お祭りや旅行で子どもと歩き回った後、決まって腰が重くなる…
歩く時間が長くなると、「またぎっくり腰になるんじゃないか」と不安がよぎる…
湿布も、動画で見つけた股関節や脚のセルフケアも、効いている気がしない…
そのようなお悩みはありませんか?

子育て中のお母さんにとって、お子さんとのお出掛けは楽しみであると同時に、「また腰が…」という心配の種になっていることがあります。
平日はお仕事、休日はお子さんとのお出掛け。ご自身の腰のことは、つい後回しにしながら、よくここまで頑張ってこられたと思います。
今日は、旅行やお祭りの後に繰り返す腰痛の、意外な原因についてのお話です。
だんじり・太鼓台の季節、お母さんの腰痛相談が増えます
こんにちは。愛媛県西条市のいしだ鍼灸整骨院、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
今年はシルバーウィークに旅行へ出掛けてから腰痛に悩むようになったという、小さなお子さんを育てているお母さんやおばあちゃんのご来院が続きました。
そして10月。ここ愛媛県西条市では、だんじりやみこしが繰り出す西条まつり【注1】が、お隣の新居浜市では太鼓台が練り歩く新居浜太鼓祭り【注2】が行われます。「ついてまわりたい!」というお子さんと一緒に歩き回るお母さん・おばあちゃんから、祭りの後の腰痛のご相談をいただくのも、毎年この時期です。
実は、年末に腰痛で来院される患者さんの中には、この時期の疲れが関係している方がおられます。本題とは少しズレる意見ですが、「祭りの後の腰の違和感」は、安易に放っておかないでいただきたいんですよ。
なぜ「動画が教えてくれるセルフケア」では良くならないのか?——盲点は”手をつなぐ”こと
「歩きすぎ 腰痛」「歩いた後に腰がだるい」と検索すると、股関節や脚といった下半身中心のセルフケアが多く紹介されています。実際に私もいろいろと検索してみました。
もちろん、それらが合う方もいらっしゃいます。ですが、小さなお子さんと出掛けるお母さんには、大きな盲点があると私は考えています。
それは、お子さんと”手をつないで”歩いていることです。

旅行の時のことを思い出してみてください。重い荷物をいつも同じ側の肩にかけて歩いていると、反対側の腰や背中がだるくなってきませんか? 小さな手をつないで歩くときも、あれと似たことが起きています。お子さんはいつも同じ側の手。立ち止まれば引っ張られ、走り出せばまた引っ張られ——お母さんの手や腕には、思っている以上の牽引力(引っ張られる力)が、片側だけにかかり続けるのです。
この負荷は、腕から、広背筋(背中に広がる大きな筋肉)や腹筋の外側の繊維へと伝わります。すると姿勢は知らず知らずのうちに横へ傾き(側屈)、背骨を支える体幹の筋肉がバランスを崩して、腰痛を発症するのです。
だんじりや太鼓台を思い浮かべていただくと、分かりやすいかもしれません。あれだけ大きく重い屋台がまっすぐ進めるのは、大勢のかき手が四方からバランスよく支えているからです。もし片側のかき手ばかりに負担がかかれば、屋台は傾いてしまいますよね。背骨を支える体幹の筋肉たちも同じです。片側だけに引っ張られる力がかかり続けると、全体のバランスが崩れ、一部の筋肉に負担が集中してしまうのです。
広背筋や腹筋群、脊柱起立筋(背骨に沿って立つ筋肉)は、体積も面積も大きな筋肉です。大きいがゆえに、少しの緊張やアンバランスが生じただけでも強い痛みを感じさせ、日常の動作を大きく制限します。さらに、これらの筋肉が同時に柔軟性低下を起こしていると、ぎっくり腰を起こしやすくなります。
「下半身のセルフケアを続けているのに良くならない」という方は、原因が脚ではなく、手と腕から伝わる負担にあるのかもしれません。
繰り返すぎっくり腰が、半年止まっているお母さんのお話

昨年から当院に来られている、30代の女性のお話です。
二児のお母さんで、平日は繊維関係の工場でお仕事をされています。お子さんの希望はできる限り叶えたくて、休みの日は外出していることが多い方でした。ところが、お祭りにいきたがるお子さんについて歩き回ると決まって腰痛になり、ぎっくり腰を繰り返すように。湿布やご自身でみつけられた動画のセルフケアも続けましたが、むしろ頻度も程度も悪化していました。
お子さんの期待に応えたい。仕事に差し支えれば家計にも影響する。そう考えて、痛みを抱えながらも立ち止まらずにやってこられた——その頑張りを思うと、思わず胸が詰まりました。
初めて来られたとき、こう話してくださいました。
出産もしたし、きっと骨盤がグラグラだから腰痛になるんだろうなと思っていました。てっきり原因が骨盤や股関節ばかりにあると思っていたので、ここで診てもらって原因までわかってよかったです
当院では、全身の調整に加えて、お尻と太ももの筋肉・足首を安定させるための筋肉の瞬発力や、左右の筋力差をなくす施術を行い、ご自宅では体の側面——背中の側面や脇腹、腹筋の外側面——のストレッチを続けていただきました。
すると3週間後には、週末になると感じていた腰痛が8割以上改善し、朝の腰の重だるさも消えました。以前は2ヶ月に一度程度、ぎっくり腰の予感におびえたり実際にぎっくり腰になったりしていたのが、通院開始から半年間、ぎっくり腰はゼロ。現在は3〜4週間に一度のペースで通院されています。
たまに「ぎっくり腰になるんじゃないか?」という予感がした時もあったけど、振り返るとこの半年はぎっくり腰にならずに済んでいます。仕事でも無理のかかる動作や作業は上司と同僚に相談して減らしてもらえたし、私にとって腰を痛めやすい体の動かし方を教えてもらえたことも本当に助かりました
このようにご意見を頂いております。
※効果の感じ方には個人差があります。同じ経過をお約束するものではありません。

まず1週間、「体の横側」を伸ばす2つのストレッチ
お子さんと歩いた後の腰痛にお悩みの方に、まず試していただきたいストレッチを2つご紹介します。股関節や脚のストレッチと一緒にやってもらえると、より効果が高まりますよ。
① 椅子に座って行う、体側(背中の側面〜脇腹)のストレッチ
- 椅子に浅めに腰かけ、背すじを伸ばします
- 右腕を天井方向へ伸ばし、左手で右肘のあたりをつかみます
- そのまま、上半身をゆっくり左側へ倒していきます
- 脇の下から脇腹にかけて伸びを感じたら、深呼吸をしながら20秒キープ
- 反対側も同じように行います
② 立って行う、腹筋の外側のストレッチ
- 立った姿勢で、足を前後に肩幅ほどに開きます
- 両腕を頭上に伸ばして、グーッと気持ち良く伸びをします
- 気持ちよく伸ばしたら、ゆっくりと腕をおろします
- 足の前後を入れ替えて、同じように繰り返します(5回ずつが目安)
回数はどちらも1日3〜5回を目安に、まず1週間続けてみてください。
1週間続けても変わらなければ、一度ご相談ください
ストレッチを1週間続けても改善を感じられない場合は、一度当院へご相談ください。
今回のお話のように、手首や腕への施術が腰痛改善に必要になっていたり、ご自身では気づけていない原因の解明と、的確な施術が必要になっているケースが多いと思います。
お子さんとのお出掛けを、腰の不安なく楽しめるように。お悩みを解決できるよう、私が精一杯お手伝いいたします。どうぞお気軽にご相談くださいね。
施術のご予約、ご相談については、お電話・Web予約・当院の公式LINEからお受けしています。
【注釈・出典】
- 【注1】西条まつり: 嘉母神社・石岡神社・伊曽乃神社・飯積神社の4社の秋季例祭の総称。中でも伊曽乃神社の祭礼には、だんじり・みこし合わせて80台余りが繰り出し、市内全体で奉納されるだんじり・みこし・太鼓台は150台を超えるとされています(出典: 観光情報サイト「るるぶ&more」、日本旅行 観光情報ページ、愛媛県のローカルメディア記事)
- 【注2】新居浜太鼓祭り: 例年10月中旬に開催され、約50台の太鼓台が市内を練り歩くとされています(出典: 観光情報サイト「るるぶ&more」、新居浜市公開資料)
西条市公式ホームページの西条まつり案内もご覧ください。


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