膝の痛みで思うように動けない息子の姿に、胸が苦しくなる…
「外で走り回るのが大好きだった息子が、最近は外にも遊びに行かなくなった」
「試合に出られず練習にも参加できない。まだ幼い息子が不安や孤独に耐えている」
「何かしてあげたいけれど、どうすればいいのかわからない」
当院に来られるお母さんから、オスグッド病に悩む息子さんのことでご相談をいただくことがあります。
中には、いくつもの整骨院や治療所に通ったけれど一向に改善しなかった経緯や、
さらには「えっ、こんな方法で本当に治るの?」と驚くような施術方法を目の当たりにして、
不安になって通院をやめさせたと、過去のお話を聞かせてくださったお母さんもおられました。
おっしゃるように、大切なお子さんを任せる治療所を探すことは簡単ではありません。
だからと言って、セルフケアだけでは改善の見込みは薄いと感じています。
やはり、実績のある治療者からのアドバイスを受けることや、
的確な診断と計画的な施術、そして、ある程度の管理環境が必要と考えています。
この記事では、“成長期の膝の痛み『オスグッド』”を正しく理解し、改善のためにどのような治療方法が必要なのか、
そして、お母さんにもできる「改善に向けたお子さんの体のチェック方法」もお伝えします。
お体のチェックによって、お子さんのオスグッドの改善の目安がわかる可能性もあります。
ぜひ最後までご覧いただき、今回のブログをご活用ください。
そもそもオスグッドとは?(成長期の代表的なスポーツ障害)
オスグッド病(正式名称:オスグッド・シュラッター病)は、成長期の小・中学生に好発します。
特にサッカーやバスケットボール、陸上など、
ジャンプやダッシュ動作が多いスポーツをしている男子に多発する膝の障害です。
症状は膝のお皿の下、脛骨粗面(けいこつそめん)と呼ばれる出っ張り部分に炎症が起き、
・膝下を押すと強い痛み
・運動中や直後のズキッとした痛み
・走る、跳ぶ、しゃがむ動作での痛みの悪化
こういった形で症状やさまざまな支障が現れます。
「成長痛だから放っておけば治る」と言われることもありますが、あまり良い見解とは考えていません。
放置すると炎症が慢性化し、長期的にスポーツができなくなるケースもあります。
なぜオスグッド病は片側だけ痛くなるのか?|整骨院での施術介入が有効な理由
オスグッド病の症状は「片側に発症することが多い」と言われており、実際に私もそのように感じています。
両膝に発症する場合もありますが、その割合は20~30%とされています。
たとえ両膝に発症していても、症状の程度に大きな差があることがほとんどでした。
そこでふと思わないでしょうか?
膝は左右対称に2つあるのに、なぜ症状が片側に集中するのでしょうか?
それにはやはり、骨格の歪みや姿勢のアンバランスが関係しています。
そして、歪みが起こる原因には、
・スポーツの特性(競技動作の偏り)
・ポジションによる身体負担
・日常生活の姿勢(座り方、立ち方)
・遺伝的な骨格の形状
一般的にこういった例や背景があげられます。
このアンバランスによって筋力や関節の安定性、可動域に左右差が生まれ、一方の膝に負担が集中します。
特に成長期は骨が急激に伸びるため、筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、膝下の炎症を引き起こしやすい時期です。
オスグッド病に整体療法が必要な理由|炎症対策との併用が効果的
オスグッドを改善するには、痛みを伴う部分の炎症を抑えるだけでは不十分です。
根本原因である「負担の集中」を解消しない限り、再発の可能性が高まります。
整体療法では、
・骨格や姿勢の調整
・左右の筋力差の是正
・関節の安定性回復
・可動域の改善
こういった全身のバランス調整を目的とします。
当院でも、オスグッドの施術は膝だけを診るのではなく、股関節・骨盤・足首までを含めた調整を行います。
また、整体療法の恩恵は全身の血流促進と新陳代謝の活性化です。
これらは、消炎作用と傷ついた組織の修復には欠かせません。
痛みや腫れ(炎症症状)の改善には微弱電流療法が欠かせません
さらに、当院ではニューボックス(NEUBOX)という微弱電流治療器を用いた療法を併用しています。
整体療法と微弱電流療法の併用は、消炎効果・鎮痛作用をより増幅させます。
また、微弱電流療法の実施では、細胞レベルで修復が進むことも証明されており、
当院では「純粋なオスグッド病の痛み=脛骨粗面部の痛みや腫れ」に関しては、
3~4回の施術でほとんどが解消されています。
おかげさまで、「子どもがまた笑顔で練習に参加できた」「大会に間に合った」というように、
喜びの声をたくさんいただいております。
お母さんにお願い!オスグッド病の簡易チェック方法
成長期の膝の痛みは、いくつかの動作チェックでリスクや原因の一端を知ることができます。
まず、下半身や足部に現れる異常を発見する必要性があります。
⑴ニーイン・トゥーアウト(トゥーアウト・ニーイン)
つま先が外を向き、膝が内に入る姿勢。またはその傾向について。
膝や腰に負担がかかり、オスグッド病や他のスポーツ障害の原因になりやすい下肢の状態です。
オスグッド病の改善に向けて、ニーイン・トゥーアウトのポジションも修正する必要があります。
⑵回内足(かいないそく)
土踏まずが潰れるように内側へ倒れる足の形状を言います。足首が「くの字」を呈する場合もあります。
下半身だけでなく体全体のバランスが崩れ、膝への負担を増やします。⑴との関係性も強いです。
回内足がひどい場合には、オスグッドの症状が慢性化しやすく、
膝の曲がりの制限が継続しやすい、つまり、「しゃがめない」という状態が長引いている傾向にあります。
そして、以下の3つの動作をすることでオスグッド病の程度もチェックができます。
① 片脚立ち
骨盤の傾きや姿勢のふらつきが出れば、さまざまなエラーが隠れているサインです。
原因をひとつひとつさぐり出し、解消していくことが必要です。
また、⑴⑵がある場合には顕著に左右差や支持力低下があらわれます。
まずは、7秒間安定して立てるかを確認しましょう。
そして、写真を撮るなどして、回内足やニーイン・トゥーアウトの程度を確認します。
②ランジ動作
足を前後に開いてしゃがむ動作の中で、膝が内外にブレたり痛みが出る場合は要注意です。
⑴⑵との関係性が強く、特に⑴の発見として優位性が高いです。
静止姿勢の状態で写真を撮った時に、回内足やニーイン・トゥーアウトの程度を確認します。
↑実際の患者さんの様子をご自宅で動画撮影させていただいたものです(特別に掲載許可をいただいております)。
接地してから体重が乗った瞬間をスクショした画像なので少し見づらいとは思います。
ですが、明らかに右脚のニーイン・トゥーアウトがわかると思います。
③横向き寝での中殿筋(ちゅうでんきん)テスト
股関節を支える中殿筋の力が弱い側では、膝への負担が大きくなる傾向が強くなり、
オスグッドの原因につながります。
こちらの検査方法には少しコツがあります。
横向きで寝た状態で、脚をピンッと伸ばし、上半身と一直線にします。
(この時、横寝の姿勢がとりにくい様子がある場合にも、お身体を総合的に改善して行く必要性があります)
そのまま脚を20°〜30°ほど上げたところでキープします。
そして、検査人(お母さん)によって脚を下ろす方向へと負荷をかけてもらい、力比べの容量で耐久力をチェックします。
まずはオスグッドのない側や程度の弱い側でテストを行い、その様子に対して比較するようにしましょう。
検査人の力加減は3〜4割程度にしてください。
ここまで3つのチェック項目をお伝えしてきました。
これらのチェックで左右差や姿勢・動作のクセが見つかった場合には、
的確な施術を受けることでオスグッド病を改善できる可能性は高いと考えています。
オスグッド病は、原因となる体の使い方や骨格のアンバランスを整えれば、痛みの軽減だけでなく、
スポーツへの早期復帰も目指せます。
もちろん、当院ではこれらのチェック項目に該当した身体状況にも、自信を持って施術いたします。
「もしかしてうちの子も当てはまるかも…」と思ったら、悪化する前に一度ご相談ください。
また、「これだけではチェックの仕方が理解しきれない」「判断に自信がない」そういった場合もあると思います。
その際には、当院へお気軽にご相談ください。
セルフケアでは限界がある|早急にオスグッドの痛みを解消するには
お母さんによるチェックで原因の傾向を知ることはできますが、
実際には自己流ケアやご家族だけのサポートで根本改善までたどり着くのは難しいのが現実です。
なぜなら、オスグッドは膝の炎症だけでなく、体全体の使い方や骨格のバランスに原因があるためです。
一時的に痛みが和らいでも、根本的な歪みや動作のクセが残ったままでは、
運動再開と同時に再び悪化してしまうケースが少なくありません。
また、成長期は骨や筋肉が急速に変化する時期です。
身体も心も大きな変化を迎え、デリケートになっている時期ともいえます。
そのような時に負担のかかる状態が続くようなことがあれば、
・膝下の骨の変形
・長期間の運動制限
・他の関節や筋肉への二次的な負担
・競技の長期離脱による精神ダメージ
この他にも、将来的な影響につながる可能性すらあります。
しかし反対に言えば、原因を正しく見極め、適切な施術を行えば、改善への道は大きく開けます。
骨格や筋力バランスを整え、膝への負担を軽減すれば、スポーツへの早期復帰や再発防止も十分に可能です。
当院では、先ほどのチェック項目(トゥーアウト・ニーイン、回内足、左右差など)を含め、
体全体を多角的に評価し、お子さんの状態に合わせたオーダーメイド施術を行っています。
「本当にこの痛みは良くなるの?」と不安なお母さんも、まずは一度ご相談ください。
大切なお子さんが再び全力で走り、笑顔でスポーツを楽しめるよう、全力でサポートいたします。
まとめ|オスグッド病の早期対応で大切なお子さんの未来を守る
オスグッド病は「成長期だから仕方ない」ものではありません。
骨格や姿勢の歪みを整え、筋力と関節の機能を本来の状態に戻すことで、改善と再発防止は可能です。
当院では、整体と機能回復、そして炎症のコントロールという両面からアプローチし、
成長期の膝の痛みを根本から解消するお手伝いをしています。
「本当にこの治療でいいの?」と不安なお母さんも、まずはお気軽にご相談ください。
お子さんの笑顔と、再び全力で走る姿を取り戻すために、精一杯サポートいたします。
患者さんからいただいた喜びの声
当時小学校6年生だったサッカー少年からのお声(お母さんの代筆内容あり)と、
ご紹介いただいたお母さんからのクチコミアンケートをご紹介させていただきます。
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)
紹介
Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
オスグッド病
Q.実際に受診されて良かったことを書いてください
小6の息子がオスグッドでサッカーができなくなったり、自転車が焦げなくなったりしたので、受診しました。
先生に診ていただいてから、痛みがなくなり、試合に出れるようになり、
教えていただいたストレッチを家でも自主的に行うようになりました。
(K.Sさん 女性 39歳 公務員 西条市在住)
サッカーをしている息子の右膝が痛むようになりました。
日に日に悪くなり、サッカーどころか自転車に乗ることもできなくなり、
立ち上がったり動き出したりするときも辛そうにして、表情をゆがめるほどでした。
整形外科に連れて行くとオスグッドと診断され、サポーターの処方があり、
痛みと相談しながらサッカーや運動は調整するようにと言われました。
マシになったら動いてまた痛める、といった感じで、状態は悪くなる一方でした。
活発で、友達と走り回ったり体を動かしたりすることが大好きな息子なので、
次第に外に出る機会が減り、サッカーのクラブに行っても練習はできず、
浮かない顔をしている様子が心配になり、思い切っていしだ鍼灸整骨院さんに治療をお願いしました。
初診時には、息子と私の話を聞き、幾つかの動作を見たり、姿勢の確認などをされ画像や動画を使ったりして、
右膝のオスグッドの原因と治療方法を明確に説明してくださったことを覚えています。
その後、3回程度の治療で右膝の痛みを感じることがなくなりました。
自宅でのケアも教えていただき、息子も真面目に取り組んでいたことも幸いでした。
あんなに痛そうにしていたのがウソのようでした。
正直、成長に伴う痛みだから、成長期の間は仕方ないのかと考えていましたので、
治療をして良くなることに驚きました。そして、以前のように走り回る息子の姿に安心しています。
また、今春から自転車通学が始まるので、その心配もなくなりました。
本当にありがとうございました。
オスグッド病や足の痛みのご相談・施術予約はこちらから|当院の詳細について
※当院は完全予約制・自費診療専門の鍼灸整骨院です。
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こちらも24時間ご利用可能ですが、休診日の返答については控えさせていただきます。
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※施術料金
初回:12,800円(税込)
2回目以降:9,800円(税込)
もっと当院について知りたい方は、当院ホームページをご覧ください。
特別にご許可をいただいた患者さんとのインタビュー動画もご紹介させていただいております。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)