「階段を下りるとき、横歩きでしか下りられない…」
「夜、寝ていても膝が痛んで目が覚める…」
「病院で『いずれは手術』と言われるのが怖い…」
そのようなお悩みを、人知れずに抱え込んでいませんか?
膝の変形を指摘されてから、「年だから仕方ない」「これ以上悪くならなければいいけれど」と思いながら、毎日をやり過ごしている方もいらっしゃると思います。
今日は、変形した膝とどう付き合っていくか、というお話について書かせていただきました。

長年の立ち仕事と、ふだんの車生活
こんにちは。愛媛県西条市のいしだ鍼灸整骨院、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
当院に膝のお悩みで来られる方を見ていて、私が感じていることがあります。
それは、この地域ならではの傾向です。西条市やその周辺には、タオル工場や繊維工場など、立ち仕事を長く続けてこられた方が多くいらっしゃいます。そして、そういった方の中に、膝が変形している方が多いと感じています。
実は、当院を開業する前に2年ほどデイサービスで管理者兼機能訓練指導員として働いていた経験があります。その中で、ひどい変形性膝関節症を患っている利用者さんが本当に多く、特に女性の方に関してはタオル工場や繊維工場で長い間勤め上げられた方々ばかりでした。
「不意に歩く日」に、膝が困る
もうひとつ、この地域らしいと感じるのが、ふだんは車生活だということです。
買い物も通院も車。日常の中で長い距離を歩くことは、それほど多くありません。
ところが、
- 不意に歩かなければならない用事ができた
- 旅行に行く機会があった
- お孫さんの守りをすることが増えた
- 畑を手伝うことになった
- 期間限定で、柑橘農家のお手伝いに行く
こういったタイミングで、膝のお困りを抱えて来られる方が多いのです。
一般的には、長い年月の立ち仕事は、膝に負担がかかりやすい働き方のひとつだと言われています。何十年も膝で体を支え続けてきたところに、ある日突然「歩く日」がやってくる。
ふだん歩く機会が少ない分、急に歩く量や動く量が増えると、膝がついていけなくなる。私の実感としては、そういったケースが多いように思います。
「手術は大げさ」の真意とは
膝が変形していると聞くと、「いずれは手術」というイメージを持たれる方も多いと思います。
一般的には、変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減るなどして関節の形が変わり、痛みや動かしにくさが出てくる状態だと言われています。症状が進んだ場合の選択肢として、人工関節などの手術が検討されることもあるようです。
ただ、当院に来られる方とお話ししていると、「手術は大げさ」と受け止めている方が比較的多いと感じます。
「そこまでするほどじゃない」「入院している場合じゃない」。そういったお気持ちも、よく分かります。
一方で、手術は膝の状態によっては大切な選択肢の一つです。手術をするかどうかは、膝の状態を詳しく診てもらったうえで、医師とよく相談して決めることだと思います。
そのうえで、「今すぐ手術ではない」という段階の方や、「できれば手術以外の方法で付き合っていきたい」と考えている方にとって、何ができるのか。今日はそこを、ひとりの患者さんのお話を通してお伝えしたいと思います。
60代女性・繊維工場で40年立ち仕事をしてきた方のお話
60代の女性のお話です。
繊維工場で40年以上、立ち仕事を続けてこられた方です。
退職してから、一気に膝が悪くなった
長年勤めた工場を退職されてから、一気に膝が悪くなったそうです。
そんな折、同窓会で会った友人から旅行に誘われました。せっかくのお誘いです。痛みを感じながらも、旅先では歩かれました。
ところが、帰宅した翌日から、膝が痛んで、階段の登り降りも横歩きでないとできないほどになってしまいました。

冬には、柑橘農家のお手伝いが待っている
この方には、もうひとつ心配事がありました。
冬になると、別のご友人が営む柑橘農家のお手伝いに行かないといけない。それなのに、階段も横歩きでしか上り下りできない膝で、どうしたものか——。そう困って、当院に来られました。
当院で行ったこと
当院では、膝そのものだけでなく、股関節と足首の調整を行いました。
これは、下肢を動かす3つの関節(股関節・膝関節・足関節)をうまく連動させ、1つの関節(膝関節)にかかる負担を分散させるためです。特に膝は股関節と足首の2つの関節に挟まれており、「板挟み」の負担を受けやすい特徴があります。まるで人間関係のストレスのようですよね。
あわせて、鍼とマイクロカレント(微弱電流療法)による、一時的に出現している痛み(炎症)のコントロールを行いました。
炎症とは、一般的には、体の中で起きた火事のようなイメージで、熱や腫れ、痛みを伴う反応です。この方の場合、旅行の後に一時的に出てきていた痛みをコントロールしながら、股関節と足首から膝への負担を見直していきました。
1か月、週に1度の治療で
治療は、1か月間、週に1度のペースで行いました。
2回目の治療を終えた頃には、階段の登り降りは、痛みを感じながらも、以前のように真っ直ぐの姿勢でできるようになりました。
そして1か月後には、以前からあった、夜寝ていても膝が痛んでくるということもなくなりました。
喜びのお声
この方は、このように話してくださいました。
「変形した膝が治ることはないのは百も承知でした。年々進んでいること(悪化)は感じていたから、いつか手術しないといけないだろうと思っていたが、定期的にここで治療を受け、体を大切にしながら生活をして進行を食い止めていけたらなと思う。」
こういったご意見を頂いております。
※効果の感じ方には個人差があります。同じ経過をお約束するものではありません。
膝だけを見ない:股関節・足とのつながり
この方の施術で、なぜ膝だけでなく股関節と足首を調整したのか。それには理由があります。
膝の痛みは、膝だけの問題とは限らない
以前、当院のYouTubeチャンネルで、変形性膝関節症についての動画をお届けしました。
▼【変形性膝関節症・膝の痛み】膝の手術を避けたいあなたへ
https://www.youtube.com/watch?v=7a4izEo7Ks
その中でもお伝えしているのですが、膝の痛みは、必ずしも膝そのものに原因があるとは限りません。
膝は、上にある股関節と、下にある足首・足部(足の裏や甲を含めた足全体)にはさまれた関節です。歩く、立ち上がる、階段を上り下りする。こういった動きは、股関節・膝・足部が連動して行われています。
連動が落ちると、膝に負担が集まる
ところが、股関節や足部との連動性が低下すると、本来は分担されるはずの負担が、膝に集まりやすくなります。
例えるなら、三人で一緒に運んでいた荷物を、途中から真ん中の一人が抱え込むようなイメージです。上と下がうまく動いてくれないと、真ん中の膝ががんばるしかなくなってしまうのです。
膝をかばうだけで、大丈夫?
膝が痛むと、
- 湿布を貼って様子を見る
- サポーターで膝を固める
- 痛み止めでやり過ごす
- できるだけ歩かないようにする
といった対処をされている方も多いと思います。どれも、痛みがつらいときには助けになるものですし、医師から指示されているものは続けていただきたいと思います。
ただ、膝そのものをかばうだけで、股関節や足首とのつながりはどうなっているのでしょうか?
痛む場所は膝でも、負担が膝に集まってくる流れが変わらなければ、また歩く量が増えたときに同じように困ってしまうかもしれません。先ほどの方が、旅行の翌日に急に階段が横歩きになってしまったように、です。
ですから当院では、膝の痛みに対して、股関節・足部・膝の連動を考えてアプローチしています。施術としては、整体・鍼・微弱電流(マイクロカレント)を、その方の状態に合わせて組み合わせています。
動画の中では、ご自宅で無理なく取り組めるセルフケアもご紹介しています。気になる方は、あわせてご覧ください。
「治す」より「進行を食い止める」という付き合い方
先ほどの方は、「変形した膝が治ることはないのは百も承知」とおっしゃっていました。
当院でも、変形した膝の形そのものを元に戻すことをお約束はできません。これは、はっきりお伝えしておきたいことです。
年々進んでいる、という実感
それでもこの方が当院に通われているのは、「年々進んでいる」という実感があったからだと思います。
このまま何もしなければ、いつか手術しないといけないだろう。そう思っていたところから、定期的に体を整えながら、体を大切にして生活し、進行を食い止めていきたいという考え方に変わっていかれました。
「治す」か「手術」か、の二択ではなく、今の膝と上手に付き合いながら、これ以上悪くしないように過ごしていく。そういった選択肢もある、ということを知っていただけたらと思います。
気になる症状があるときは、医療機関へ
一般的には、膝が急に大きく腫れて熱を持っている、強い痛みで体重をかけられないといった場合には、早めに整形外科などの医療機関を受診することがすすめられています。
気になる症状があるときは、まず医療機関で膝の状態を確認していただくことをおすすめします。そのうえで、日々の付き合い方として当院を頼っていただけたらと思います。
柑橘のお手伝いなど、冬の作業の前に一度ご相談ください
階段を横歩きでしか下りられない。夜寝ていても膝が痛む。いつか手術と言われるのが怖い。
長年、立ち仕事でご家族や職場を支えてこられた膝です。退職してようやく自分の時間ができたのに、旅行もお孫さんとの時間も、膝が気になって楽しめない。それは、とてももったいないことだと思います。
こういった方は、一度ご相談ください。
- 退職してから、膝の痛みが強くなってきた
- 旅行やお出掛けの翌日に、膝が痛んで階段がつらくなる
- お孫さんの守りや畑の手伝いが増えて、膝が気になっている
- 夜、寝ていても膝が痛むことがある
- 手術はまだ考えたくないけれど、このまま進むのは不安
これから冬にかけて、柑橘農家のお手伝いや畑仕事など、歩いたり立ち続けたりする機会が増える方もいらっしゃると思います。作業が始まってから痛みが強くなる前に、一度ご相談ください。膝だけでなく、股関節や足首とのつながりから、あなたの膝の負担を見ていきます。
変形した膝と付き合いながら、やりたいことを続けていけるように。お悩みを解決できるよう、お手伝いいたします。
ご相談は、お電話・Web予約・LINEからお受けしています。




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