50代の女性患者さんからこのようなご相談がありました。
「衣替えを一気にしたら、手足が痺れて治らなくなった」
「床に座っていたら太ももの裏がすぐに痺れてくる」
最近一気に暖かくなって、衣替えを急がれた方もおられたと思います。
もし、家族中の衣替えをひとりで抱えるとなれば、その負担は大きなものとなります。
座ったままや立ちっぱなしの時間が長くなるため、痺れが起きやすいことも事実です。
そこでこの度は、衣替えシーズンの女性に多い「痺れ」に対してブログを書きました。
お困りの方がおられれば、一読していただくと必ずお役に立てる内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください。
◯はじめに
こんにちは。
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
春や秋の衣替えシーズンになると、女性の中には手足の痺れに悩まされる方が多いのではないでしょうか。
血行不良が原因で痺れやだるさ、冷えなどの不調が現れることがあります。
そのような症状でお悩みの方は、日常生活にも支障をきたし、辛い思いをされているかもしれません。
自分でできる対処法を知りたい、少しでも楽になりたいとお考えの方も多いでしょう。
当院でも、血行不良による痺れを訴える患者さんが衣替えシーズンには増える傾向にあります。
そこで今回は、血行不良が引き起こす痺れの原因と、
ご自宅でもできる血行促進を助ける方法についてお伝えしていきたいと思います。
痺れでお悩みの皆さまが、少しでも症状が和らぎ、快適な日常生活を送れるようになることを願っています。
ぜひ最後までご覧いただき、ご自身に合ったケア方法を見つけていただければ幸いです。
◯衣替え時に多い血行不良の具体的な原因とは
衣替えシーズンに血行不良による痺れが多くなる原因には、以下のようなものが挙げられます。
①急激な気温の変化
春や秋は寒暖の差が激しく、気温の変化に体が順応しきれないことがあります。
気温が下がると血管が収縮し(ちぢむ)、血流が滞りやすくなります。
特に手足の末端は影響を受けやすく、血行不良から痺れが起こりやすくなります。
②薄着になることによる体の冷え
衣替えの時期は服装も変わるため、急に薄着になることで体が冷えやすくなります。
ファッションを優先するあまり、体を冷やす服装になっていることもあるでしょう。
下着の着用も季節に合わせて調整することが大切です。体が冷えると血管が収縮し、血行不良を招きます。
③座りっぱなしの姿勢や運動不足
デスクワークが多い現代人は、長時間同じ姿勢で座り続けていることが多いものです。
座り姿勢を続けていると骨盤周辺の筋肉が緊張し、血流が滞る原因になります。
また、運動不足も血行不良につながります。適度な運動習慣がないと、全身の血流が滞りがちになります。
このように、衣替えシーズンには血行不良を引き起こしやすい環境要因が重なることで、
手足の痺れなどの症状が現れやすくなります。
ご自身の生活を振り返り、血行不良につながる習慣がないか見直して見ることも、
痺れを予防するためにはとても大切なポイントだと考えています。
◯日常で取り入れやすい身体を温める食事と血行促進の習慣
血行不良による痺れを改善するには、身体を内側から温め、血流を良くする工夫が有効です。
ここからは、日常生活に取り入れやすい食事と習慣についてご紹介していきます。
まずは食事について。
身体を温める食材を積極的に取り入れることで、血行を促進することができます。
具体的には、根菜類(大根、にんじん、ごぼうなど)、生姜、にんにく、ネギ、玉ねぎなどの、
温性の食材がおすすめです。
これらの食材を使ったスープや炒め物、煮物などを献立に加えてみましょう。
また、季節外れと感じるかもしれませんが、鍋料理やおでんなど、身体を温める料理もおすすめです。
反対に、冷たい食べ物や飲み物は血管を収縮させ、血行を悪くする可能性があるので、
できるだけ避けるようにしていきましょう。
“冷えは万病の元”と言われるように、身体を冷やさないよう心がけることが大切です。
次に、血行を良くする習慣としては、入浴やマッサージ、ストレッチがおすすめです。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に20分ほどゆっくり浸かる入浴は、全身の血行を促進する効果があります。
入浴剤を使ったり、半身浴を取り入れるのも良いでしょう。
就寝前の入浴習慣は、血行を良くして痺れを改善するだけでなく、
心身をリラックスさせ、熟睡にもつながります。
また、セルフマッサージも血行促進に効果的です。
手のひらで優しく円を描くようにマッサージをすることで、凝り固まった筋肉をほぐし、
血流を良くすることができます。
痺れのある部位を中心に、全身をマッサージするのがおすすめです。
描く円の方向には特別にこだわる必要はありません。
心地良さを感じる程度の力加減で、少し物足りないぐらいにしておくことがセルフマッサージのコツです。
テレビを見ながらでも、ベッドの上でも行えるので、ぜひ習慣にしてみてください。
そして、こまめに身体を動かすことを心がけることも大切です。
こまめな水分補給とともに、トイレに行く際は遠回りをするなど、意識的に歩く機会を増やしましょう。
血行不良の改善には、温かい食事と適度な運動習慣を継続することが何より大切です。
ライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を取り入れてみてくださいね。
◯毎日続けたい血行促進のためのストレッチの紹介
ここでは、手軽に始められて毎日続けやすい、血行促進に効果的なストレッチをご紹介します。
椅子に座ったままでもできるものもあるので、デスクワークの合間などに実践してみてください。
①足首まわし
椅子に座った状態で片方の足を反対の太ももの上に乗せ、
足首を内側に10回、外側に10回、ゆっくりまわします。
この時、手で持って回すのではなく、足の力で足首をまわします。
反対の足も同様に行います。
このストレッチを行うことで、足首から下の血行を良くすることができます。
②ふくらはぎのストレッチ
立った状態で、片足を後ろにひき、前の足に体重をかけます。
この時、後ろの足のかかとは床につけたまま、膝を伸ばしてふくらぎをストレッチします。
20〜30秒キープしたら前後の足を入れ替え、反対も同様に行います。
膝裏から足の裏にかけての血行が改善されます。
③太ももの前面のストレッチ
画像のようなポーズをとり、20〜30秒キープするだけでOKです。
体の硬い方は無理をしないでください。
太ももの前に伸びる感覚さえあれば効果がありますので、
膝が地面から浮いていたり、上体が後ろに倒れきらなかったりしていても問題ありません。
④お尻と太ももの裏側のストレッチ
片方の膝を曲げ、胸の方に引き寄せて、両手で膝を抱え込みます。
お尻から太ももの裏側にかけてが伸びていることを感じながら、20〜30秒キープします。
反対側の脚も同様に行いましょう。下半身全体の血流が改善されます。
⑤肩甲骨まわりのストレッチ
肩甲骨周辺の筋肉は凝り固まりやすく、血行が滞りがちです。
①壁に向かって立ち、両手を肩の高さで壁につけます(前にならえの格好で手の平は壁につける)。
②③そのまま両肘を曲げ、壁を押すようにして肩甲骨を寄せます。
5秒キープしたら、ゆっくり肘を伸ばして元に戻します。
これを5回繰り返すことで、肩甲骨周りの血行が改善されます。
以上のストレッチを毎日の習慣にすることで、全身の血行を促進することができます。
テレビを見ながらやベッドの上で行うなど、生活スタイルに合わせて取り入れやすい方法を見つけてください。
ストレッチは無理のない範囲で行うことが大切です。
痛みを感じたり、痺れが強くなる場合は中止するようにしましょう。
◯まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、衣替えシーズンに血行不良で痺れに悩む女性のために、
血行を促進するマッサージやストレッチ方法についてお伝えしました。
急激な気温の変化や薄着による冷え、座りっぱなしの姿勢や運動不足など、
血行不良につながる要因は身近に潜んでいます。
まずは自分の生活習慣をふり返り、血行を悪くするような習慣を避けていくことが大切です。
食事では、根菜類や生姜、にんにくなどの温性の食材を積極的に摂り、身体を内側から温めましょう。
冷たい食べ物や飲み物は控えめにすることも必要です。
入浴やセルフマッサージを習慣にすることで、凝り固まった筋肉をほぐし、血流を改善することができます。
痺れのある場所を中心に、痛みのない力加減で行うことが大切です。
今すぐできるストレッチとして、足首まわしやふくらはぎと太もものストレッチ、
お尻から太ももの裏側のストレッチ、肩甲骨周辺のストレッチをご紹介しました。
デスクワークの合間や、テレビを見ながらなどといったように
ライフスタイルに合わせて毎日続けられる方法を見つけてみてくださいね。
血行不良は、放っておくと全身に影響を及ぼす可能性があります。
痺れなどの症状が続く場合は、我慢せずに整骨院や鍼灸院に相談することをおすすめします。
プロの手による施術で血流を改善し、痺れを根本的に改善することができるはずです。
ご自身でできるケアと専門家の力を上手に取り入れながら、
快適な毎日を過ごしていただきたいと思います。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)