「仕事から帰って農作業をしたあとに、足がだるくて横になりたくなる」

 

「最近、足のしびれが強くなった」

 

「歩くとすぐに休みたくなる」

 

このようなお悩みを抱えている50~60歳代の方が、夏になると一気に増えます。

脊柱管狭窄症という持病がある場合、その症状をさらに悪化させる要因が 職場の冷房酷暑の農作業 です。

 

冷房で体を冷やし、夕方には強い日差しを浴びて汗を流す…。

この温度差によるダメージは、腰やお尻まわりの神経に負担をかけ、しびれや歩きにくさを増幅させていきます。

 

 

脊柱管狭窄症とはどのような病気か

 

こんにちは。

愛媛県西条市で「いしだ鍼灸整骨院」を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

今回のブログは、50〜60歳代の兼業農家さんに多い脊柱管狭窄症のお困りについて書きました。

その中でも、夏場には痺れや痛みがひどくなる、以前よりも歩きにくくなった、そういったご相談が増えるため、

「夏場の脊柱管狭窄症」に特化し、原因と対策について詳しくまとめてみました。

 

まず、脊柱管狭窄症について簡単に解説します。

脊柱管狭窄症は、背骨を真上から覗いた時に、背骨の真ん中を貫くようにできたトンネル(脊柱管)が、

なんらかの理由で狭くなり、トンネルの中を通る神経や血管がぎゅうぎゅうに押しつぶされている状態です。

 

まるで、細い農道に車が何台も詰まって動けなくなっているような状態です。

あるいは、用水路に落ち葉や泥が溜まって、水の流れが細くなり、先まで届かなくなってしまうようなイメージです。

このため、神経に酸素や栄養を届ける血流は常に不足気味で、少しの刺激でも症状がエスカレートします。

代表的な症状は「足のしびれ」「腰や下半身の重だるさ・痛み」そして「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。

 

間欠性跛行とは、少し歩くとしびれや痛みで立ち止まってしまい、休むとまた歩ける、という特徴的な症状です。

初期のころでは、「以前よりも歩くことがしんどい」程度だったりもします。

 

脊柱管内で押しつぶされている神経が“ギリギリの環境”で働いているため、

体への負担が増えるとすぐに影響して、悲鳴を上げてしまうのです。

 

夏場は特に、血流を安定させ、神経に負担をかけない工夫をすることが、

脊柱管狭窄症の症状をエスカレートさせないための大切なポイントだと言えます。

 

 

夏に脊柱管狭窄症の症状が悪化する理由 ― 冷房と酷暑のダブルパンチ

 

夏はただでさえ体に負担のかかる季節ですが、会社員と農家を兼業する方にとっては特に厳しい期間です。

 

⑴冷房による血流低下の影響とは(クーラー病の影響)

 

職場の冷房で体が冷えると、血管が収縮して血流が悪くなります。

腰まわりや足の筋肉がこわばると、神経を養うための血流がさらに滞ってしまいます。

 

冷えによる影響は、冷たい手で素肌を急に触られた時の、身の縮めようと一緒です。

瞬間的にギュッと体に力を入れて防御姿勢を取りますが、実はかなりのエネルギーを消費します。

このように、体は、急激な冷えと温度差に対して体力を消耗してしまうのです。

 

⑵酷暑の中で行う農作業による疲労の影響

 

一方で、農作業は真夏の炎天下の中で行うことも少なくはありませんよね。

強い日差しを浴び、汗をかき、体力を消耗します。

筋肉が疲労すると神経の通り道がさらに狭まり、しびれや痛みを悪化させます。

 

イメージするなら、冷えたガラスコップにいきなり熱湯をかけるとヒビが入ってしまうように、

急激な温度変化によって体には大きな負担がかかっているのです。

 

会社勤めと農作業の兼業は、まるでブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなものです。

冷房で血流を止められ、酷暑で体力を消耗し、神経にはダブルの負担がかかっています。

 

⑶症状の悪化を放置するとどうなるか

 

「夏だから仕方ない」と思って放置してしまうと、症状は秋や冬に持ち越され、さらに悪化していきます。

大抵の方は、「寒くなると痛みがひどくなる」「痺れが増す」とおっしゃいますが、

実は夏場の消耗から状態の悪化や進行は始まっていたのです。

 

冷え込む季節になると血流はますます低下し、神経の働きは不安定になります。

結果として「歩ける距離が半分になった」「外出するのが怖くなった」と訴える方も少なくありません。

 

これは、細い道に落ち葉や雪が積もって、完全に通れなくなってしまうのと同じです。

夏に弱った神経は、冬の冷え込みによって固まり、改善に時間がかかる状態に陥ります。

 

 

 

兼業農家さんに知ってほしい季節に合わせた脊柱管狭窄症のセルフケア

 

ここからは、熱中症や脱水症の予防と関連させ、神経を良い状態に保つために欠かせないポイントを、

いくつかご紹介していきます。

 

日頃からの取り組みが大切

 

①水分補給の工夫

・こまめに麦茶や水をとる(冷たすぎる飲料は胃腸に負担になるため注意)

・大量の汗をかいたときは経口補水液を利用

体への水分補給は、畑に水をやるのと同じです。朝夕にこまめに水をあげることで苗が元気を保つように、

一度に多量をがぶ飲みせず、「少しずつ、こまめに」水分補給することが大切です。

 

②塩分・ミネラルの補給

・梅干しやみそ汁、野菜の煮物など、昔ながらの食事から自然に摂取

・サプリメントに頼りすぎず、日常食でバランスを意識する

昔の人が田植えや草刈りの合間に梅干しを口にしていたのは、まさに体を守る知恵でした。

 

【スポーツ・屋外作業の方へ】熱中症・脱水症対策と正しい水分補給法・スポーツドリンクの選び方を解説します|西条市いしだ鍼灸整骨院【愛媛県西条市・新居浜市】

 

【重要】

人の体は一日あたり、およそ3,000リットルの水分を必要としています。

水分補給というと「飲み物」をイメージしがちですが、

実は1日の必要水分の半分近くは食事から得られるともいわれています。

・みそ汁やスープ

・野菜や果物(キウイとバナナがおすすめ)

・ご飯そのものにも含まれる水分

こうした“食べる水分”は体にゆっくり吸収され、夜間の脱水予防に役立ちます。

 

もし、食欲が落ちて食事量が減ると、脱水症のリスクは一気に高まります。

例えば、朝食を抜いた場合には、代わりに一食分の水分補給をリカバリーしなくてはいけなくなり、

最低でも、ペットボトル1本分(500ml)の水分摂取を意識する必要性があります。

 

③生活習慣の見直し

・炎天下での作業は避け、朝夕の涼しい時間帯に行う

・作業の合間に必ず休憩と水分補給をセットにする

・作業後はストレッチで筋肉の緊張をほぐす

・睡眠不足の場合は炎天下や湿度の高い環境での作業は控える

 

機械も休ませずに使い続ければ壊れてしまうように、体も「作業+休憩+水分」がワンセットで必要です。

 

また、アルコールは体内の水分を分解して消費します。

例えば農作業後のビールなどは格別に美味しいと思いますが、

同等量以上の水分(水や麦茶)を一緒に摂るように意識してください。

 

 

その痺れや歩行の乱れ、本当に大丈夫?|専門家に相談すべきサイン

 

迷わず病院受診が必要な時もある

 

次のような変化がある場合は、自己判断せずに早めに専門家へご相談ください。

 

・水分補給や休憩をしても足のしびれが強まる

・夜中に足がつることが頻繁に起こる

・急に歩ける距離が短くなった

 

このような状態を見過ごしていることは、

屋根からの雨漏りを「バケツで受けているから大丈夫」と放置しているのと同じです。

放っておけば床まで腐ってしまうように、体も限界を迎えてしまいます。

 

MRIや CTを使った専門的な検査を必要とする場合もあります。

また、脱水症や熱中症の影響が隠れている場合などもあり、

そういった時には点滴処置によって一気に回復する傾向があります。

 

さらに、腎臓に負担がかかっているケースや、脱水により脳内の血液循環が悪化することがあり、

そのような場合にも類似の症状が現れることがあります。

 

場合によっては脳梗塞など命に関わる重篤な状態が、脱水や熱中症を引き金に起こることもありますから、

不調が続く場合や、思うように体が動かないといった時には、我慢せずにお近くの医療機関をお尋ねください。

 

 

脊柱管狭窄症は専門家にお任せを|当院でできるサポート

 

いしだ鍼灸整骨院では、脊柱管狭窄症に対して以下のようなサポートを行っています。

・鍼治療や整体による腰椎周辺と神経周囲の血流改善

・チェコ製医療機器(NEUBOX:ニューボックス)を用いた微弱電流療法による神経コンディショニング

・歩行状態をはじめ、限定された身体動作による脊柱狭窄部への負担を分散させる施術

・脊柱に負担をかける因子(骨盤や股関節の可動性の低下)への施術

・ご家庭でできる水分補給やセルフケアの指導

 

農業は生き物相手の大切なお仕事で、毎年欠かすことなく続いていきます。

だからこそ「体が資本」ですよね。

 

けれども、年齢とともに体力が落ちたり、脊柱管狭窄症による痛みやしびれで歩きにくさが増すと、

不安になるのも当然だと思います。

 

そんな時こそ、どうぞ一人で抱え込まずに早めに体を整えてください。

治療を通して痛みを和らげ、これからも安心して百姓仕事に励んでいただけるよう、

私たちはお手伝いさせていただきます。

 

 

まとめ

 

脊柱管狭窄症は血流に依存する病気であり、冷房の冷えと農作業の酷暑という二重の負担は、

神経にとって大きなダメージとなります。

 

愛媛県西条市・新居浜市の蒸し暑い夏、会社員と農家を兼業されている50~60代の方は特に注意が必要です。

「この夏からしびれが強まった」

「歩くのがつらくなってきた」

そう感じたら、症状を次のシーズンに持ち越す前に、ぜひ一度ご相談ください。

 

夏の蒸し暑さや農作業での過剰な発汗は特に体を蝕(むしば)んでいきます。

「夏だから仕方ない」と思っている症状も、実は水分や電解質不足が原因かもしれません。

 

反対に言えば、今回ご紹介させていただいたセルフケアを意識していただければ、

熱中症や脱水症だけでなく、脊柱管狭窄症による辛い痛みや痺れ、間欠性跛行といったお悩みを、

未然に防ぐことが可能になります。

 

しかしながら、神経を消耗させた症状というのは、一筋縄ではいかないことも多いです。

 

「セルフケアを意識して実践したているけど、痺れがひどくなる一方だ」

「どんどん歩き辛くなってきている」

 

そういった場合には、無理や我慢をせず、お近くの整形外科やクリニックをお尋ねください。

または、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を持つ施術者にご相談されることをおすすめします。

 

もちろん当院でも脊柱管狭窄症に対する専門性を持ち合わせております。

お困りの方がおられましたら、症状を冬に持ち越す前に、どうぞお気軽にご相談ください。

小さな一歩が、次の季節、翌シーズンへと、元気な毎日をつなぎます。

 

 

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(監修  柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎)

 

 

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