「朝の腰痛が一日の中で一番辛い。解消方法を教えてほしい」

 

「足がむくみだすと、決まって起床時の腰痛に悩むようになる」

 

 

起床時の腰痛にお困りの女性は多いと思います。

今回のブログでは、朝起きた時に感じる辛い腰痛の原因と、解消方法の一例を紹介させていただきます。

ブログの題名のとおり、腰痛だけでなくお身体がむくみやすい方であれば特に必見の内容です。

 

また、忙しさの中で治療に行けない、ストレッチするなら早く寝たい、

そういった状況に置かれている方にこそオススメできるブログです。

 

お時間の許す際に、ぜひ一度ご覧ください。

 

 

◯はじめに

 

こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

最近、50代女性が悩む起床時腰痛について治療をする機会が続きました。

確定申告の準備や、お勤めの会社の決算で仕事が忙しい方々が、腰痛を悪化されてお越しになられていました。

もしかしたら、同じようにお悩みになっている方がおられるのかもしれません。

 

傾向としては、腰痛だけでなく、下半身のむくみや冷えを伴う方が多いことも感じています。

こういった場合には血液の循環が悪くなっていることが多いです。

血流を良くする施術と一緒に腰痛治療をすることで、患者さんから喜びの声をいただいております。

 

しかしながら、既存の患者さんは定期的に通院されるために早期対応ができますが、

そうでない方は比較的に、「この忙しさが落ち着いてから治療に行ってみよう」といった具合で、

お体よりもお仕事や課題を優先される傾向があるようです。

 

また、

「治療しても仕事で疲れたらまた痛くなるんだし…」

「腰は辛いけど、セルフケアより少しでも早く寝たい」

そういったお気持ちもあるはずです。

 

そこで今回は、

多忙極めるデスクワーカーさんや、確定申告に向けて長時間パソコン作業に向かわれる方々に対して、

腰痛や下半身のむくみを解消するために、”何も頑張らなくていい”おすすめのセルフケアをご用意しました。

 

紹介するセルフケアの方法は、誰でもできる簡単な内容です。

ですが、簡単なのに効果はすごく高いです。

 

方法などは後ほど詳しく解説していきますが、

ドラッグストアなどに売っているキネシオロジーテープ(キネシオテープ)という、

特殊な素材でできたテーピングを1巻買っていただければ今回のセルフケアは8割完了です。

 

このブログを最後までご覧いただいたら、早速ドラッグストアへ足を運んでくださいね。

 

 

 

◯50代女性に多い起床時の腰痛と脚のむくみの関係性とは

 

先にもお伝えしたように、

デスクワークをはじめ、座ったままでいることで起こる腰痛や脚のむくみの原因には、

血液循環の低下(血流の悪さ)が大きく関与しています。

 

人の体は、「栄養」と「酸素」を必要とします。

脳や内臓はもちろん、手先や足の指の先まで、体の隅々へ「栄養」と「酸素」を届けていく必要があります。

もちろん、筋肉や関節にも欠かすことはできません。

 

そして、「栄養」と「酸素」は「血液」によって全身を隅々まで運び届けられていきます。

ところが、血液の循環が悪くなってしまうと、「栄養不足」「酸欠状態」になってしまい、

やがて痛みやしびれ、むくみといった症状を伴うようになっていきます。

 

実際にデスクワークで椅子に座って作業に没頭したり、座りっぱなし(立ちっぱなし)の姿勢が続くと、

腰の筋肉や股関節、膝の関節、ふくらはぎや太ももまわりの血流が悪くなります。

こういった状況が長時間続くようになると、腰痛がしたり、下半身のむくみが目立つようになります。

 

また、お身体の特徴の一つとして、睡眠中の血液循環は一日の中で最も悪くなります。

つまり、日中に酷使した腰は「栄養不足」「酸欠」をすでに起こしているのですが、

睡眠中にはその状態がさらに悪化します。

 

この様子では、朝起きた時に腰痛を感じたり、

寝てもむくみが取れないことがあっても不思議ではありません。

 

つまり、血液の循環を活発にするための対策を取ることができれば、

起床時の腰痛や脚のむくみを解消することにつながります。

 

 

◯多忙なデスクワーク女性におすすめ!後は寝るだけの腰痛対策をご紹介

 

ここからは、足元から血流を改善して、腰痛と下半身のむくみを解消するための方法をお伝えします。

これでもかと言うほどに手軽な対策方法です。

・忙しくてとにかく早く寝たい

・ストレッチやセルフマッサージはできない

そのような方にこそ、これだけでもやってみてほしいという腰痛対策になります。

 

まず、キネシオロジーテープ(キネシオテープ)の5cm幅のタイプを薬局やドラッグストアでご購入ください。

定価は600〜700円ほどと思います。

 

キネシオロジーテープには、このように特殊な波打(なみうち)加工がされています。

この波打加工によって皮膚と皮下組織との間に空間が作られ、

滞っていた毛細血管やリンパの流れがスムーズになります。

 

イメージとしては、収納している布団圧縮袋を開封し、布団の中に新鮮な空気が入っていくような感じです。

毛細血管の活発化はやがて大きな血管の流れに影響するようになり、悪化していた血流が改善されていきます。

 

また、筋肉の形状に合わせて貼ることができると、筋肉自体の動きをサポートするように働きます。

そのため、スポーツ選手のパフォーマンスアップや肉離れの予防、リハビリのサポートなど、

運動時に役立つテーピングとして認識されていることも多いです。

 

そういった側面があるので、一般的には知られていないテーピングかもしれませんから、

この機会にぜひ活用方法を知っていただきたいです。

 

そして、今回テーピングを貼る位置は2ヶ所だけです。

後はテーピングを貼ったままグッスリと夜寝ていただくだけです。

 

①内側のくるぶしの下からふくらはぎの内側を通って膝の高さまで

②踵(かかと)からふくらはぎの中央を通って膝の裏まで

(※わかりやすいようにカラー(黒)のついたテーピングを使用しています。市販のものはベージュが多いです)

 

まずはだいたいでいいので、長さに合わせたテーピングをカットします。

そして、テーピングを貼るときに、それぞれ少しだけ意識していただくポイントがあります。

 

①に関しては、足の裏を外に向けたポジションを作り、膝を伸ばした状態でくるぶしの下から貼るようにします。

 

(赤で透かしてあるあたりにテーピングを貼っていきます)

 

②については、足首を90°に固めたポジションで、こちらも膝を伸ばした状態で膝裏まで貼っていきます。

 

おそらく②に関しては一人では貼りにくいため、どなたかに手伝っていただくことをおすすめします。

ご自身で貼るとなった場合には、膝を曲げた状態からスタートし、

テーピングを踵から貼り上げていくタイミングに合わせて、ゆっくりと膝を伸ばしていくようにしてください。

 

テーピングの使用はこれだけでOKです。

「テーピングは引っ張って貼りますか?」と質問を受けることがありますが、引っ張る必要はありません。

お伝えしているように、貼る際の体のポジションを意識していただければOKです。

 

入浴やシャワーの前にテーピングを剥がし、お風呂上がりに新しくテーピングを貼り直します。

この工程を3〜5日間継続していただければ、ふくらはぎや膝の痛みの軽減を実感できるはずです。

身体感覚の鋭い方であれば、翌日にはむくみや疲労感の軽減に気付かれるかもしれません。

 

 

◯起床時の腰痛と足のむくみの関係性と踵上げ運動の有効性

 

実は、ふくらはぎや脚の内側には血管やリンパの通り道が集中しています。

そして、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど、血液循環に対して大きな役割を果たす筋肉です。

ふくらはぎの形状上、ポンプのように動いて下半身から全身へと血液を送り出しています。

 

デスクワークや座り仕事など、同姿勢が長時間に及ぶことでふくらはぎがカチカチに硬くなり、

ふくらはぎのポンプ作用は鈍くなっています。

 

さらに、50代の女性は全身の筋力が低下している可能性があり、

ふくらはぎ自体の働きも落ちていることが推測されます。

 

そのような時に、キネシオテーピングを上記の2ヶ所に貼ることで、

ふくらはぎが持つポンプの働きをサポートすることができます。

 

何度も繰り返すようですが、お風呂上がりにテーピングを貼り、そのまま寝ていただくだけOKです。

痒みなどの不快がなければ一日中貼っていても問題ありません。

 

さらに、踵上げ運動(座ったままでOK)ができると、よりふくらはぎのポンプ作用が活性化します。

下半身に滞っていた血流を、腰に向けて促進します。

  

 

できることであれば、お仕事中に踵上げ運動を行っていただきたいと思います。

その際のコツは、アラーム機能を使ってタイムマネジメントをすることです。

1時間に一度を目安に、踵上げ運動を20〜30回行なうことで、より血流が活発になります。

 

また、出勤時などにいつもより大股で歩くことや、やや速歩きを意識するだけでも、

キネシオテーピングの効果がより一層発揮されます。

 

ぜひ一度お試しください。

 

 

 

 

◯まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

今回のブログでは、50代女性に多い起床時腰痛と下半身のむくみについて書きました。

 

内容については、デスクワークや座りっぱなしによる腰痛の原因やむくみとの関係性、

そして、キネシオロジーテープを使用した血流の活性方法お伝えしています。

 

筋力低下によってふくらはぎのポンプ作用が低下し、動かないことでさらに血流は悪化します。

悪化した血流の影響で、腰の筋肉や股関節、お尻の筋肉に「酸素」や「栄養」が供給されなくなると、

やがて腰痛や下半身のむくみといった症状が起きやすくなります。

 

また、睡眠中はさらに血流が悪くなるため、起床時の腰痛が感じるようになることも不思議ではありません。

 

そういった身体不調に対し、何かしらの回復手段を取っていただきたいと思い、

キネシオロジーテーピングを用いた対策方法をご紹介しました。

お忙しい方にも手軽に行える方法ですので、ぜひご活用いただければ幸いです。

 

とはいえ、腰痛の原因は多岐にわたります。そして、複数の原因が合わさっていることも多いです。

 

テーピングを用いたところで、

「全く腰痛に変化が感じられなかった」

「日に日に起床時の腰痛が悪化している」

そのような場合もあります。

 

そういった時には、何か他の原因が隠れている可能性が高いです。

ですので、専門家に一度診ていただくことをおすすめします。

 

むやみにマッサージを受けに行くことや、

流行りの「〇〇剥がし」といった施術を受けることはおすすめできません。危険を伴います。

 

お近くの整形外科やクリニックへ受診していただくか、

柔道整復師や鍼灸師といった国家資格保有者のいる治療所をおたずねください。

 

また当院でも腰痛に対する専門的な検査や施術を行っていますので、お困りの際にはお気軽にご相談ください。

 

最後になりましたが、お仕事の忙しさや、一時的と言いながらハードワークの積み重ねによって、

お体や心を傷めないようにしていただきたいと心から願っています。

 

今回のブログをきっかけに、腰痛に苦しむ方が一人でも減るようであれば幸いです。

 

 

◯当院の詳細について

 

※当院は完全予約制・自費診療専門の鍼灸整骨院です。

 

※施術料金

初回:12,800円(税込)

2回目以降:9,800円(税込)

 

いしだ鍼灸整骨院

 〒799-1353 西条市三津屋南9-3
ホワイトコート三津屋G号

0898-64-2633

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〈診療時間〉
月・火・水・金曜日
9:00-20:00
土曜日
9:00-17:00
休診日
木曜日・日曜日・祝日

 

もっと当院について知りたい方は、当院ホームページをご覧ください。

患者さんの声などもご紹介させていただいております。

 

 

 

 

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 石田 将太郎 監修)

 

 

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