「毎年の友人との旅行ですが、途中で歩けなくならないか不安で…。今年は断ろうかと悩んでいます」

 

「草むしりをしたいのに、股関節が痛くて長い時間しゃがんでいられない」

 

「最近スーパーで買い物をして帰ってきたら股関節が痛む。以前はこんなことなかったのに…」

 

突然ですが、当院に訪れる患者さんの中には、股関節のトラブルを抱えて来られる方も多いんです。

開院4年目を迎えましたが、カルテを見返していると夏から秋に移るこの時期、

つまり季節の変わり目の頃から急激に、股関節のトラブルが増える傾向がわかりました。

 

股関節の痛みや可動域の制限は、日常生活に大きな支障をきたします。

 

・インターフォンが鳴ったのでソファから立ち上がろうとしたら、股関節がズキッと痛んだ

・草むしりをした翌日、股関節の痛みで朝起き上がれなかった

・娘の買い物に付き合ってたくさん歩いたら、帰りの車から下りれなくなった

・長い時間同じ格好でいると、お尻の周りや太ももの付け根に嫌な感覚が出てくる

・娘家族に旅行に誘われていたけれど、迷惑をかけそうだから断った

・トレーニングを頑張りたいのに、この股関節では満足のいく運動ができない

 

そういった経験をされた方は少なくないはずです。

 

特に、ご家族との旅行や親しい友人とのお出かけなど、

楽しみにしていたことを断念する悲しさには、自分ごとのように激しく胸を痛めます。

 

できればそのような思いはしてほしくない…!

その思い一心で、この度のブログを書きました。

股関節の痛みや、変形性股関節症、過去に負った股関節の古傷にお困りの方がおられれば、

ぜひこの度のブログをご覧ください。

 

 

 

◯はじめに

 

こんにちは。愛媛県西条市にあるいしだ鍼灸整骨院院長、石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

季節の変わり目に、突如として襲ってくる股関節の痛みでお悩みの方は、比較的多いのではないでしょうか。

寒暖の差が激しくなる時期、何気ない動作で鋭い痛みが走り、日常生活に支障をきたすこともあるかもしれません。

 

そのような辛い経験をされている方からご相談をいただくことが多いので、自分ごとのように辛い気持ちになります。

股関節の痛みは、単に歩くことだけでなく、座る、立ち上がる、寝返りを打つなど、あらゆる動作に影響を与えます。

そのため、仕事や家事、趣味の活動など、日々の生活のあらゆる場面で制限を感じることになるでしょう。

 

「このままずっと痛みと付き合っていかなければならないのか」と不安を抱かれる方も少なくないはずです。

 

しかし、諦める必要はありません。

季節の変わり目に起こる股関節の痛みには、その原因があり、適切な対策を取ることで症状を和らげることができます。

 

この度のブログでは、股関節の痛みの主な原因や季節の変わり目が痛みを悪化させる理由、

そして具体的な対策について詳しく解説していきます。

 

痛みと向き合いながら日々を過ごしている皆さんに、少しでも希望の光を灯せるよう、

わかりやすく丁寧に説明していきますので、最後までお付き合いください。

 

一緒に、あなたの生活の質を向上させる方法を見つけていきましょう。

 

 

 

◯股関節の痛みの主な原因とは

 

 

股関節の痛みには様々な原因がありますが、主なものとしては以下のようなケースが挙げられます。

 

1. 変形性股関節症:

一般的には、加齢の影響や下肢の過度な使用により、股関節の軟骨がすり減り、

骨と骨がこすれ合うことで痛みが生じると言われています。特に50歳以上の方に多く見られる症状です。

初期症状としては、長時間歩いた後や立ち上がる際(動き始め)に痛みを感じることがあります。

 

2. 筋肉や腱の炎症:

股関節周辺の筋肉や腱に炎症が起きると、痛みの原因となります。

例えば、お腹の奥にある筋肉が炎症を起こす腸腰筋炎(ちょうようきんえん)や、

太ももの外側の筋肉が炎症を起こす大腿筋膜張筋炎(だいたいきんまくちょうきんえん)などが該当します。

急な運動や無理な姿勢の継続によって引き起こされることが多いです。

 

3. 骨盤のゆがみ:

日常生活での偏った姿勢や動作により、骨盤がゆがむことがあります。

これにより股関節に余分な負担がかかり、痛みの原因となることがあります。

立ち仕事の方以外にも、デスクワークが多い方や、長時間同じ姿勢を続ける仕事の方に見られやすい症状です。

 

4. 関節唇(かんせつしん)損傷:

股関節の軟骨組織である関節唇が損傷すると、鋭い痛みや違和感を感じることがあります。

スポーツ選手や激しい運動を行う方に多く見られますが、日常生活でも起こり得ます。

 

5. 滑液包炎(かつえきほうえん):

股関節周辺の滑液包(関節の動きをスムーズにする袋状の組織)に炎症が起きると、痛みの原因となります。

関節を過度に使用したり、何か物理的な刺激によって圧迫されて引き起こされることが多いです。

 

6. 神経の圧迫:

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)などの脊椎の問題により、

神経が圧迫されて股関節に痛みが放散することがあります。

この場合、腰や足にもしびれや痛みを感じることがあります。

 

これらの原因は単独で起こることもありますが、複数の要因が絡み合って症状が悪化することも少なくありません。

また、個人の生活習慣や身体の特徴によっても、痛みの現れ方や程度は異なります。

 

 

 

◯季節の変わり目が痛みを悪化させる理由

 

季節の変わり目、特に春や秋に股関節の痛みが悪化する方は多くいらっしゃいます。

これには科学的な理由があり、以下のような要因が関係しています。

 

1. 気圧の変化:

季節の変わり目は気圧の変動が大きい時期です。

気圧が低下すると、体内の組織や関節内の圧力とのバランスが崩れ、組織が膨張します。

これにより神経が圧迫され、痛みを感じやすくなります。

例えば、天気が崩れる前に「体が重い」「関節が痛む」といった症状を感じる方が多いのはこのためです。

 

2. 温度変化による筋肉の収縮:

寒暖の差が激しい季節の変わり目では、急激な温度変化により筋肉が収縮しやすくなります。

筋肉が硬くなると血行が悪くなり、関節周辺の柔軟性が低下します。

これにより、股関節の動きが制限され、痛みを感じやすくなるのです。

特に朝晩の冷え込みが厳しい時期は注意が必要です。

 

3. 体内の水分バランスの変化:

気温や湿度の変化は、体内の水分バランスにも影響を与えます。

体内の水分が不足すると、関節の潤滑液(滑液)の量も減少し、関節の動きがスムーズでなくなります。

これにより、摩擦が増加し、痛みを感じやすくなる可能性があります。

 

4. 自律神経系の乱れ:

季節の変わり目は自律神経のバランスが崩れやすい時期です。

自律神経の乱れは、筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、結果として関節の痛みを悪化させることがあります。

また、自律神経の乱れは睡眠の質にも影響を与え、十分な休息が取れないことで、

痛みの閾値が下がり、痛みを感じやすくなる可能性もあります。

 

5. 活動量の変化:

季節の変わり目には、生活リズムや活動量が変化することがあります。

例えば、暖かくなる春には外出の機会が増え、急に活動量が増加することで関節に負担がかかりやすくなります。

逆に、気温が下がっていく秋には活動量が減少し、筋力低下や柔軟性の低下を招く可能性が高まります。

 

6. アレルギー反応との関連:

春や秋は花粉などのアレルゲンが増加する時期でもあります。

アレルギー反応は体内の炎症を引き起こし、二次的に関節の痛みを悪化させる可能性があります。

また、アレルギー症状によって睡眠の質が低下し、痛みに対する耐性が下がることもあります。

 

これらの要因が複合的に作用することで、季節の変わり目に股関節の痛みが悪化するのです。

しかし、これらの要因を理解し、適切な対策を取ることで、痛みの軽減や予防が可能です。

 

 

◯股関節の痛みを軽減する具体的な対策

 

 

季節の変わり目に起こる股関節の痛みを軽減するためには、以下のような具体的な対策が効果的です。

日々の生活に取り入れることで、痛みの軽減や予防につながります。

 

1. 適度な運動とストレッチ:

股関節周辺の筋肉をほぐし、柔軟性を高めることが重要です。以下のような運動を日常的に行いましょう。

ウォーキングやスイミングなどの低衝撃の有酸素運動

股関節周りのストレッチ(例:膝を抱えて胸に引き寄せる、足を広げて前屈するなど)

ヨガやピラティスなどの柔軟性を高める運動

ただし、痛みが強い場合は無理をせず、専門家に相談しながら適切な運動を選択することが大切です。

 

2. 温熱療法と消炎療法の活用:

温熱療法:入浴やホットパックで患部を温めることで、血行が促進され筋肉の緊張がほぐれます。

特に冷えを感じだした頃や、冷房による冷えを比較している時にも効果的です。

寒冷療法:急性期の炎症がある場合は、冷湿布が一時的に効果を発揮します。

他にもアイシングが効果的な場合があります。15分程度の冷却を1日数回行います(アイシングは3日間を目安に)。

 

3. 適切な姿勢と生活習慣の改善:

長時間同じ姿勢を続けないよう、定期的に姿勢を変えたり、軽い運動を挟むようにしましょう。

デスクワークの際は、椅子の高さや机との距離を適切に調整し、良い姿勢を保ちます。

睡眠時は、横向きに寝る場合は膝の間に枕を挟むなど、股関節への負担を軽減する工夫をします。

 

4. 適切な栄養摂取:

カルシウムやビタミンDを含む食品を積極的に摂取し、骨や関節の健康を維持します。

オメガ3脂肪酸を含む食品(青魚など)は抗炎症作用があり、痛みの軽減に役立つ可能性があります。

水分を十分に摂取し、関節の潤滑を保ちます。

 

5. ストレス管理:

ストレスは筋肉の緊張を高め、痛みを悪化させる可能性があります。

瞑想やリラクゼーション法を取り入れ、ストレス管理を行います。

 

6. 適切な服装と靴の選択:

季節の変わり目は寒暖の差が大きいため、調節しやすい服装を心がけます。

股関節への負担を軽減するため、クッション性のある靴を選びます。

また、足首や踵のホールド性能も大切なポイントです。

他にも、靴のサイズが大きいと、股関節に負担がかかることがあります。

 

7. マッサージや指圧:

–  股関節周辺の筋肉をゆっくりとマッサージすることで、血行促進と筋肉の緊張緩和につながります。

ただし、痛みが強い場合は控えるようにしましょう。

また、巷のマッサージ屋さんを訪れる場合には、「何が起きても自己責任」であることを念頭に置いていてください.

できることなら、専門家に相談しながら適切なマッサージの刺激量を知ることが大切です。

 

8. 補助具の利用:

–  必要に応じて、杖や歩行器を使用し、股関節への負担を軽減します。

–  足首や骨盤の不安定性が股関節に影響している場合があります。

原因を解明できる専門家に全身を診察してもらいましょう。

他の関節や骨組みに不安定性がある場合には、その部分のサポーターを使用することで、

股関節の負担が一気に軽減することがあります。

 

9. 定期的な専門家の診察:

症状が継続する場合は、整形外科医や理学療法士、柔道整復師などの専門家に相談し、

適切な治療やアドバイスを受けることが重要です。

 

これらの対策を組み合わせて実践することで、季節の変わり目による股関節の痛みを軽減し、

より快適な日常生活を送ることができるでしょう。

 

ただし、個人によって最適な対策は異なる場合があるため、自身の状態に合わせて調整することが大切です。

 

 

◯まとめ

 

季節の変わり目に起こる股関節の痛みは、多くの方にとって悩ましい問題です。

しかし、この記事で解説したように、その原因を理解し、適切な対策を講じることで、症状の軽減や予防が可能です。

 

私たちの体は、気温や気圧の変化に敏感に反応します。

特に春や秋の季節の変わり目は、気候の変動が大きく、体調を崩しやすい時期です。

 

股関節の痛みもその一つであり、単なる一時的な不調ではなく、体からのサインとして捉えることが大切です。

日々の生活の中で、適度な運動やストレッチを行い、姿勢や生活習慣に気を配ることで、

股関節の健康を維持することができます。

 

また、温熱療法や寒冷療法、適切な栄養摂取、ストレス管理なども、痛みの軽減に効果的です。

これらの対策を継続的に実践することで、季節の変わり目だけでなく、

年間を通じて股関節を良い状態に保つことができるでしょう。

 

しかしながら、自己判断だけで対処することには限界があります。

痛みが長引く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、躊躇せずに専門家に相談することをおすすめします。

 

整形外科医や理学療法士、そして柔道整復師などの専門家は、

あなたの症状に合わせた適切なアドバイスや治療法を提供してくれるはずです。

 

最後になりますが、痛みと向き合うことは辛い経験かもしれません。

しかし、諦めずに対策を続けることで、必ず改善の兆しが見えてくるはずです。

 

この記事で紹介した方法を参考に、ご自身の体調に合わせて少しずつ実践してみてください。

そして、どうしても改善が見られない場合や不安がある場合は、ぜひ専門家に相談してください。

また、お近くにお住まいの方であれば、ぜひ当院へご相談ください。

 

この度のブログが、股関節の痛みにお悩みの方や、日常生活に支障をきたし、

お困りになられている方に届きますことを願います。

 

あなたの健康で活動的な生活を取り戻すための第一歩を、今日から踏み出しましょう。

 

 

 

◯患者さんからの喜びの声

 

こちらでは、実際に当院をご利用いただいている患者さんからのアンケートをご紹介します。

 

Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)

ネットで見つけました。

新開院ということで受診してみようと思いました。

 

Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

ひざ・股関節ともに変形性で、歩行や姿勢が悪く、

腰や背中にも痛みがあります。

 

Q.実際に受診されて良かったことを書いてください。

院内もきれいで雰囲気もおちつけてとても良いです。

先生も熱心に診てくれます。

お若い先生ですが、私にとってとても相性の良い先生だと思い、信頼しています。

体調も少しずつ良くなっていると感じています。受診してみて良かったです。

 

(K.Yさん 女性 61歳 西条市在住 主婦)

 

 

Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)

商工会議所の懇親会で初めてお会いして、名刺交換をさせて頂きました。

その時の印象がとても誠実な感じがして、応援したくなり、

たまたま股関節に違和感があったので訪ねました。

 

Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

左側の股関節の痛みと膝の痛み

 

Q.実際に受診されて良かったことを書いてください。

痛みのない施術で、徐々に痛みを取ってくださり、すっかり良くなりました。

ありがとうございました。

 

(山内章正さん 男性 63歳 西条市在住 会社役員)

 

 

 

◯無料相談が可能です

 

・当院ではLINEから個別の相談を24時間受付けております。

 ↓ ↓

https://lin.ee/eqCoX5G

 

お友達追加をしていただき、お気軽にご利用ください。

「このような症状ですが良くなりますか?」

「病院では◯◯と言われましたが治療できますか?」

「最近◯◯がしにくいのですが原因がわかりますか?」

例えばこのようにメッセージをください。

どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。

 

 

・ネット予約はこちらからどうぞ

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24時間対応していますが、当日のご予約はお電話にてお願いいたします。

↓↓

TEL:0898-64-2633

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(監修  柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎 )

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