「最近、足のしびれが強くなった」
「夜に足がつることが増えた」
「一度に歩ける距離が短くなっている気がする」
こうしたお悩みを抱える方が、残暑の頃になると増えていきます。
その原因の一つとして、
脊柱管狭窄症という持病がある場合、症状悪化の背景には 脱水や熱中症 が隠れていることがあります。
体内の水分不足や血液のドロドロ化が、神経への酸素供給を妨げ、しびれや痛みを強めるように働くのです。
「マッサージや病院のリハビリに行っても良くならない」
「湿布の効きが悪くなった」
そういったお声も届くようになりますが、それもそのはずです。原因が違うんですから。
今回のブログには、夏場や残暑に悪化する痺れや痛みについて、メカニズムと予防的セルフケアをお伝えしています。
きっとお役に立てる内容をまとめていますから、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも脊柱管狭窄症とはなにか
こんにちは。
愛媛県西条市で「いしだ鍼灸整骨院」を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
脊柱管狭窄症とは、腰の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、
中を通る神経や血管がギュッと凝縮されるように、押しつぶされている状態です。
イメージするなら、細い農道に軽トラが立て込んで渋滞しているようなもの。
あるいは、用水路に落ち葉や泥が詰まって水の流れが細くなり、肝心の田畑まで届かなくなっているような状態です。
そのため、神経は常に血流不足ギリギリの環境で働いています。
代表的な症状は「足のしびれ」と「間欠性跛行」。お尻や太ももにダル痛い感覚を生じるケースもあります。
間欠性跛行とは、少し歩くとしびれや痛みで立ち止まってしまい、姿勢を前屈みにするなどして、
休むとまた歩けるという特徴的な症状です。
狭窄部位の神経は、わずかな環境変化でも悲鳴を上げやすい、非常にデリケートな状態に晒されています。
夏に症状が悪化する理由 ― 脱水と熱中症の影響
①脱水による血液ドロドロ化
脱水で体の水分が減ると血液が濃くなり、流れが悪くなります。
もともと狭い神経の通り道に十分な血液が届かなくなり、神経は酸素不足に陥ります。
この様子は、水の少ない用水路に泥が詰まって流れが止まってしまうのと同じです。
血流が滞れば、神経はすぐに不調を訴えます。
②熱中症による自律神経の乱れ
熱中症の初期段階では交感神経が優位になり、血管が収縮します。
その結果、神経周囲の血流はさらに減少し、しびれや痛みを増強させます。
まるで窓を閉め切った倉庫内で空気がこもり、息苦しさが増していくように、神経も酸素不足で苦しんでいるのです。
③電解質不足で足のつりやしびれが悪化
汗とともに失われるナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム。
これらの電解質は神経や筋肉の働きに欠かせない存在です。
不足すると神経の伝達が乱れ、筋肉の収縮や弛緩が不安定になります。
夜中に足がつったり、しびれが強まったりする理由がまさにここにあります。
まるで電線がショートして明かりがチカチカするような状態だと考えてみてください。
さらに、こういった状態を放置するとどうなるでしょうか。
夏のしびれや足のつりを「仕方ない」と見過ごしてしまうと、秋冬にかけて症状が固定化してしまいます。
冷え込みによって血流がさらに悪くなり、神経の回復が遅れてしまうのです。
「歩ける距離が半分になった」「外に出るのが怖くなった」
こういった生活の質の低下につながることもあります。
これはまるで、屋根からの雨漏りを放置して床まで腐ってしまうのと同じです。
小さな変化の段階で手を打つことが大切です。
痺れや痛み・間欠性跛行を悪化させない|季節に合わせたセルフケア
ここからは、熱中症や脱水症の予防と関連させ、神経を良い状態に保つために欠かせないポイントを、
いくつかご紹介していきます。
日頃からの取り組みこそが大切
⑴水分補給の工夫
・こまめに麦茶や水をとる(冷たすぎる飲料は胃腸に負担になるため注意)
・大量に汗をかいたときは経口補水液やハイポトニック系のスポーツドリンクを利用
・糖尿病や脂質異常、高血圧のある方はスポーツドリンクを控え、必要に応じて内科で点滴治療を受ける
水分補給は畑の水やりと同じだと考えています。
朝夕にこまめに水をあげると作物は元気に育ちますが、例えば炎天下で一気に水をかけたとしても、
熱によって蒸発してしまい、土が水分を吸収できずに作物は弱ってしまうはずです。
体への水運補給も「少しずつ、こまめに」が基本です。
【スポーツ・屋外作業の方へ】熱中症・脱水症対策と正しい水分補給法・スポーツドリンクの選び方を解説します|西条市いしだ鍼灸整骨院【愛媛県西条市・新居浜市】
⑵塩分・ミネラル補給
・梅干し、みそ汁、野菜の煮物などで自然に摂取
・サプリメントに頼りすぎず、日常食でバランスを意識する
昔の人が草刈りの合間に梅干しを口にしていたのは、理にかなった体の守り方だったのです。
【補足】
人の体は一日あたり、だいたい3,000リットルの水分を必要としています。
水分補給というと「飲み物」をイメージしがちですが、
実は1日の必要水分の半分近くは食事から得られるともいわれています。
・みそ汁やスープ
・野菜や果物(キウイとバナナがおすすめ)
・ご飯そのものにも含まれる水分
こうした“食べる水分”は体にゆっくり吸収され、夜間の脱水予防に役立ちます。
もし、食欲が落ちて食事量が減ると、脱水症のリスクは一気に高まります。
例えば、朝食を抜いた場合には、代わりに一食分の水分補給をリカバリーしなくてはいけなくなり、
最低でも、ペットボトル1本分(500ml)の水分摂取を意識する必要性があります。
⑶生活習慣・活動時間の見直し
・睡眠不足や多量のアルコール摂取をした後の農作業は控える
・炎天下での作業を避け、朝夕の涼しい時間帯に行う
・作業の合間に「水分+休憩」をセットで行う
・作業後にはストレッチで筋肉の緊張をほぐす
機械も連続稼働すれば壊れてしまうように、体も休ませながらでないと持ちません。
また、アルコールは体内の水分を分解消費します。
つまり、飲酒によって水分補給がまかり通ることはありませんので、注意してください。
脊柱管狭窄症とその他の疾病との症状が類似|専門家に相談すべきサイン
・水分補給をしても足のしびれやつまずきが強まる
・夜中のこむら返りが頻繁に起こる
・歩ける距離が急に短くなった
これらは「脊柱管狭窄症+脱水や熱中症」で神経が限界に近づいているサインです。
放置せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。
【もしも熱中症になったら・いざ熱中症になったら・知っておこう】部活動中学生にもわかる熱中症!命を守るためのステップチャート|【愛媛県西条市・新居浜市・いしだ鍼灸整骨院】
また、腎臓に負担がかかっているときや、脱水により脳内血管の循環が悪化することで、
脳の働きに異常をきたすことがあります。そのような場合にも類似の症状が現れることがあります。
身体不調が継続する場合には、我慢せずにお近くの医療機関をお尋ねください。
当院でできるサポート|愛媛県西条市・新居浜市で脊柱管狭窄症にお困りの方へ
いしだ鍼灸整骨院では、脊柱管狭窄症に対して以下のようなサポートを行っています。
・鍼治療や整体による腰椎周辺と神経周囲の血流改善
・チェコ製医療機器(NEUBOX:ニューボックス)を用いた微弱電流療法による神経コンディショニング
・歩行状態をはじめ、限定された身体動作による脊柱狭窄部への負担を分散させる施術
・脊柱に負担をかける因子(骨盤や股関節の可動性の低下)への施術
・ご家庭でできる水分補給やセルフケアの指導
地域性さながらの蒸し暑い夏や、秋を感じる間もなく、急激に冷え込む冬という気候背景を踏まえ、
「季節変化や寒冷に対応する」ための早期ケア をご提案しています。
【患者さんからのお声のご紹介】
まとめ
脊柱管狭窄症は血流に左右される疾患と言っても過言ではありません。
夏場の脱水や熱中症は、神経にとって大きなダメージとなり、しびれや足のつりを一気に増悪させます。
愛媛県西条市・新居浜市は、夏の蒸し暑さや農作業での発汗が特に体に堪える地域です。
「夏だから仕方ない」と思っている症状も、実は水分や電解質不足が原因かもしれません。
反対に言えば、今回ご紹介させていただいたセルフケアを実践していただければ、
熱中症や脱水症だけでなく、脊柱管狭窄症による辛い痛みや痺れ、間欠性跛行といったお悩みを、
未然に防ぐことが可能になります。
しかしながら、神経を消耗させた症状というのは、一筋縄ではいかないことも多いです。
「セルフケアを意識して実践したているけど、痺れがひどくなる一方だ」
「どんどん歩き辛くなってきている」
そういった場合には、無理や我慢をせず、お近くの整形外科やクリニックをお尋ねください。
または、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を持つ施術者にご相談されることをおすすめします。
もちろん当院でも脊柱管狭窄症に対する専門性を持ち合わせております。
お困りの方がおられましたら、症状を冬に持ち越す前に、どうぞお気軽にご相談ください。
小さな一歩が、次の季節、翌シーズンへと、元気な毎日をつなぎます。
脊柱管狭窄症のご相談・施術予約はこちらから|当院の詳細について
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2回目以降:9,800円(税込)
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)