【自律神経を整えて花粉症の改善】目も痒いし鼻水も止まらない…でも薬には頼りたくないあなたへ。花粉症対策と薬を使わない治療法をご紹介します。

「先生今年もまた出てきたらアレやってくださいね」

 

「本当にあのおかげで昨年はほとんど薬を飲まなくても大丈夫でした」

 

つい先日、患者さんからこのような声をいただきました。

これらは当院で花粉症治療を受けられた患者さんからの嬉しいお声でした。

 

 

こんにちは、愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、

院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

愛媛県では、今年は暖冬の影響もありすでに花粉症のシーズンに入っていると聞きます。

 

この先2〜5月頃まで、花粉症に悩まれている方にとっては、本当に嫌な時期ですよね。

すでに当院にも、アレルギー症状にお悩みの患者さんが来られています。

 

 

後ほど紹介させていただきますが、

当院では開院時より花粉症治療をおこなっており、昨年も多くのご相談をいただきました。

 

特によく聞くご相談内容は、

 

・目の痒みや鼻詰まりでデスクワークに集中できない

・顔中がほてっているような、いつも頭がぼーっとしている感じになる

・夜うまく寝られていないのか日中の眠気が強い

・耳鼻科に行くと待たされるので行かなくなった

・薬を飲むと眠くなるし、花粉症の薬も効かなくなってきた

 

そのようなお話でした。

 

花粉症になると仕事や勉強の効率が悪くなったり、外出することも億劫になってしまいますよね。

 

 

そこでこの度のブログでは、

花粉症の症状をやわらげる対策方法と、当院での花粉症治療についてとを簡単にご紹介させていただきます。

また、実際に当院で花粉症治療を受けられた患者さんからのお声(アンケート)もご紹介させていただきました。

 

花粉症でお悩みの方にはきっとお役に立てる内容となっています。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

 

◯花粉症の原因は自律神経の乱れ?

 

花粉症とは花粉が口や鼻・目から体内に入ったときに、それを体が異物として判断することで起きる

アレルギー反応のことを言います。

 

実はこのような花粉症には、自律神経の働きが深く関わっていると言われています。

自律神経には大きく分けて、

 

「副交感神経」:リラックスしているときに働く

「交感神経」:興奮したり活発に動いているときに働く

 

といった2種類があり、この2つは車のアクセルとブレーキのような関係でバランスを保ち合い、

体を良い状態に維持するように働いています。

 

 

ですが、なんらかの影響で2つのバランスに偏りが起きてしまうと、

さまざまな不調を起こすきっかけとなり、花粉症による症状もその影響を受けた結果の一つと考えています。

 

というのも、自律神経には血管を広げたり狭めたりする働きが備わっています。

ある医学論文では、

 

”鼻粘膜の主張と収縮は鼻粘膜に分布する交感神経と副交感神経の調和のある刺激によって営まれており、

副交感神経の刺激により鼻粘膜血管は拡張し、うっ血が起こり粘膜が主張し鼻閉が出現する。

また交感神経の刺激により、鼻粘膜血管は収縮し鼻粘膜が収縮することにより鼻腔通気性が改善される”

鼻アレルギーに対する星状神経節刺鍼の効果より引用

 

このような内容が書かれています。

 

睡眠時や休息時などリラックスした時に副交感神経の活動に偏りすぎると、

血管が広がり血液が流れすぎてしまう、ということを表しています。

 

鼻づまりは流れすぎた血流が滞ることで鼻の粘膜が腫れ、

空気の通り道である鼻の穴がふさがれることによって鼻づまりが起きる、というメカニズムの説明です。

 

目の痒みや充血症状は、ヒスタミンという免疫系の物質による血管の拡張、

そして副交感神経の活性化により涙腺(涙をだすための噴水のようなもの)が刺激されることで、

目のまわりに炎症反応が広がっている状態です。

 

さらに炎症反応が神経を刺激し、かゆみや赤らみ、腫(は)れ、さらなる涙分泌の増加といった症状を引き起こします。

 

また鼻水症状は、副交感神経の作用によって涙や鼻水の分泌が促されたことで、

鼻に流れ込む体液量が増えている状態でもあります。

 

このように副交感神経は、ストレスやアレルギー反応などの時にも活性化しています。

 

反対に、「交感神経」をうまく働かせることができれば、

血管の広がりを小さくすることで目や鼻の粘膜の腫れを抑え、体液の過剰な分泌を抑えることができます。

また、炎症反応の広がりを止めることができれば、痒みや赤みを最小限にとどめられます。

 

ほら、意図せず何かに集中している時や、運動をしている時って症状が出ていないことってありませんか?

そのような時は、交感神経が優位に働いているタイミングなんですよね。

 

つまり、

意図的に交感神経を優位にさせることで、花粉症に伴うつらい症状をコントロールすることが可能になる、

ということが言えます。

 

(最近では花粉症にお悩みになられているお子様も増えてきました)

 

 

◯自律神経の働きを調整し、花粉症の症状をおさえる方法とは?

 

ここからご紹介する一例は、

自律神経の働きを調整する方法というよりも、意図的に交感神経を優位にさせるものです。

 

ある意味、諸刃の剣(もろはのつるぎ)とも思える方法ですが、

今この時だけは!この辛さを一時的にでも!といった場合に実践してみてください。

 

・息を止めて苦しくなるまで我慢する

・浅く速い呼吸を繰り返す

・その場で速いもも上げ運動をする、息のあがる程度にダンベル運動をする(これらに限定せず激しい運動をする)

・熱い風呂につかる

・いつもとは違うことで集中力を高める(スリリングな映画、格闘技の試合などを観る)

 

このようにして体に刺激を入れることで、

一時的ですが交感神経が優位になり、花粉症の症状を抑える効果が期待できます。

 

集中したい仕事やプレゼン、小一時間ほど人と会って話す、

そのようなスケジュールの30分前に交感神経を刺激しておくことで、効果が感じられやすくなると思います。

 

あくまで、体のメカニズムを使った身体変化です。

花粉症やアレルギー症状の根本的な改善ではないことをご理解ください。

 

 

◯花粉症の薬に頼らずに症状を改善する方法とは?

 

ここからは、一般的な花粉症対策をまじえながら症状をやわらげていく改善方法をお伝えしていきます。

 

①物理的な対策

マスクやメガネを着用して、花粉の侵入を防ぎましょう。

また、衣類に付着した花粉を室内に持ち込まないように注意します。

・玄関に入る前に上着をはたく

・玄関内では粘着コロコロクリーナーを使用する

・リビングや寝室に入る前に着替える

このように花粉と接触する機会や時間を減らし、アレルギー反応を起こさないように心がけましょう。

 

②掃除の工夫

掃除機を使用する際は、ゆっくりと操作し、1畳あたり30秒以上かけて吸引し、

週に2回以上の掃除をおこなうことが望ましいようです。

また、フローリングなどのほこりが立ちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機で仕上げをおこないましょう。

 

③換気と空気清浄機の使用について

室内の空気をきれいに保つために、空気清浄機を使用しましょう。

窓を開けると大気と一緒に花粉が入ってくる可能性が高いため、注意が必要です。

 

④花粉情報のチェック

天気予報や新聞、Web、アプリを使って花粉の飛散情報をチェックし、

多い日は洗濯物を干すことや、長時間の屋外活動に対する注意をはかりましょう。

 

⑤ビタミンDの摂取

実は、花粉症になりにくい人たちがいることをご存知でしょうか。

それは、一日中屋外で仕事をする職業の方、そしてサーファーの方たち。

共通点は「日光をしっかりと浴びている」こと。

 

日光(紫外線)を浴びることで、体内においてビタミンDが生成されます。

 

ビタミンDは体内に侵入した最近やウイルスに対する防御反応を起こし、

正常な免疫システムの働きを高めることがわかっています。

 

そのことからアレルギー反応を抑えると言われており、花粉症の改善に効果があると認められ、

研究が進められています。

 

以下はビタミンDを多く含む食材のご紹介です。

・干ししいたけ・鮭・さんま・まあじ・ブリ・卵黄

干ししいたけは有名かもしれませんね。そして、比較的含まれている量が多い食品が魚類でした。

 

これらの食材を積極的に摂取し、お体の内面からもケアしていきましょう。

 

⑥入浴中にツボを刺激する

 

お風呂に浸かりながらツボを押さえて刺激することもおすすめです。

 

特に目のまわりにはたくさんのツボがあります。

実際の臨床でも、目のかゆみや充血(結膜炎)の治療にも使います。

ツボはドンピシャを当てなくても問題ありません。だいたいで触れていき、心地良いところを刺激しましょう。

 

痛気持ちよさを感じるぐらいの強さで10秒間ほど押さえたり、前まわしのマッサージをします。

より痛みや実感を強く感じるところがあれば、入念におこなってください。

 

 

鼻の症状にはこちらのツボ刺激をおすすめします。

印堂は両方の眉毛のちょうど真ん中あたり、

迎香は鼻の両脇で、少し膨らんだように触れるあたりです。

 

目の周りのツボと同じく、場所はだいたいで問題ありません。

ツボを刺激し、かたまった筋肉や皮膚の緊張がやわらぐことで血流が改善し、

花粉症の症状が落ち着いていきます。

 

 

 

 

◯当院の花粉症治療を紹介します

 

当院では、日本ではまだ見かけることの少ないある医療機器(微弱電流治療機)を使って花粉症を治療しています。

花粉症の症状を抑えるために、首の中を走っている神経を通電刺激します。

 

神経を微弱電流によって刺激することで、交感神経を活発にさせる作用で症状の緩和をはかります。

 

こちらの電気治療におけるメリットは、

①効果の即効性(もちろん個人差はあります)

②痛みなどはほとんど感じない

③眠くなるなどの副作用がない

 

身体への負担の少ない方法で、さらに、この神経へのアプローチは医学学会でも発表されており、

その効果も証明されています。

 

抄録

ハウスダスト・ダニ鼻アレルギーに対し, 鼻粘膜誘発テスト下で, 強鼻閉側に星状神経節を目標に刺鍼をおこない, 鍼刺激の影響を観察した。刺鍼により刺激側の鼻汁分泌の抑制がみられ (P<0.05), 刺激側で5例中4例に鼻腔通気度の改善がみられた。これらは, 頸部交感神経系の興奮によると考えた。また, 保存的治療と鍼治療を併用しておこない, 治療法としての有用性を検討した。刺鍼直後7例のうち6例に鼻閉などの自覚症状の軽減がみられた。効果の持続は4例が1日以内であり, 2例は効果が持続し症状の改善につながった。長期的に鍼治療をおこなうことにより, ハウスダスト・ダニ鼻アレルギーは5例とも全て症状の改善がみられた。

鼻アレルギーによる星状神経節刺鍼の効果より引用

(※論文内では鍼”はり”を用いています。当院でも実際に鍼を使った刺激をしていますが、微弱電流による刺激でも

同等の効果があらわれますので、症状の程度や体質に合わせて使い分けています。鍼治療の苦手な方に対して、

無理に鍼治療をすすめることはありませんのでご安心ください)

 

反対にデメリットとしては、あくまで症状緩和を狙う方法である、という点です。

体質等を改善し、花粉症やアレルギー体質を根本から治療しているわけではありません。

 

また、身体状況に関係することから、

症状の緩和や鎮静に対して、人によって効果の実感や表現に差がある点と感じています。

 

ですが、一度の治療でワンシーズン全く症状に悩まずにすんだ方や、

薬を飲むほどの症状が出なくなった耳鼻科に行かないですむ、そのようなお声をいただいています。

 

「眠たくなるし薬は飲みたくない」

「レーザー治療とか、高額の治療には手がでない…」

「何かいい治療法がないか探していた」

 

そのようにお困りの方にも、大変価値のある治療法だと考えています。

 

 

 

◯患者さんからの喜びのお声

 

 

 

◯花粉症の症状を改善したい!そんな時はぜひ当院へご相談ください

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

 

この度のブログでは、花粉症による症状のメカニズムや対策方法、

当院での治療法、そして実際に治療を受けられた患者さんからのお声をご紹介させていただきました。

 

愛媛県ではすでに花粉の影響が出ています。

これからゴールデンウィークあたりにかけては、特に花粉症のシーズンと言えるでしょう。

 

急に花粉症を発症するケースもありますし、

毎年花粉症にお悩みの方にとっては本当に嫌な時期が続きますよね。

 

もしお困りの際には、

ご紹介させていただいた内容を取り組んでいただくことで症状を緩和できる可能性があります。

 

ですが、それでも良くならない時や、今すぐにでも症状をなんとかしたい、

そのような場合には一度当院へご相談ください。

 

もし花粉症治療についてご質問などがある際は、

当院の公式LINEからメッセージをいただければご対応いたします。

お気軽にご利用ください。

 

当院の公式LINEはこちら→https://lin.ee/eqCoX5G

 

 

鼻づまりが特につらい方はこちらもぜひご覧ください。

↓↓

【西条市で秋の花粉症】花粉症で鼻づまりが辛い。薬も効かなくて寝苦しいしイビキも気になる…そのような方の対策法をお伝えします!

 

 

◯最後に

 

この度のブログ内容がお悩み解消の一助となることを願います。

また他にも、ブログ内容についてのご質問や、対策法についてもっと詳しく知りたい、

そのようなご意見もお待ちしております。お気軽にお問い合わせください。

 

 

・当院ではLINEから個別の相談を24時間受付けております。

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お友達追加をしていただき、気軽にご利用ください。

 

「このような症状ですが良くなりますか?」

「○○と言われましたが治療できますか?」

「最近○○がしにくいのですが原因がわかりますか?」

などとメッセージをください。

どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。

 

 

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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)

 

 

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