「腰が痛い…」その原因は引越し疲れだけじゃないかもしれません

 

今回のブログは春先に増える女性の腰痛について書きました。

 

その中でも、進学や就職をするお子さんのお引越しを手伝ったことで、

腰痛に悩むようになったお母さんのお困りです。

 

頑張りすぎた40~50代女性に多い引越し後の腰痛とその背景、そして解消方法をお伝えさせていただきます。

 

もしお困りになられているようであれば、今回のブログをぜひ最後までご覧ください。

 

 

はじめに

 

こんにちは。

愛媛県西条市にあるいしだ鍼灸整骨院の院長、石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

春先になると「子どもの大学進学に伴って引っ越しの手伝いをしてきました」

というお母さん方が多く来院されます。

 

特に、受験を終えたばかりのこの時期。

親として最後まで付き添い、サポートし、ようやく肩の荷が下りた…

と思ったのも束の間。

 

引越し準備・荷造り・手続きなど、慌ただしい日々を乗り越えたあとに、

突然「腰の痛み」が出てくることって実は珍しいことではありません。

 

今回は、「引越し後に腰痛を抱えた女性」の実例をもとに、

その原因や背景、セルフケア、そして私たちがどのようにサポートできるのかをお伝えしていきます。

 

 

「子どもの引越しが終わった途端、腰が痛くて動けない…」

 

実際に来院されたある女性のケースをご紹介します。

彼女は50代前半の主婦でありながら、パート勤務もこなすとてもエネルギッシュな方でした。

 

お子さんが無事に大学合格され、進学先は県外。

新生活の準備を手伝うため、何度も往復されていたそうです。

 

「冷蔵庫運んだりはしてないんですよ。でも…重い段ボール抱えて階段を何往復もして、

しかも家に帰ってきたら、腰がズキン!って…」

帰宅してから2~3日後、朝起き上がるときに激痛が走り、その日の晩にご来院されました。

 

実はこのように、引越し後の数日~1週間後あたりに痛みが表面化するのはよくあることなんです。

 

 

引越し後の腰痛は、「心と体」のダブルストレスが原因

 

引越しと聞くと「重いものを持つから腰を痛める」と思いがちですが、実はそれだけではありません。

腰痛の原因は、身体的・精神的ストレスの積み重ねによるものがとても多いのです。

 

◆肉体的な負担

・荷物の持ち運び・中腰の姿勢の連続

・車での長距離移動、慣れない運転

・長時間の作業による筋肉の緊張

 

◆精神的な負担

・受験のプレッシャーからの解放

・子どもが家を出ていく“喪失感”

・忙しさの反動による“脱力感”や“虚無感”

 

このように、肉体的な負担が一気にかかると、体の深部(特に腰周辺)から緊張や筋肉の炎症を引き起こします。

また精神的な負担は、コーヒーのフィルターから一滴一滴としずくがコップに落ちるかのごとく、

長い時間をかけて少しずつ溜まっていきます。

 

このように肉体的にも精神的にもストレスが重なっていくと、たちまち腰痛は感じやすくなります。

 

 

 

「腰痛」の奥にある、言葉にできない気持ち

 

意外と多いのが、「心がついていけない」ことによって現れる腰の不調です。

 

・子どもが家を出ていくのはうれしいけど、なんだかぽっかり穴が空いたような…

・母親としての役割が終わったような喪失感…

・これから自分は何に向かえばいいんだろう…

・明日からまたいつも通り仕事か

 

例えそんな気持ちを自覚していなくても、体は正直に反応しています。

特に腰は、東洋医学でも「生命エネルギーの要」とされる場所です。

精神的な疲れがたまりやすく、緊張による硬さが抜けにくいという特徴を持ち合わせています。

 

 

今すぐできるセルフチェック! あなたの腰、大丈夫ですか?

このような症状があれば、早めのケアが必要です。

 

☑️ 起床時に腰が伸びない

☑️ 立ち上がる時にズキッと痛む

☑️階段の昇り降りがつらい

☑️ 長時間の立ち仕事・運転後に痛みが増す

☑️ 腰だけでなく背中やお尻もこわばる

☑️ 気持ちが落ち込みがちで、何もやる気が起きない

 

1つでも当てはまったら、体も心も「ちょっと休ませて」と言っているサインです。

決して無理を通さずに、心と体の声に耳を傾けるようにしてくださいね。

 

 

自分でできる!引越し疲れ・腰痛のセルフケア

ここからは、引越し疲れやそれに関係する腰痛に対するセッルフケアをご紹介していきます。

簡単に取り組める方法ばかりですから、早速取り組んでみてくださいね。

 

1. やさしく温める

腰やお尻のあたりにカイロや蒸しタオルをあてて、筋肉をリラックスさせましょう。

特にお風呂にゆっくり入るのはおすすめです。シャワーだけでは取れない疲れを癒してくれます。

いつもシャワーで済まされるようであれば、3日だけでもいいので入浴をしてみましょう。

 

2. 仰向けで膝立て→左右に倒す運動

仰向けに寝て膝を立て、無理のない範囲でゆっくりと膝を左右に倒してみましょう。

これだけでも、腰まわりの筋肉の緊張がやわらぎます。

5〜10往復ぐらいを、ゆっくりと行ってください。

 

3. 深呼吸+骨盤ゆらし

椅子に座って、軽く前後左右にお尻を揺らすような感じで、骨盤を動かすようにしてみてください。
深い呼吸を意識しながら行うと、自律神経も整いやすくなります。

 

特に2.3.に関しては、朝昼晩を基準に入浴後と就寝前に行うことをおすすめします。

決して無理のないように行ってください。

特に「膝立て→左右倒し運動」は、ゆっくりとスタートするように心がけてくださいね。

 

◯関連ブログにはセルフケアとして腰痛解消ストレッチを詳しく解説しています。

今回のブログで紹介しているセルフケアとは違う内容を紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

↓↓

【引越し後の腰痛】引越しを手伝ったあとの腰痛には共通点あり。湿布が効かない腰痛の原因と改善のためのストレッチを3つお伝えします。

 

 

それでも腰痛や体の不調が抜けないあなたへ

 

【当院ができること】

当院では、ただ腰をマッサージしたり、湿布や痛み止めでごまかすような治療は行いません。

「なぜ痛くなったのか?」

「その人の背景には何があったのか?」

そこにじっくり寄り添いながら、体と心を同時に整えることを大切にしています。

 

【当院の腰痛施術の特徴】

・筋肉、関節、神経のバランスや反射速度をチェック

・姿勢や体の使い方のクセを丁寧に分析

・自律神経の乱れを整える鍼治療や手技療法

・気持ちの緊張をほどく「話す」ケア

その場しのぎではなく、根本的に整えて、再発しにくい体づくりを目指しています。

 

【「頑張ってきたあなた」にこそ、治療の手を】

あなたが今まさに感じている腰の痛みは、ただの疲れではなく、

“これまでを全力で生きてきた証”なのかもしれません。

 

少し立ち止まって、自分をケアしてあげる時間も大切にしてください。

あなたが元気になることで、ご家族も安心し、笑顔になれます。

 

 

最後に

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

いしだ鍼灸整骨院は、「ここなら安心できる」そんな場所でありたいと思って日々患者さんをお迎えし、

治療にあたらせていただきます。

 

私たちは、治療だけでなく「心のよりどころ」としても頼っていただける存在を目指しています。

無理に痛みを我慢しているようであれば、または我慢が必要になる前に、一度ご相談ください。

 

「もう若くないから…」「コルセットを前もってしておけばよかったのかな…」

そう思ってしまう方もいますが、決してそんなことはありません。

あなたは十分頑張ってきました。これからは、自分をいたわり、ねぎらう番です。

 

お体のことであれば、ぜひお力添えさせてくださいね。

 

 

当院の詳細について

 

※当院は完全予約制・自費診療専門の鍼灸整骨院です。

 

当院ホームページから、Q&A、患者さんからのお声などもご覧ください。

ご予約に関しましては、24時間ご利用可能なネット予約、またはお電話にてお問い合わせください。

 

ブログ、YouTube公式チャンネルによる健康情報も随時更新しています。

ぜひチャンネル登録をしていただき、ご覧ください。

 

※施術料金

初回:12,800円(税込)

2回目以降:9,800円(税込)

 

いしだ鍼灸整骨院

 〒799-1353 西条市三津屋南9-3
ホワイトコート三津屋G号

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〈診療時間〉
月・火・水・金曜日
9:00-20:00
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休診日
木曜日・日曜日・祝日

 

もっと当院について知りたい方は、当院ホームページをご覧ください。

特別にご許可をいただいた患者さんとのインタビュー動画もご紹介させていただいております。

 

 

 

 

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 石田 将太郎 監修)

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