「右側の耳の前あたりが痛くて口を開けられない」

 

「変わったことといえば、転職して小型のインカムを耳に装着するようになったことです」

 

「顎関節症がひどくなってきて、歯磨きをするのも一苦労」

 

今回のブログは顎関節症について書きました。

実は最近、顎関節のトラブルでお困りになられた患者さんのご来院が続いていました。

そして、患者さんにはある共通した傾向がありました。

 

もしかしたら、今このブログをご覧になられているあなたにも関係しているお話かもしれません。

そして、このブログがお困りを解消するきっかけになる可能性を秘めています。

5分程度で読み終えられる内容ですから、ぜひ一度ご覧ください。

 ◯はじめに

 

こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

今回は、顎関節症で右側の耳の前あたりが痛む、右側の奥歯で物が噛めない、

口が開きにくい、そういったお悩みの方に向けてブログを書きました。

 

内容としては、右側の顎関節が痛む原因やおすすめの解消方法をお伝えしています。

 

実はこのブログですが、実例をもとに書かせていただきました。

もしかしたら、同じようなお困りを抱えている方がおられるかもしれませんので、

そういった場合にはぜひ最後までご覧いただき、お役立てください。

 

まず初めに、今回のブログを書こうと思ったきっかけが2つあります。

 

1つ目は、

お仕事で小型のインカムやヘッドセット(耳の穴に挿入するタイプ)を耳に装着している方数名から、

顎関節症について相談をいただくことがありました。

 

そして、実際にインカムやヘッドセットの影響がどのようなものか、私自身が擬似体験をすることでわかったこと、

さらに、患者さんへの治療の介入方法と効果的だったセルフケアをご紹介していきます。

 

2つ目ですが、

顎関節の痛みは長期化すると難治性になりやすく、

さらには、肩こりや頭痛、めまいなどの症状につながる可能性が高いため、

早期に改善に向けた取り組みを始めていただきたいからです。

 

ですので、今回のブログをご覧いただき、ぜひ、顎関節が痛む原因や解消方法を知っていただければ幸いです。

お時間の許すようであれば、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

◯右側の顎関節が痛む原因とは

 

早速ですが、どうして両方ではなく片側の顎関節が痛むのでしょうか。

というよりも、両方の顎が同時に痛んだり、何か支障をきたしたりすることは少ないように思います。

 

一般的には、姿勢が悪くなっていたり、

骨格にズレやゆがみが生じていたりすることも原因のひとつだとされています。

 

他にも、頬杖(ほおづえ)をついていたり、片側の歯ばかりで咀嚼する傾向があると、

顎関節や筋肉に不均衡な負担をかけるため、顎関節症を引き起こす要因となることが知られています。

 

そのような中で、お仕事で小型インカムを耳に装着(挿入)している患者さんを数名治療した経験から、

顎関節のトラブルの改善に対するヒントを得ました。

 

ただ、医療論文などを探しても、

“インカムを片側だけ使用することが顎関節症と関連する”というデータは明確には見つかりませんでした。

 

しかし、前述のように、片側に負担をかける行動が顎関節症の原因になる可能性は指摘されています。

その点では、片側にだけインカムやヘッドセットを装着することで、片方の耳まわりにだけ物理的な負荷がかかります。

 

何より、耳の穴に異物を挿入することで、直近にある顎関節の動きが制限されます。

 

耳の穴に指を入れて口を開けたり閉じたりするとわかるのですが、

穴の入り口あたりなど、比較的浅いところでも、関節が動いていることを感じ取れると思います。

実際にこの付近まで装具の一部が入っているとすれば、顎関節の動きを制限するように影響していると考えています。

 

極端なイメージかもしれませんが、片側の顎関節にだけ負荷がかかる様子はまるで、

右側のタイヤがパンクした状態で車を走らせているようなものです。

パンクした側に車体が傾き、どんどん負荷がかかっていきます。

顎関節も動きを制限されている側には負荷がかかるようになっていきます。

 

 

顎関節の痛みや口の開閉への支障について、原因がインカムの装着によるものと確定したわけではありません。

ですが、実際にインカムを装着してお仕事をされている方を治療するケースが数例あり、

その方達が顎関節に関連する症状や日常生活上の支障にお困りになられていたため、関連性を考察しました。

 

また私は、休日の二日間を使って、インカム装着の擬似体験と称し、

右耳にだけイヤホンを装着したまま生活をしてみました(お風呂と睡眠時は除く)。

 

その結果を踏まえ、インカム(耳の穴に挿入するタイプ)の片側装着と顎関節症との関連性を私なりに考察し、

ご紹介させていただきます。

 

結論からお伝えすると、二日間の装着だけで、

触ると痛むようになったり、不快を感じたりするようになった身体部位がありました。

 

そして、そういった身体部位は顎関節を動かす筋肉や、頭の位置を安定に保持するための靭帯や、

首をスムーズに動かすための関節のまわりに集中していることがわかりました。

 

また、インカム使用の患者さんたちを治療する際にも、これから紹介していく身体部位は、

とても大切な施術ポイントとなっていました。

 

ここからは、たった二日間ではありますが、

擬似体験によって確認できた身体変化のあるポイントを4つお伝えしていきます。

さらに、顎関節症の改善や予防に効果的なセルフケアを4つのポイントに関連付けてご紹介していきます。

 

 

◯右側の顎関節症の時にやってほしいセルフケア

 

早速ですが、顎関節症やアゴの痛み、口が痛くて開かない、

そういった方におすすめのセルフケアを4つお伝えしていきます。

 

この4つは、実際に私が右耳にインカムをつけたまま二日間過ごした際に、

硬くなっていた場所や、違和感や不快感を覚えたポイントになります。

 

まず、身体変化の現れた場所です。

①こめかみから耳へ向かう一帯

②耳たぶの前方あたり(噛み締めるとグッと盛り上がりがわかるところ)

③下顎の裏側(エラと表されやすい骨の裏側)

④後頭部の骨の下(”ぼんのくぼ”と呼ばれるあたり)

そしてやはり、イヤホンを右側に装着していたことで、体の右側に変化が現れていました。

  

 

ではここからは、①〜④に対するセルフケアの方法をご紹介していきます。

 

①こめかみ周辺の筋肉のケア

こめかみの位置から耳の前あたりまでの範囲を心地良いぐらいの刺激でマッサージします。

おすすめは、人差し指と中指をそろえて前回しにマッサージをします。

黒矢印の幅を3〜4分割にして、

1ヶ所につき10回まわしたら次の位置、という感じでリズムよく行ってください。

 

②顎の角部分の筋肉のケア

耳たぶから指2~3本分前方に、硬くなりやすいポイントがあります。

(痛みのない時に噛み締めると、グッと力が入って盛り上がる場所です)

硬さを感じるとか、触ることで刺激をともなうような場所があればそこでOKです。

①と同様に、10回前回しを行ってください。

 

③顎の骨の裏側のケア

ここにも、内側翼突筋(ないそくよくとつきん)という顎を動かすための筋肉があります。

顎の裏側で、顎先から顎の角までの幅を3等分(画像のa〜cのようにだいたいでOK)にして、

1ヶ所につき5秒間ずつ、親指を使って持続圧を加えます。

5秒押さえたら次のとこ、5秒間押さえたら次のとこといった感じで、テンポよく進めてください。

3回ずつ刺激できたら終了です。

  

 

④後頭部にあるツボのケア

耳の後ろにある骨の突起を見つけ、そこからさらに内側に入ると凹みがあります。

実はここには風池(ふうち)というツボがあるのですが、こちらも硬くなっていたポイントです。

風池は肩こりや頭痛の治療にも使われるツボで、顎関節の不調の際にも何かしらの反応を伴う場所です。

 

右側の風池なら、左目に向けるようなイメージで、親指を使って押してください。

ジワーッと10秒間押したら5秒休むという一連を3~5回行います。

グッグッと押すのではなく、痛気持ちいいぐらいの持続圧を与えてください。

①~③は片側ずつだとやりにくいので、両側同時に行なっていただくほうがいいと思います。

  

 

以上4つのセルフケアをお伝えしました。

これらを朝昼晩、または、各食事前に行なってください。

また、入浴中など、体がリラックスしている時に行うこともおすすめです。

 

軽症であれば、3~4日の継続で症状の変化が現れると思います。

まずは1週間の継続を目指していただきます。

 

 

◯顎関節の痛みや口の開きにくさが長引く理由とその対策

 

顎関節は小さな関節ですが、「食べる」「喋る」という動作に関わるため、ひっきりなしに動きます。

 

また、下顎をブランコのようにぶら下げている構造なので、

関節には常に引き下げられるような負荷がかかっており、それらを持ち上げようとする作用が働いています。

 

そして、緊張やストレスにさらされると、

食いしばりや過剰な噛みしめを起こし、力が入りっぱなしになっていることもあります。

このように、仕事が多い上にデリケートな特徴を持ち合わせています。

なので、もし症状が和らいできても、2週間~1ヶ月の間は、セルフケアを継続していただきたいです。

 

そして、冒頭にもお伝えしているように、姿勢に気をつけたり、頬杖を付かないように意識したり、

片側の歯だけで咀嚼するといったことにも注意を払うようにしていただければ、よりセルフケアの効果が高まります。

 

特に、以下のような点に注意していきましょう。

①片足重心の立ち方や、脚を組む姿勢に気づいたら止めるようにする

②鏡を見て顔の傾きがあるようなら、補正してその時の感覚を覚えておく

③座っている時は、猫背になっていたら気づいたタイミングで姿勢を正す

④硬いものを噛むことを控え、前歯を使って咀嚼する

 

姿勢に関するコツは「気づいたら戻す」ぐらいの感じがいいです。

良い姿勢を意識するあまりに、常に肩肘を張った様子になると、逆効果になる場合があります。

 

 

◯まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は顎関節症についてブログを書きました。

 

特に、右側の顎関節の痛み、口の開閉がしにくい、そういったお困りに対して、

原因や解消につながるセルフケアをご紹介しています。

 

また、小型のインカムやヘッドセットを使用している患者さん数名のお体には、共通点があることがわかりました。

さらに、私も自らインカム使用の擬似体験を行い、その結果と上記共通点との関係性の深さに注目し、

治療に関連づけることができたこと、そして、セルフケアとして効果的な方法をお伝えできるようになりました。

 

ブログ内でご紹介させていただいた4つのセルフケアの方法は、決して難しいものではありません。

まずは1週間、朝昼晩の3回を意識して継続してください。おすすめは食事の前です。

余裕があるようであれば、入浴中や就寝前にも行なっていただきたいです。

 

少しずつ変化を感じられるようになっていくはずですが、

顎関節は小さな関節なのに、役割も多く、そしてブランコのように下顎をぶら下げているため、

危険にさらされた環境にあるので、改善がしにくいこともあります。

 

また、長期化していくうちに、肩こりや頭痛、めまいなどの症状につながる可能性もあります。

さらに、関節の中のクッション材(背骨ならヘルニアで有名な椎間板のこと)が傷んでいる場合には、

手術の適応になることもあります。

 

もし、セルフケアを1週間継続しても変化のない場合や、症状が悪化していくようであれば、

その時はセルフケアを中止し、一度、歯科や整形外科を受診していただくことをおすすめします。

 

また、柔道整復師や鍼灸師のいる施術所でも、専門的な判断や的確な対処を受けることができます。

当院でも顎関節に関するトラブルには専門性を持っていますので、お困りがありましたら一度ご相談ください。

 

今回のブログが顎関節の痛みや開口障害などにお困りの方のために、有益な情報となっていることを願います。

最後になりましたが、少しでも早く、お困りの状態から改善されることを心より祈念いたします。

 

 

◯当院の詳細について

 

※当院は完全予約制・自費診療専門の鍼灸整骨院です。

 

※施術料金

初回:12,800円(税込)

2回目以降:9,800円(税込)

 

いしだ鍼灸整骨院

 〒799-1353 西条市三津屋南9-3
ホワイトコート三津屋G号

0898-64-2633

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〈診療時間〉
月・火・水・金曜日
9:00-20:00
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休診日
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もっと当院について知りたい方は、当院ホームページをご覧ください。

患者さんの声などもご紹介させていただいております。

 

 

 

 

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 石田 将太郎 監修)

 

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