◯手話を学び続けています
こんにちは。
いしだ鍼灸整骨院アシスタントの亀岡です。
突然ですが、初めての場所に行くときって、ちょっと緊張したり、
「うまく伝えられるかな…」などと不安になったりしますよね。
私自身も初めての場所に行くときはドキドキして、
受付の窓口などで名前を言うだけでも少し身構えてしまうことがあります。
さらに、耳の聞こえない方にとっては、その不安がもっと大きいのではないかと思います。
だからこそ、ろう者の方々がお体の不調にお困りになった際に、
少しでも安心して当院へご来院いただけるように、今回のブログを書きました。
このブログでは、
• 私が手話を学び始めたきっかけ
• 実際に耳が聞こえない方と接して感じたこと
•日常の学びや工夫
• 当院での取り組み
についてお話ししたいと思います。
◯手話との出会い
実は、私には生まれつき耳の聞こえない妹がいます。
幼いころから、妹と遊ぶときは「声」ではなく「手」や「表情」で伝えることが当たり前でした。
たとえば「一緒に遊ぼう」と誘うときも、言葉ではなく手を振ったり、笑顔を向けてみたり。
そこで、もっとしっかり気持ちを伝えたいと思うようになり、家族で手話サークルに通い始めました。
妹がよちよち歩きをしていた当時、私が幼稚園児だった頃に遡ります。
最初の頃は、手の形を覚えるのにも時間がかかり、「これで伝わっているのかな?」と
不安になることも多かったです。でも、私が一生懸命に手を動かすと、妹がパッと顔を輝かせるんです。
その瞬間に「あ、今ちゃんと伝わったんだ!」と実感できて、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
手話で気持ちを伝えることで、自然と心の距離が近づいていくことを実感し、
「もっと手話で思う存分に話したい」という思いが強くなっていったのを覚えています。
その経験が、私が手話を学び続ける大きな原動力になりました。
◯手話を学んでいる中での気づき
妹との関わりがきっかけで始めた手話ですが、今も学びを続けています。
・週に1回、自治体が開催している手話講座に通い、基礎から改めて学び直す
・地域の手話サークルに参加して、ろう者の方と直接交流しながら自然な会話を練習する
・日常の中でもろう者の方と積極的に会話する
こうした積み重ねの中で、少しずつ「実際の会話で使える表現」が増えてきました。
毎回の学びの中で「なるほど、こういう時はこう表現するんだ!」と発見があり、それを実際の場面で活かせると、
とても嬉しくなります。
もちろんまだまだ勉強中ですが、今できることを一歩ずつ増やしているところです。
◯ろう者の方々が少しでも安心していただけるように|当院での工夫
当院には、肩こり・腰痛・関節の痛みなど、さまざまな体の不調で多くの方が来院されます。
でも、初めての場所に行くのは、誰でも不安や緊張を感じるものですよね。
耳の聞こえない方だと、
「受付でどう伝えればいいのかな?」
「症状を分かってもらえるかな?」
とさらに不安になることがあると思います。
私はまだ勉強の途中ですが、幼少期から妹と手話で対話をし続けてきた経験を活かし、
受付でのお名前の確認や施術の流れの説明なども手話で対応が可能です。
もちろん完璧ではありませんが、筆談やジェスチャーと合わせながら進めていきます。
また、事前にLINEでやり取りしていただければ、当日の流れなどを文字でお伝えすることも可能です。
「伝わらなかったらどうしよう…」という不安を少しでも和らげるお手伝いができればと思っております。
◯手話を必要とする患者さんからのお声に感謝
実際に、ろう者の患者さんにも当院に通っていただいています。
ある患者さん(仮名:Yさん)は、最初の来院時、とても緊張されていました。
受付で「こんにちは」と手話で伝えると、驚いたように目を見開かれ、その後少しずつ表情が和らいでいきました。
手話や筆談、ジェスチャーを交えながらやり取りを進めていくうちに、笑顔を見せてくださるようになり、
治療中も施術室にご一緒させていただき、院長先生とのやりとりを通訳するようにしていることで、
初診を終えた時、Yさんはこう言ってくださいました。
「受付の方が手話を使えると分かって、本当に安心しました」
その言葉をいただいたとき、人のお役に立てた実感を心から得ることができて、なんとも言えない高揚感がありました。
その反面、まだまだ手話能力の未熟さを痛感し、レベルアップのために新たに学びをスタートすることを決心しました。
今では週に一度「手話奉仕員養成講座」「手話サークル」に参加して実践を積み、
オンラインでの自主学習を欠かさず行っています。
また、今年の10月には「全国手話検定試験」を控えています。
必ず合格して、今よりももっと、ろう者の方々のお役に立てるように頑張りたいです。
◯安心してご来院ください
耳の聞こえない方にとって、通院にはさまざまな不安があると思います。
• 受付でのやり取り
• 問診での症状の説明
• 施術中の体勢や痛みの確認
そうした場面でも、当院では手話や筆談、指文字やジェスチャーを使いながら、
安心できる方法を一緒に探していきます。
「ちゃんと伝えられなかったらどうしよう…」と思われても大丈夫です。
院長先生も優しいお人柄ですのでご安心いただけると思います。
一つ一つ確認しながら、一緒に進めていきましょう。
不安がある場合は、まずはLINEでご相談いただければと思います。
私自身も、これからもっと手話を学び続けて、できることを少しずつ増やしていきます。
◯まとめ
今回のブログでは、私自身が手話を学び始めたきっかけや、聴覚に障がいのある方と接して感じたこと、
そして当院での取り組みについてお伝えしました。
妹との経験を通して「伝わった!」と感じられる喜びを知り、安心して会話できる環境の大切さを
学んできました。その思いは、今の私の原点となっています。
また、聴覚に障がいのある方が初めて来院される際には、受付や問診、施術中などさまざまな
場面で不安を抱かれることがあります。
その不安を和らげるために、当院では手話や筆談、ジェスチャーを取り入れながら、
一緒に安心できる方法を探しています。
実際に通院されている患者さんからは「手話で対応してもらえて安心した」との声をいただき、
私自身も大きな励みになっています。
これからも「ここなら大丈夫」と感じていただけるよう、手話の学びを続けていきます。
もし来院に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にLINEでご相談くださいね。
あなたにとって「安心して通える整骨院」になれたら、とても嬉しいです。
ご相談・施術予約はこちらから|当院の詳細について
※当院は完全予約制・自費診療専門の鍼灸整骨院です。
当院ホームページから、Q&A、患者さんからのお声などもご覧ください。
ご予約に関しましては、24時間ご利用可能なネット予約、またはお電話にてお問い合わせください。
疑問質問などは当院の公式LINEをご利用ください。
こちらも24時間ご利用可能ですが、休診日の返答については控えさせていただきます。
〈公式LINEQRコード〉
ブログ、YouTube公式チャンネルによる健康情報も随時更新しています。
ぜひチャンネル登録をしていただき、ご覧ください。
※施術料金
初回:12,800円(税込)
2回目以降:9,800円(税込)
もっと当院について知りたい方は、当院ホームページをご覧ください。
特別にご許可をいただいた患者さんとのインタビュー動画もご紹介させていただいております。
(いしだ鍼灸整骨院 アシスタントスタッフ 亀岡みゆき 監修)