「スマホやタブレットを使うと、すぐに肩や首が辛くなってくる」
「SNSやネット配信の動画を見るのが楽しみなのに、肩こりで集中できない」
先日、来院された患者さんからそのようなお悩みを伺いました。
テレビよりもスマホやタブレットが主流になってきたことで、新たなお悩みが現れたように感じます。
さらにお話を伺っていくと、
「姿勢も悪くなってるし、良くないと自覚しているんですけど…」
「最近頭痛もするようになってきて、不安なんです」
もはやスマホやタブレットの使用は生活習慣のひとつであり、
それによって肩こりや頭痛に悩まれる方が増えています。
そしてお困りになった患者さんは、市販の湿布を貼ったり、近所のマッサージ屋さんに足を運ばれたようです。
しかし、一生懸命肩を揉んでもらっても、市販の健康グッズに頼ってみても、
いっこうに肩こりは良くならない…
そのようなことってありませんか?
こんにちは。
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しております、
院長の石田将太郎です。
この度は、なかなか良くならない肩こりを効果的に解消する方法をご紹介します。
・肩こりに長く悩んでいる
・在宅ワークが定着したことでさらに肩こりが悪化した
・自粛生活の頃から、体を動かすことが減りスマホに向かう時間が増えた
・スマホやタブレットを見る時間が増えてから不調が続く
・動画視聴やネットサーフィンを快適に楽しみたい
そのようなお悩みが少しでも軽くなっていただければと思い、
この度のブログを投稿しました。
ぜひ最後までご覧になっていただけると幸いです。
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【肩こりの解消に必要なこととは?】
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【湿布やマッサージよりも効果的!おすすめ肩こり解消法3選】
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【最後に】
【肩こりの解消に必要なこととは?】
肩こりを解消する上で欠かせない、重要なポイントがあります。
それは、人の体は「栄養」・「酸素」・「刺激」という3つの要素によって
健全な状態が保たれているということです。
また、「栄養」と「酸素」は血のめぐりによって全身のすみずみまで運び届けられます。
ご飯を食べて栄養をつけ、当たり前のように呼吸をして酸素を吸うように、
肩こり解消には、肩や首の筋肉にも「栄養」と「酸素」をたっぷりと与える必要性があり、
そのためには活発な血のめぐりを確保しないといけません。
しかし、長時間のデスクワークやスマホの画面を見る時間が増えることで、
体への「刺激」が減ってしまいます。
実はこの「刺激」があることで、活発な血のめぐりが保たれています。
突然ですが、
紙粘土(かみねんど)で遊んだことってありますか?
夏休みの工作で使われた方もいるかもしれません。
この紙粘土、乾くと硬まってしまいますよね。
肩こりを起こしている筋肉は、紙粘土が乾いた状態とイメージが似ています。
紙粘土をふたたび使える状態にするには水分を含ませたり、手でこねたり伸ばしたり、
手間を加えてあげないといけませんよね。
硬いままにしておくと、
場合によってはヒビ割れてパラパラにはがれ落ちてしまいます。
肩こりの筋肉も、硬いままにしていては血のめぐりがどんどん悪くなり、
症状は悪化する一方です。
ある医療論文によると、
人の体は30分以上同じ姿勢が続くだけでストレスを感じ、硬く緊張することがわかっています。
その上、デスクワークや小さな画面を凝視するような姿勢では、
かたよった場所(首や肩の筋肉・関節)に強いストレスがかかることになります。
heisei-ikai.or.jp(医療法人 平成医会より引用)
このように強いストレスをうけ、
乾いた紙粘土のようになった肩や首の筋肉の悲鳴が、
肩こりや首の痛みとして現れています。
普段から肩や首をケアしたり、
適度な運動をすることで筋肉に刺激を与え、柔軟に保つことで肩こりは予防できるようです。
【湿布やマッサージよりも効果的!おすすめ肩こり解消法3選】
しかし、継続して運動をすることや正確にお体のケアをすることって、
ハードルが高くないですか?
ここからは、肩こりや首の辛さを楽にするためのお手軽な解消法をお伝えしていきます。
継続することで肩こりが軽くなる可能性がどんどん高まります。
ぜひ実践していただけると嬉しいです。
①ツボを刺激しながら首を大きく回す
まず二つのツボをご紹介します。
どちらも肩こりに効果的なツボです。
↓ a.曲池(きょくち):肘を曲げた時にできるシワの延長線上で、肘先の骨の手前あたり。
↓ b.合谷(ごうこく):親指と人差し指の付け根のあたり。歯の痛みや頭痛にも効果的。
ツボの位置はおおよそで大丈夫です(緑のマーク周辺)!
押さえながら、ここが特に痛い、気持ちいい、と思えるポイントを探し、
その場所を押さえやすい指を使って10〜20秒間ジワ〜っと刺激します。
その間、押さえたまま首を大きく回したりゆっくりと横や縦に動かしてみましょう。
深呼吸をすることも効果的です。
肩や首の筋肉が少しずつ和らいでいきます。
(左右2ヶ所をそれぞれ、左右まわし3〜5回ずつ/日を目標に続けましょう)
※めまいやフワ〜っとするような感覚のある方は注意が必要です。
②タオル体操で肩甲骨を刺激する
肩甲骨を動かすことで肩や首に流れる血のめぐりが良くなります。
肩幅よりやや広くタオルを持ったままバンザイし、そのままゆっくりと
下へおろす運動を繰り返します。
肘をできるだけ下へおろしましょう。
胸を張り、顔を起こした状態で行います。
とくに硬い人は辛さを感じたり、汗をかくほどの刺激になると思います。
ポイントはおろす時にあります。
タオルを外側へ引っぱりながら、肩甲骨をよせるようにらおろしていきます。
背中の後ろで肘同士が近づくようによせていくと効果が高まります。
(10〜20回を1セットとし、2〜3回/日を目標に続けましょう)
③入浴の機会を増やす
入浴には温熱効果と水圧によるマッサージ効果があります。
リラックスすることで筋肉がやわらぎ、血のめぐりが良くなります。
肩こりに悩む方はぜひ、湯船につかる機会を増やすようみ心がけてくださいね。
38〜40℃のお湯に10分程度つかりましょう。
その時、①のツボ刺激をしていただくとより効果的です。
【最後に】
ここまでご覧いただきありがとうございました。
この度は、肩こりに効果的な解消法を3つご紹介させていただきました。
お仕事中や日常生活に取り入れていただくことで、
肩こりや首の痛みが少しでも軽くなっていただければ幸いです・
しかし頑張って取り組んでみても、
「あまり変化を感じれなかった」
「もっとスッキリしたいんだけど、、」
このように悩まれることもあるはずです。
そういった場合、お体の中に他の原因がひそんでいることもあります。
一度根本的な検査や治療を受けてみることをおすすめします。
整体でお体を整えたり鍼(はり)治療で血のめぐりを活発にすることも、肩こりの解消には
おすすめです。
専門的な検査もおこないますので、お困りでしたらぜひ一度当院へご相談ください。
また、
「ツボの位置をもっと詳しく教えて欲しい」
「タオル体操のやり方はこれでいいの?」
といったご意見や、その他のご要望もお待ちしております。
肩こりのない快適な生活を目指しましょう!!
・LINEからも個別の相談を24時間受付けております。
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「このような症状ですが良くなりますか?」
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どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)