「最近、寝つきが悪くて困っている…」

 

「部屋も涼しくしているし、環境が良いはずのにどうして寝れないんだろう」

 

「夜中に何度も目が覚めてしまって、疲れが抜けない…」

 

毎日うだるような暑さが続いていますが、体調はいかがでしょうか?

夜、しっかりと寝れていますか?

 

今回のブログでは、夏特有の“睡眠トラブル”について、

なぜこういった不調が起こるのか、そしてその対策方法を分かりやすくお話していきます。

 

睡眠にお悩みの方は、人知れず不安と戦っている場合もあります。

ぜひ最後までブログをご覧いただき、改善にお役立ていただければ幸いです。

 

 

夏の夜、エアコン設定もバッチリ…なのになぜ眠れない?

 

こんにちは。

愛媛県西条市で、「いしだ鍼灸整骨院」を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

今回のブログは、夏特有の“睡眠トラブル”にお悩みの方に向けて、

不調が起こる理由や、その対策としてどんな方法があるのかについてお伝えしていきます。

 

まず、今回のブログを作成した経緯について少し触れていきます。

季節は先になりますが、秋や冬になると体調を崩し、ぎっくり腰や関節の痛みに悩まされる方がおられます。

 

そういった方々が共通しておっしゃっていたことが、

「夏の疲れを引きずったままだった」

「夏場に眠れなくなって、そこから体がスッキリしない」

そういった、夏場の体調不良の名残りでした。

 

そして、疲労や体調不良の回復に欠かせないことはやはり睡眠です。

ところが、「寝室の環境を良くしていても寝れない」というように、

寝れない理由は”熱くて寝苦しい”からではないことを知りました。

 

そこで今回は、このような夏特有の“睡眠トラブル”にお悩みの方に向けて、

なぜこういった不調が起こるのか、そしてその対策としてどんな方法があるのかを、

知っていただこうと思ったことがきっかけでした。

 

 

疲れているのに寝つけない…今年の夏は体も心も限界ぎみ

 

今年の夏…本当に暑いですよね。

梅雨が短かった影響か、気温が高く、しかも湿度も高い。

 

そんな中、

「なんとなく体がだるい」

「汗ばっかりかいて疲れが抜けない」

「食欲はあるのにすぐお腹がいっぱいになる」

こういった、いわゆる“夏バテ”のような症状が早くから出ている方も多いと思います。

そして実はこの「夏バテ」、体だけでなく神経の働き=自律神経にも影響を与えているんです。

 

交感神経が高ぶると、体は「休めない」

 

人の体には、

昼間に活発になる「交感神経」と、夜にリラックスを促す「副交感神経」という、

2つの神経がバランスを取り合っており、2つを合わせて「自律神経」と総称されます。

過剰な暑さや室内外の温度差、冷たい飲料などで内臓が冷える、日光の刺激による眼精疲労と脳疲労、

そういった身体ストレスが続くと、昼に頑張るはずの交感神経が夜になってもスイッチオフにならない…。

こういった状態が続くようになります。

 

するとどうなるでしょうか?

・心拍数が下がらない

・呼吸が浅くなる

・筋肉がこわばったまま

まるで、エンジンをかけたまま車をガレージに入れているような状態ですね。

眠りたいのに、体はまるで戦闘モードのまま…これじゃあ、すんなんりと寝つけるはずがありません。

ましてや、寝れたとしても熟睡ができません。

 

暑さで筋肉や関節が消耗している|交感神経をさらに刺激する原因

 

さらに見逃されがちなのが、筋肉や関節のダメージです。

実は、猛暑の中で体はずっと“命を守るモード”で動いています。

どういうことかというと、体はまず「脳や内臓」を優先的に守ろうとするんですね。

 

そうすると、筋肉や関節のリカバリーはどうしても後回しになります。

つまり夏場は、回復が追いつかないままの筋肉や関節は、さらに酷使される状態になってしまうんです。

 

その結果、

・筋肉が硬くなる

・骨格がゆがむ

・姿勢が保てなくなる

 

こういった影響が、平衡感覚や姿勢のバランス、ひいては脳を支える土台にまで波及してしまいます。

体としては「これはまずいぞ」と、警戒モードをさらに高めてしまうんですね。

 

血流の悪化 → 神経の緊張 → さらに眠れない|断ち切りたい夏場の悪循環

 

そしてもうひとつ、見逃せないのが「血流の悪化」です。

筋肉や関節が硬くなると、周囲の血管を圧迫して血流が滞ります。

血の巡りが悪くなると、酸素や栄養が体のすみずみまで行き届かなくなります。

 

そして、自律神経の働きにも悪影響が出てしまうんです。

神経が働く時にも、やはり栄養と酸素は必要不可欠ですからね。

 

つまり、交感神経の興奮を鎮めたいのに、血流の悪化がそれを邪魔している――

そんな悪循環ができてしまいます。

 

 

夏場の睡眠トラブルを解消するためのセルフケア

 

体調管理や睡眠の改善に向けて、もちろん、セルフケアは大切です。

ここでは、「戦闘モード」になっている体を「休戦モード」にするためのセルフケアをお伝えしていきます。

 

1つ目は、副交感神経を優位にする呼吸方法です。

方法は簡単で、吸うと吐くのバランスを1:2にした呼吸方法を行います。

例えば、3秒で吸ったら6秒かけて吐き出す、というような具合です。

 

長くても4秒と8秒ぐらいがいいと思います。この呼吸法を寝る前に3〜5分間行いましょう。

実は、体や心がリラックスするには、吸うことよりも、肺が空っぽになるぐらい吐き出すことが大切です。

 

2つ目は、目のケアです。

こめかみをツーンと感じるぐらいに押さえ、5秒間キープします。

その後、前回しと後まわしを10回ずつ行いましょう。

 

次に、目を瞑った状態で眼球を心地良い程度に5秒間押さえます。ほんの少し抑えるだけでもOKです。

この時、片目ずつ優しく抑えるようにしてください。

これは、「眼球心臓反射:がんきゅうしんぞうはんしゃ」という体のメカニズムを使い、

心拍数を下げる方法でもあります。

 

緊張やストレスで気持ちが昂っている時や、実際に脈が速くなっているような感覚の時には特に効果的です。

注意として、徐脈傾向の方はしないようにお願いします。

 

さらに、蒸しタオルや熱めのお湯にくぐらせたタオルで目を温めることもおすすめです。

ほどよい蒸気と温熱効果で、目のまわりの血流を改善し、粘膜の保護に役立ちます。

 

目は脳が唯一体外へ飛び出したいるものと捉えても過言ではありません。

目のケアが脳をリラックスさせ、その効果が全身へとつながっていきます。

 

他にも、お風呂はシャワーで済まさずに、ぬるめのお湯に浸かるとか、

後頭部や首の後ろ側のクーリングケアなども効果的です。

 

ですが、体のゆがみや神経の興奮が強くなりすぎてしまっていると、

セルフケアだけではどうにもならない状態になっている場合も少なくはありません。

実際に、睡眠に影響が出ているという状態は、かなり深刻だったりします。

 

 

夏場の「寝つけない」「夜中に目が覚める」には、専門家の施術が効果的

 

「セルフケアも効果を感じられない」

「最近は3時間ほどしたら目が覚めてしまって、そこから寝られない」

「寝入るのに2時間かかる」

そういったときにこそ、整体や鍼灸といった体の奥深くから整える施術が効果的です。

 

 整体治療の強みは、ゆがんだ骨格を整えて、姿勢バランスを改善し、深い呼吸を促します。

これだけで、交感神経の緊張が緩み、副交感神経が働きやすくなります。

 

鍼治療では、首や背中、耳まわりや頭部、仙骨周辺など、自律神経に関わるポイントをやわらげることで、

血流を整え、神経の興奮をしずめていきます。

 

この2つを組み合わせることで、

「治療を受けだしてから寝つきがよくなった」

「夜中いつものトイレ以外で起きる回数が減った。起きてもまたすぐ寝れる」

「日中の疲労感がマシになってきた」

こういった変化を実感された患者さんから、喜びの声をいただいています。

 

夏場の消耗が秋冬の不調に影響

 

そしてもうひとつ、大事なこをお伝えします。

こうした“眠れない状態”や“神経の緊張”を放っておくと、秋の気温差や冬の寒さに体がついていけなくなり、

・ぎっくり腰

・関節痛

・しびれや違和感

・免疫力の低下

こういった深刻な状態につながるリスクが高くなっていきます。

夏の不調を今のうちに整えておくことが、秋冬を快適に過ごすためのポイントでもあります。

 

ブログで紹介したセルフケアだけが全てではありませんが、

お身体を回復させる取り組みはぜひ継続してください。

 

そして、整体や鍼治療を併用することで、睡眠の改善やお体の回復スピードはより速まるはずです。

 

おひとりで悩まずに、

お近くの鍼灸院や整骨院、または国家資格者が営む整骨院をお訪ねいただくこともおすすめします。

 

 

まとめ

 

今回のブログは、夏場の睡眠障害について解説してきました。

寝つきが悪くなった、夜中に何度も目が覚めるようになった、

そういったお体の様子について、原因や対策方法をお伝えしました。

 

猛暑の影響で早めの夏バテを起こしている方も大勢おられます。

お体の消耗が、こういった眠りへの影響として現れている場合があることをお伝えしました。

 

しかし、眠れないのは、決して気のせいではありません。

むしろ体が一生懸命、サインを出してくれている状態です。

 

このブログをご覧になって、「もしかして私もそうかも…」と思われた方や、

ご自身でセルフケアを続けてきた方、睡眠剤を増やそうかと悩まれている方がおられましたら、

まずは一度、当院へお気軽にご相談ください。

 

あなたの体が“眠れるモード”に切り替わるお手伝いを、しっかりとサポートさせていただきます。

 

今回のブログは以上となります。

動画の内容が、健やかな眠りと、穏やかな毎日を取り戻せるためのお手伝いとなっていれば幸いです。

 

 

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(監修  柔道整復師 鍼灸師  石田将太郎)

 

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