「お子さんとお散歩や買い物に出かけた後、なんだか腰が重い…」
「翌朝起きると、腰が抜けそうな感じがする…」
「このまま、ぎっくり腰になってしまうんじゃないかと怖い…」
そのようなお悩みはありませんか?
小さなお子さんがいると、毎日の買い物も、ちょっとしたお出掛けも、お子さんから目を離せない時間の連続です。「抱っこ!」とせがまれれば、重たい荷物があっても、つい応えてしまう。ご自身の腰のことは、どうしても後回しになりがちだと思います。
今日は、秋に増える、小さなお子さんのいるお母さんの腰痛についてのお話です。

秋に増える、もうひとつの腰痛
こんにちは。西条市のいしだ鍼灸整骨院、院長の石田将太郎です。
以前、涼しくなってから出てくる腰の下やお尻の奥の痛みについて、立ち仕事の女性に多い「仙腸関節」の腰痛をご紹介しました。
▼【秋の腰痛】立っているのがつらい…お尻の奥が痛む原因は「夏の疲れ」と仙腸関節でした
https://ishida-saijo.com/腰痛/archives/7189
実は、秋の腰痛にはいくつかのパターンがあります。今日お話しするのは、そのもうひとつ。40代前後の、小さなお子さんがいるお母さんに見られるパターンです。
お子さんとお散歩に出かけたり、買い物で歩いたりした後に、腰が重くなる。そして翌朝、腰が抜けそうな感じになって、「ぎっくり腰が起きないか」と怖くなる。そういったご相談です。

盲点は「抱っこしながら重い物を持つ」瞬間
「歩いた後に腰が重くなるなら、歩きすぎが原因なのでは?」
そう考える方も多いと思います。ですが、私が注目しているのは、歩いている時間そのものよりも、抱っこをしているときや、買い物袋を車に積み込むときのタイミングです。
お子さんから意識を離さないまま、重い物を持ち上げる
買い物を終えて駐車場へ。お子さんを抱っこしたまま、もう片方の手には重たい買い物袋。車のドアを開けて、荷物を座席へ持ち上げる——。
このとき、お母さんの意識の半分は、ずっとお子さんに向いています。「落とさないように」「急に動いても大丈夫なように」。その状態のまま、重い物を持ち上げたり、移動させたりするわけです。
意識が二つに分かれていると、体は重さを受け止める準備が十分にできないまま、力を出すことになります。抱っこと荷物、二つの負担を同時に抱えるだけでも大変なのに、そこへ「注意を分けながら」という条件が重なるのです。
土台の骨盤・仙腸関節に負担が集まる
そのしわ寄せがいくのが、体の土台になっている骨盤と仙腸関節(骨盤の後ろ側にある、背骨の土台の骨と骨盤をつなぐ関節)です。
家に例えるなら、基礎の部分です。上にどれだけ重いものが乗っても、基礎がしっかりしていれば家は傾きません。ですが、意識が分かれて体の準備が整っていないところへ重さがかかると、その負担が土台の骨盤や仙腸関節に集まってしまう。私はそう考えています。
「手をつなぐ」腰痛とは、ここが違います
先日、お子さんと手をつないで歩くことで、片側だけが引っ張られて体が横に傾き、腰痛につながるお話をご紹介しました。
▼ 旅行やお祭りの後の腰痛を繰り返す本当の原因|小さなお子さんをお持ちのお母さんへ
https://ishida-saijo.com/腰痛/archives/7219
同じ「お子さんとのお出掛けの後の腰痛」でも、今日のお話は原因が違います。こちらは、抱っこや荷物の積み込みで、意識が二つに分かれた瞬間に、土台へ負担がかかるパターンです。痛みの出方が似ていても、原因が違えば、気をつけるポイントも変わってきます。

42歳・二児のお母さんのお話
去年の秋に来られた、42歳の女性のお話です。
二児のお母さんで、下のお子さんは4歳。まだまだ抱っこをせがむことが多い年頃です。
車のドアを開けた、その瞬間に
その日も、左手にお子さんを抱いたまま、重い買い物袋を持った手で車のドアを開けました。そして、座席に荷物を乗せようと、もうひと踏ん張り、袋を持った腕を上げようとした——その時に、腰に「ピキッ」ときたそうです。
そこからお尻や腰の下の方に鈍い痛みが残るようになり、日に日に痛みが増していきました。
1回目、3日後、そして1週間後
当院では、1回目の治療の3日後に2回目、その後1週間空けて3回目の治療を行いました。
3回の治療で、腰の重苦しい痛みはほとんどなくなりました。
そのとき、このように話してくださいました。
「下の子がもう少し成長すれば抱っこも減ってくるとおもったから、それまで我慢すれば抱っこの負担もなくなると考えていたけど、腰だけじゃなくて全身のバランスが関係しているとわかって、思い切って治療に来てよかった」
こういったご意見を頂いております。
※効果の感じ方には個人差があります。同じ経過をお約束するものではありません。
「抱っこが減るまで我慢すればいい」ってどうなの?
この方のように、「子どもが大きくなれば抱っこも減るから、それまでの辛抱」と考えるお母さんは、少なくないと思います。
確かに、いつかは抱っこの時期は終わります。ですが、それまでの間、痛みを抱えたまま毎日を過ごすのは、とてもつらいことではないでしょうか。
そして、この方がおっしゃったように、腰の痛みには腰だけでなく全身のバランスが関係していることがあります。抱っこが減っても、体のバランスが崩れたままだと、また別のきっかけで痛みが出てくるかもしれません。
「我慢していればそのうち」ではなく、痛みが日に日に増していると感じたら、それは体からのサインだと受け止めていただけたらと思います。
抱っこや荷物を持つときの、ちょっとした意識
抱っこや荷物の積み込みで腰を痛めやすい方に、当院でお伝えしていることがあります。
下腹に意識を持つ
重い物を持ち上げる前に、下腹(おへその下あたり)に意識を向けてみてください。
お腹と背中で、体を挟み込むように
そのうえで、お腹と背中で体を前後から挟み込むような意識を持ちます。体の真ん中に一本、しっかりとした柱を立てるようなイメージです。
意識が二つに分かれてしまう場面だからこそ、持ち上げる前のほんの一瞬、土台に意識を戻してあげる。それだけでも、体の準備は変わってくると思います。
仙腸関節そのものをいたわるセルフケアは、先ほどご紹介した秋の腰痛の記事に詳しくまとめています。あわせて参考にしてみてください。
▼【秋の腰痛】立っているのがつらい…お尻の奥が痛む原因は「夏の疲れ」と仙腸関節でした
https://ishida-saijo.com/腰痛/archives/7189
「ピキッ」の後の痛みが続くなら、一度ご相談ください
抱っこや荷物を持った後の腰の重さ。翌朝の、腰が抜けそうな感覚。「ぎっくり腰になるかも」という不安。
お子さんのことを第一に考えて、毎日休みなく動いているお母さんには、心底頭が下がります。だからこそ、ご自身の体の声を後回しにしないでいただきたいと思います。
痛みが日に日に増している、数日たっても重さが抜けないという場合は、一度当院へご相談ください。腰だけでなく、全身のバランスから原因を探していきます。
お子さんとのお出掛けや毎日の抱っこを、腰の不安なく楽しめるように。お悩みを解決できるよう、お手伝いいたします。
ご相談は、お電話・Web予約・LINEからお受けしています。




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