「週に3回欠かさずグラウンドゴルフに行っているんですが、今年の夏の暑さは異常に堪える…」

 

「実は去年も、夏の疲れが響いて大変な目にあった。今年もそれが心配です」

 

ご来院されている70代の女性患者さんから、そのようなお話を伺いました。

 

当院の近くには大きなグラウンド付きの公園があり、

毎朝シニアの方々が集まってグラウンドゴルフを楽しまれる姿をみます。

 

最近は8時にもなれば、気温が30℃近くまで上昇していますので、体力の消耗や身体負担は計り知れません。

また、そのような様子を心配されているご家族の方々がおられることも事実です。

 

実際に、シニアのゴルフプレーヤーの方が、夏バテや体調不良の治療で当院をご利用になることもあります。

週に3日、毎日3時間程度は練習をされると伺います。

 

夏の暑さは心肺機能にダメージを与えるため、決して無理をしないようにとお伝えしますが、

お年をめいてくると、身体不調や脱水状態に気付きにくくなっていくため、

やはり周囲の人々の注意付けも必要と考えています。

 

この度のブログを通じ、猛暑を乗り切るための体調管理方法を身につけていただきたいと思います。

そして、ご家族や周囲の方々とも知識を共有し、

互いに助け合える関係性や環境づくりのきっかけになることを願います。

 

 

◯はじめに

 

こんにちは。愛媛県西条市にあるいしだ鍼灸整骨院院長、石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

猛暑の季節になりましたね。特にシニアの方々にとって、この時期は体調管理が非常に重要になっていきます。

暑さによる体調不良や熱中症のリスクが高まり、不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

私も以前、高齢の祖父母の夏場の体調管理に悩んだ経験があります。エアコンの使用を控えがちだったり、

水分補給が不十分だったりと、様々な課題に直面しました。そのため、皆様の不安や心配は他人事とは思えません。

 

この記事では、シニアの方々が安全に、

そして快適に夏を過ごすための体調管理と予防法について詳しくお伝えしていきます。

熱中症や脱水症状などの健康リスクを軽減し、活力ある夏を過ごすためのヒントをご紹介します。

 

一緒に、この猛暑を乗り切る方法を探っていきましょう。皆様の健康と安全が第一です。

この記事を通じて、少しでも皆様の不安が解消され、自信を持って夏を迎えられるようになることを願っています。

早速、シニアの方々のための夏の体調管理について、具体的な対策を見ていきましょう。

 

 

◯グラウンドゴルフをされるシニアに多い夏の体調不良の原因

 

 

シニアの方々が夏に体調を崩しやすい原因には、いくつかの要因があります。

これらを理解することで、より効果的な対策を立てることができます。

 

まず、加齢に伴う体の変化が大きな要因です。年を重ねるにつれて、体内の水分量が減少し、

のどの渇きを感じにくくなります。そのため、気づかないうちに脱水状態に陥りやすくなります。

また、汗腺の機能も低下するため、体温調節能力が若い頃に比べて落ちてしまいます

 

次に、慢性疾患の影響があります。

高血圧や糖尿病、心臓病などの持病がある方は、暑さによるストレスに対して体が上手く対応できないことがあります。

例えば、高血圧の方は血管が収縮しやすく、熱を逃がしにくい体質になっているため、熱中症のリスクが高まります。

 

さらに、服薬の影響も見逃せません。

利尿剤や一部の降圧剤は体内の水分量を減少させる作用があるため、脱水のリスクを高めます。

また、睡眠薬や抗うつ薬などは体温調節機能に影響を与える可能性があります。

 

生活習慣も重要な要因です。エアコンの使用を控えたり、水分補給を忘れたりすることで、

知らず知らずのうちに体調を崩してしまうことがあります。

特に独り暮らしのシニアの方は、周りに注意を促してくれる人がいないため、より注意が必要です。

 

最後に、活動量の低下も見逃せません。

外出を控えがちになることで、体力や筋力が低下し、暑さへの耐性が弱まってしまうことがあります。

これらの要因が複合的に作用することで、シニアの方々は夏の体調不良に陥りやすくなります。

 

 

◯猛暑によるシニアの健康リスクとその対策

 

 

猛暑は、シニアの方々にとって深刻な健康リスクをもたらします。

ここでは、主な健康リスクとその具体的な対策について詳しく説明していきます。

 

最も危険なのは熱中症です。

熱中症は、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなる状態です。

 

初期症状として、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などが現れます。

重症化すると意識障害や痙攣を引き起こす可能性があり、最悪の場合、生命の危険もあります。

 

熱中症の予防には、こまめな水分補給が不可欠です。ただし、水だけでなく、適度な塩分も必要です。

/2~1/3程度に薄めたスポーツドリンクや経口補水液を活用するのも良いでしょう。

 

また、室温管理も重要です。エアコンや扇風機を活用し、室温を28度以下に保つことが推奨されています。

外出時は日傘や帽子を使用し、日陰を歩くなど、直射日光を避ける工夫も大切です。

 

次に、脱水症状に対する注意喚起です。

シニアの方は、のどの渇きを感じにくくなっているため、意識的に水分を摂取することが大切です。

目安として、1日に1.2リットル以上の水分摂取が推奨されています。

ただし、心臓や腎臓に持病がある方は、主治医に相談の上、適切な摂取量を決めましょう。

 

また、睡眠障害も見逃せません。

暑さで寝苦しくなり、十分な睡眠が取れないことで、日中の体調不良につながる可能性があります。

寝室の温度管理や、就寝前の軽いストレッチ、ぬるめのお風呂などでリラックスすることが効果的です。

 

さらに、食欲不振にも気をつけましょう。暑さで食欲が減退し、必要な栄養が摂取できないことがあります。

こまめに少量の食事を取る、冷たい食べ物を活用するなどの工夫が有効です。

特に、タンパク質やビタミン、ミネラルの摂取を心がけましょう。

 

これらの対策を日々の生活に取り入れることで、猛暑による健康リスクを大幅に軽減することができます。

ただし、体調の変化には個人差があるため、自分の体調をよく観察し、少しでも異変を感じたら無理をせず、

早めに休息を取ることが大切です。

 

 

◯猛暑の影響を引きずるな!快適生活を送るための知識

 

 

猛暑を乗り切るための対策は、日々の生活の中で実践できるものが多くあります。

ここでは、シニアの方々が自宅で簡単に行える予防法とケアについて、具体的にご紹介します。

 

まず、室内環境の整備が重要です。エアコンの使用を躊躇する方も多いですが、

熱中症予防のためには適切な使用が不可欠です。

室温は28度以下、湿度は60%前後に保つことが理想的です。

 

ただし、急激な温度変化は体に負担をかけるので、外出時は徐々に体を慣らすようにしましょう。

扇風機を併用すると体感温度を下げる効果がありますので、一緒に稼働させましょう。

 

水分補給の工夫も大切です。のどが渇く前に水分を摂るよう心がけてください。

目覚めたときや食事の前後、入浴の前後など、日課に合わせて飲む習慣をつけるのが効果的です。

 

また、経口補水液を常備しておくと、万が一の脱水時に役立ちます。

夏バテ予防には、梅干しやレモン、スイカなどの水分を多く含む食品も有効です。

 

衣服の選び方も重要です。通気性や吸湿性の良い素材を選び、ゆったりとしたデザインのものを着用しましょう。

外出時は日よけ対策として、帽子や日傘の使用も忘れずに。

最近では、冷感素材のタオルや衣類なども豊富に出回っていますので、活用するようにしてください。

 

体を冷やす工夫も効果的です。

首や手首、足首など、血管が表面近くを通っている部位を冷やすと、全身の体温を下げる効果があります。

保冷剤やアイスノンを活用したり、冷たいタオルを当てたりするのも良いでしょう。

 

入浴時はぬるめのお湯(38-40度程度)に短時間(10分程度)浸かり、のぼせないよう注意しましょう。

 

適度な運動も大切です。

ただし、暑い時間帯の激しい運動は避け、涼しい朝や夕方に軽い散歩やストレッチを行うのが理想的です。

室内でも、座ったままできる簡単な体操を取り入れると良いでしょう。運動後は必ず水分補給を忘れずに。

 

最後に、体調管理のための日々のチェックの大切さを覚えていてください

体重や体温、血圧などを定期的に測定し、記録をつけておくと、体調の変化に早く気づくことができます。

特に、一人暮らしの方は、家族や近所の方に定期的に連絡を取り、体調を伝え合うことをおすすめします。

 

これらの予防法とケアを日常生活に取り入れることで、猛暑を健康に乗り切ることができます。

無理せず、自分のペースで実践していくことが大切です。

 

 

◯まとめ

 

 

猛暑の季節を健康に過ごすことは、シニアの皆様にとって大きな課題ですが、

適切な知識と対策があれば十分に乗り越えられます。

 

この記事では、シニアの方々が直面しやすい夏の体調不良の原因や、猛暑がもたらす健康リスク、

そしてそれらへの対策について解説させていただきました。

 

重要なことは、自分の体調の変化に敏感になり早めの対策を心がけることです。

のどの渇きを感じる前に水分補給を行う適切な室温管理を行う、無理のない範囲で適度な運動を継続するなど、

日々の小さな習慑の積み重ねが大きな効果を生みます。

 

そして、家族や周囲の方々との連携も大切です。

一人暮らしの方は特に、定期的に誰かと連絡を取り合い、体調を確認し合うことをおすすめします。

コミュニティの中で互いに気遣い合うことで、より安心して夏を過ごすことができるでしょう。

 

猛暑対策は決して難しいものではありません。

この記事で紹介した方法を、無理のない範囲で少しずつ取り入れていってください。

体調の変化や不安を感じた際は、迷わず医療機関や専門家に相談することも大切です。

 

最後になりますが、猛暑を乗り切ることは確かに大変なことではあります。

ですが、それは同時に自分の体と向き合い、より健康的な生活習慣を築くチャンスでもあります。

この夏を、より健康で活力ある生活へのステップとして捉えてみてはいかがでしょうか。

 

この度のブログをご覧いただいているあなたが、安全で快適な夏を過ごせることを心より願っています。

体調管理でお悩みの方は、ぜひ当院にもご相談ください。

専門的な観点から、あなたに最適なアドバイスをさせていただきます。

 

 

◯関連ブログもぜひご参考にされてください

【高齢者の熱中症対策】高齢者の冷房嫌いを改善!無理なく過ごせる室内環境づくり

 

 

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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田 将太郎 )

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