「ぎっくり腰をやってしまったけど病院も整骨院もあいていない…」
「痛みがマシになるまで寝ているしかないの?」
もしかしたら、年末年始の間にぎっくり腰を起こされる方がおられるかもしれません。
なのに、
どこの治療所も休みだし、自分で治すすべなんて持っていない…
そのようにお困りになる方がおられてはいけないと思い、
この度は、ついさっきぎっくり腰になってしまった!!という場合の対処方法を
ブログにまとめさせていただきました。
お時間の許す際に、ぜひ最後までご覧ください。
きっとお役に立てる内容となっているはずです。
・冬場や年末年始にぎっくり腰が多い理由とは?
・ぎっくり腰になった時にやってはいけないこととは!?
・ぎっくり腰になった時の対応方法とNGをお伝えします!
・ぎっくり腰に治療は必要!?
・最後に
◯冬場や年末年始にぎっくり腰が多い理由とは?
こんにちは、愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、
院長の石田将太郎です。
11月〜1月の間は、年間を通して最も多くのぎっくり腰患者さんが治療に来られます。
実際にこの年末は予約の都合上、やむ無くご来院をお断りすることもあるほどでした。
本当に申し訳ございませんでした。
実は私も、過去にぎっくり腰を繰り返す時期があり、その都度往生していました。
この痛みを味わうのはもう二度とゴメンだ…
そのように何度も思いました。
ぎっくり腰になる原因には、
・腰やお尻、背中やお腹の筋肉など、たくさんの筋肉が同時に疲労して体中が硬くなっている
・胃腸の疲れが影響して、特に腰やお腹まわりの筋肉が緊張して硬くなっている
(体性-内臓反射というメカニズムがあります)
・ストレスや過労、睡眠不足など、自律神経系の乱れ
・冷えによる血行不良
そういったことが挙げられます。
そして、複数の原因が重なった時ほどぎっくり腰が起こりやすいと考えています。
私が過去にぎっくり腰を起こした時は、年末に向けて何かと多忙な中、忘年会など付き合いで暴飲暴食が重なり、
睡眠時間を削る日々が続き、ある朝着替えをしていた時に腰にピリッと痛みが走ったと思ったら、
そこから体が動かなくなってしまいました…。
もしもドキッとされた方がおられましたら、ぜひこちらのブログも合わせてご覧ください。
◯ぎっくり腰になった時にやってはいけないこととは!?
椅子からも立てないし、ベッドからも起き上がれない、痛みでクシャミをすることも恐怖になるぎっくり腰ですが、
ぎっくり腰を早期に改善させる上でやってはいけないことがあります。
それは、「安静にしすぎる」ということです。
つまり、痛みが落ち着くまでゆっくり寝て待とうでは、
返って治りが悪くなっていくという事実が最新の医療論文でも発表されています。
”急性腰痛に対しては、安静よりも活動性維持の方が有用である”
(腰痛診療ガイドライン2019第41項より引用)
◯ぎっくり腰になった時の対応方法とNGをお伝えします!
ここからは、まさに今さっきぎっくり腰になってしまった状況を想定して説明を進めていきます。
(もちろん数日経っている症状にも有効です)
①横になる(特にうつ伏せ)、地べたにしゃがみ込む、ソファーに座る(椅子に深く腰掛ける)は極力避けましょう。
次に動くことができなくなります。
②可能であればそのまま壁伝いにゆっくりと歩いたり、大きな深呼吸を繰り返すようにしましょう。
痛みを感じながらにはなるはずです。すり足や小股歩きからでOKです。
また、いきなりは歩き出せないと思いますので、壁やテーブルを支えにして、気を落ち着かせることから始めてください。
慣れてきたら、横歩きと後ろ歩き、大股歩きと動きに変化をつけてください。
③コルセットや腰痛バンドがあれば、一時的に使用しながら、できるだけ体を動かしましょう。
上記②も、コルセットやバンドを使用しながらでいいです(少しでも痛みがマシなら動きましょう!)。
使用期間は長くても3日間にしてください。一割でも二割でも症状がマシと思えたら使用を控えていきましょう。
④座る時は浅く腰をかけ、股関節の角度が90°以上になるようにしていてください。
ソファーの使用や、深く沈み込むような座り方は控えましょう。
極端に言えば、立ち座りぐらいにしておくと立ち上がりの時が楽です。
⑤寝る時は、体の近くにクッションや手の踏ん張りを効かせやすい取手などがあると、起き上がりの時に助けになります。
そして、できる限り横向きで寝てください。
仰向けで寝る時は膝の下にクッションを入れて、膝がやや曲がった状態にしているほうが楽だと思います。
太ももの付け根から脚全体にクッションを入れ、下半身をやや高くしておくと楽なケースもあります。
いずれにせよ、長時間同じ姿勢でいるとそのまま固まっていきますので、
夜寝る時以外は極力体のどこかを動かすように意識してください。
⑥食べ過ぎに注意し、水分をしっかりと取りましょう。
胃腸を休め、体内の水分代謝を促すことをおすすめします。
※①〜③に関しては、こんなに痛いのにそんなことできるか!!と、思われるかもしれません。
もちろん、体を1ミリも動かせられないようなタイミングでは、まずは気を落ち着かせることから始めてください。
深呼吸を何度も繰り返し、少し落ち着いたら水分を取りましょう。
あくまで、その場にしゃがみ込んでしまったり、うつ伏せの格好でその場に伏せ込んでしまったりのないように、
との思いでお伝えしています。
なにせ、「安静にしすぎない」が鉄則です。
◯ぎっくり腰に治療は必要!?
ヘルニアや坐骨神経痛、骨折(特にご高齢の方)などを併発していない限り、
ぎっくり腰は放っておけば2週間ほどで治ります。
その点は安心していただければと思います。
しかし、「2週間も悠長に待てない」「この痛みを早急に改善したい」、そのような場合は治療をおすすめします。
また、ぎっくり腰の再発を予防するためには、根本治療が必要です。
痛みを我慢している状況は、体に別の代償を払っている時間となります。
つまり、体の歪みや悪いクセを助長させていることになります。
早期に治療を開始し、痛みに対する治療と、根本的な原因を解消する施術を同時に進めていくことが、
ぎっくり腰の治療法と考えています。
◯最後に
ここまでご覧になっていただきありがとうございました。
おそらく、辛さを我慢しながら読み進めてくださっていたり、
もしかしたら、ご家族のどなたかがぎっくり腰になってしまった方が、このブログにたどり着いてくださったの
かもしれません。
ほんとに!?
と思うような内容があったかもしれませんが、この度のブログは全て私の実体験と、
当院に来られたぎっくり腰患者さんに、自宅ケアとしてお伝えしている内容をもとに書かせていただきました。
ですから、信用してくださって大丈夫ですよ。
また先述の通り、
「悠長に治るのを待っていられない」
「辛い痛みを少しでも改善させたい」
「ぎっくり腰が再発しないように根本的な治療を受けたい」
そのようにお考えの方がおられましたら、ぜひ当院でお手伝いさせてください。
ぎっくり腰の現状についてのことや、その他にも何か気になることがあれば、
お気軽にメッセージいただければ幸いです。
不安は痛みを大きくさせます。もしお一人で痛みに耐えられているようでしたら、迷わずご連絡くださいね。
この度のブログ記事がぎっくり腰にお困りの方にとって、
少しでもお役に立つ内容となっていれば幸いです。
いしだ鍼灸整骨院は完全予約制・自費診療専門で治療をおこなっています。
西条市、新居浜市、今治市でお体にお困りの方はぜひ一度当院へお越しください。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)