症状は、更年期の代表的な悩みだと思います。

 

大量の汗をかくことで体内の水分と塩分が失われるだけでなく、

自律神経の調整力が低下しているため、うまく補えません。

 

その結果、体はますます脱水状態になり、ほてりやだるさが悪循環のように繰り返されるのです。

 

 

美容と代謝にも影響する「水分不足」

 

水分不足は美容や代謝の面にも大きな影響を及ぼします。

 

・肌の乾燥・小じわ

体内の水分が不足すると、皮膚のハリや潤いも低下します。乾燥はシワやたるみを目立たせてしまう原因にも。

・代謝の低下

水分は体の代謝活動に不可欠です。水分不足は血流を滞らせ、冷えやむくみ、疲れやすさを招きます。

・便秘の悪化

腸内の水分が不足すると便が硬くなり、慢性的な便秘を悪化させます。

 

「最近なんとなく体調がすぐれない」「美容面の衰えが気になる」というとき、

水分不足が隠れた原因になっていることは、因子記されていないだけで案外と多いんです。

 

 

神経や筋肉の活動にも水分は絶対に必要

 

「手先の細かい動きが鈍くなった」「いつもの痛みや痺れが強く感じる」

こういった様子も、水分不足が原因になっているケースが多いです。

 

また、脳は神経のかたまりのような作りなので、

水分が不足すると脳の活性が下がり、記憶力の低下や無気力を生む原因にもなります。

余談ですが、認知症の原因にも脱水症が関与していることが解明されています。

 

 

正しい水分補給法 ― 更年期症状を刺激しない飲み方の工夫

 

女性特有の不調を和らげるためには、無理なく続けられる水分補給が大切です。

また、効果的な水分補給とは、「摂取した水分ができるだけ体内に維持されている」ことです。

ちなみに、日本人(成人)に必要な一日の水分摂取量は、およそ1,400〜1,500mlです。

 

以下を参考に、無理のない水分摂取の方法を身に付けていただきたいと思います。

 

1. 常温の水をこまめに

冷たい飲み物は胃腸を冷やし、自律神経を乱しやすいため、常温の水を少しずつ摂るのがおすすめです。

具体的には、180〜200ml(およそコップ1杯)の水分を、一日の中で8回摂取します。

例えば、⑴起床時、⑵朝食事、⑶午前10時ごろ、⑷昼食事、⑸15時ごろ、⑹夕食時、⑺入浴前後、⑻就寝時、

というように、ある程度の時間配分を決めておくことがおすすめです。

 

2. カフェインやアルコールに注意

コーヒーやお酒は利尿作用が強いため、かえって水分を失いやすくなります。

嗜む程度は問題ありませんが、「水分補給のつもり」で摂るのは逆効果です。

 

3. ハーブティーや経口補水液を活用

カモミールやルイボスティーなどカフェインレスのハーブティーはリラックス効果があり、

夜の水分補給にも向いています。

また、いつもより汗を多くかいた日は、経口補水液で電解質も一緒に補いましょう。

 

4. 食事からも水分を摂る

人の体は一日あたり、およそ3,000リットルの水分(飲食を合わせて)を必要としています。

水分補給というと「飲み物」による摂取をイメージしがちですが、

実は、1日の必要水分の半分近くは食事から得られるともいわれています。

・みそ汁やスープ

・野菜や果物(キウイとバナナがおすすめ)

・ご飯そのものにも含まれる水分

こうした“食べる水分”は体にゆっくりと吸収され、夜間の脱水予防にも役立ちます。

 

食欲が落ちて食事量が減ると、脱水症のリスクは一気に高まります。

例えば朝食を抜いた場合には、代わりに一食分の水分補給をリカバリーしなくてはいけなくなり、

最低でも、ペットボトル1本分(500ml)の水分摂取をする必要性があります。

 

野菜・果物・汁物には自然な形で水分とミネラルが含まれています。

「食べる水分」を意識することも美容と健康の両面で効果的です。

 

 

 

更年期症状を和らげるサポート|愛媛県西条市いしだ鍼灸整骨院では

 

当院では、更年期世代の女性が抱える「水分不足からくる不調」に対して、以下のような施術を行っています。

・自律神経を整える鍼施術:血流を活性し、全身の循環を安定させることでのぼせやほてりを和らげ、体温調整を助けます

・血流改善の整体:冷えやむくみを軽減し、代謝を高めます

・お顔や喉・唾液腺の刺激:専用の低刺激の鍼、または微弱電流療法を用いて、お肌の潤いやハリを取り戻すサポートに

 

「顔から汗が止まらない」「体のだるさで毎日がつらい」といったお悩みは、我慢せずご相談ください。

他にも、ブログや動画を通して健康情報や、地域がら・季節に合わせたお役立ち情報を配信しています。

 

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さらに更年期の症状やセルフケアを知りたい方へ、当院の発信をぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

 

更年期世代の女性に多い「ほてり・多汗・肌の乾燥」。

その背景には、水分不足と自律神経の乱れが大きく関わっています。

・発汗や不感蒸泄で失った水分・塩分を補う

・常温の水やハーブティーをこまめに摂る

・食事からの水分も大切にする

こうした工夫は、美容と健康の両面を支える第一歩になります。

 

当院では、西条市・新居浜市にお住まいの女性の皆さまが、残暑を安心して乗り切り、

笑顔で毎日を過ごせるようサポートいたします。

 

ご自身ではコントロールできないお体の不調・お悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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(監修  柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎)

 

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