院長のひとり言日記(2024.02.27)
こんにちは、院長の石田です。
先日の地震、怖かったですね。
このあたりも震度3〜4の揺れだったようです。
私は診療中だったのですが、患者さんやアシスタントスタッフに注意をはらいながらも、
久しぶりに心臓がドキドキしていました。
揺れもさることながら、
あのけたたましい警告音がオルゴールBGMが穏やかに流れる静寂の院内に鳴り響いたと同時に、
強い縦揺れがドンッと一発、といった感じでした。
思い出してもドキドキします。
今年は年明けから能登半島を襲う大地震があり、
このあたりも中央構造線なる活断層が近くにあることから、大地震に対する備えの必要性を強く感じました。
皆さんもぜひ、万が一に備えるようにしてくださいね。
2024年3月の診療スケジュールについて
◯定休日
木曜日、日曜日、祝日
◯2日(土)ですが、研修参加のためお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
1・2月の振り返り
今年は1月4日(木)が今年度の診療はじめでした。
そういえば普段はお休みの木曜日からのスタートでした。
患者さんの状態や不調の傾向としては、
やはり、ぎっくり腰やぎっくり背中を起こされた方が多かったです。
成人式あたりまでの間は、真冬らしくない穏やかな気候が続いていたと思います。
まだまだ皆さん「正月モード」な感じで、
「(休み明けで)仕事がいつもより堪えた」「肩がいつもよりこった」
そのような声が多かったです。
他には、食べ過ぎ飲み過ぎによる胃腸の反射で、
背中や腰の外側、そして脚の付け根からスネの外側に重だるい感覚が残る、
といった症状を教えてくださった患者さんがおられました。
1月の半ばごろには、急に冷え込んだ日が続き、久しぶりの積雪がありました。
急な冷え込みに調子を崩された方もおられましたが、
「喉から上(顔)にかけて、締めつけるような苦しさがある」とおっしゃる患者さんがおられ、
よくよく聞いていくと似たようなニュアンスで訴える方が数名おられました。
その後の考察でわかったのですが、
暖冬の影響で、早くから飛び出している花粉に反応した患者さんたちに傾向がありました。
一種のアレルギー反応ではないかと推測しています。
それを皮切りに、目の痒みや鼻づまり、喉のイガイガを訴える患者さんがちらほらと出てきました。
関連して、鼻やのど、気管、肺といった呼吸器の状態が神経反射を起こします。
その影響と思われるのですが、左肩や腕にかけて痛みや重だるい感覚を自覚する患者さんもおられます。
他にも、頭痛、寝つきの悪さ、末端の冷え、眼精疲労、めまい、
そういった症状にお悩みの方が多い2ヶ月間でした。
3月以降の予測と養生について
なんといっても、花粉症の症状にお困りになる方が一気に増えるのではないかと思います。
また、暖かくなるにつれて、のぼせのような立ちくらみやめまい、頭痛も増えます。
肩こり首こりがひどくなった場合には、吐き気が出やすくなります。
先述しましたが、左肩を中心に腕に痛みや動きの制限、
場合によっては四十肩・五十肩を思わせるような症状が現れることがあります。
そういった場合は早急に治療を受けるようにしてください。
季節がら、受験生やそのご家族の方々の体調も心配です。
そして引越しや転勤など、生活環境がガラッと変わることで、疲労やストレスが体に影響する時期でもあります。
大きくいえば季節の変わり目ですが、
東洋医学では、春は「肝(かん)」の時期とあらわし、
冬に溜め込んだいらないものを出していく時と考えられています。
体質にもよりますが、人によっては蕁麻疹が出たり、鼻血が出たりすることが増えます。
良く言えばデトックスにはもってこいの時期ですが、
春の陽気にうわずった感情は、イライラとしてあらわれやすくなり、
自己コントロールが効かなくなって暴走してしまったりと、思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。
疲れを溜めすぎることや、反動でお酒を飲みすぎることには注意が必要です。
些細なことで言い合いになったり、感情のままに行動してしまう時期とも言われています。
他にも、自律神経の失調、肌あれ吹き出物、気分のモヤモヤ、
婦人科系のトラブルなど。
お体の状態がそのまま表情に出てしまう(怒り顔)時期と言われていますので、気をつけたいですね。
適度な運動と食事制限、水分補給、たっぷり睡眠をとる、そういった心掛けを意識し、
冬から春に移行していくこのタイミングを上手く過ごしましょう。
このような時にはお早めにご連絡をください
・寝ても疲れが取れない
・いつもより痛みやしびれが強い
・感じたことのない症状が出てきた
このような状態が3日続いた時には、それ以上我慢せずにご来院ください。
また、花粉症にお困りの方もぜひ一度お声掛けください。
・鼻炎薬が効かなくなった
・あまり薬には頼りたくない
・耳鼻科にいくのがイヤ
・鼻が詰まって仕事に集中できない
・イビキで家内に怒られる
当院では自律神経の反射を用いた花粉症治療を行っています。
詳しくはブログをご覧ください。
【自律神経を整えて花粉症の改善】目も痒いし鼻水も止まらない…でも薬には頼りたくないあなたへ。花粉症対策と薬を使わない治療法をご紹介します。
そして、毎年たくさんの方が悩まされる「草むしり」「草ひき」について。
「やり出すと知らない間に2〜3時間経っていた」
「終わって立とうとしたら腰が抜けたように動かなくなってしまった」
「翌日〇〇が痛くて大変だった」
このような声を昨年はたくさんいただきました。
お体には大きなダメージとなっていることが多く、
特に膝や股関節を痛めている方、関節の変形が進行している方、腰痛の方には、
始める前に一度ご来院いただくことをお願いしています。
実際に関節を壊してしまうことや、変形がエスカレートする可能性があります。
草刈機や除草マシーンも、久しぶりに使う前には一度メンテナンスや予備運転をさせるはずです。
お体も同様に、急にフル回転させないように注意しましょう。
また、作業中の注意点と終わってからのセルフケアについても直接お伝えします。
春の訪れとともに、これから雑草もどんどん生えていきます。
ご家庭によっては年中庭のお手入れが必要になりますよね。
決してご無理のないよう、計画的に行っていただけるようにお願いいたします。
初春頃というのは、体と心にミスマッチが生まれる時でもあります。
体が動きすぎることがあり、それが怪我につながることもあります。
例えば部活動学生さんの肉離れやママさんバレーでの負傷など、スポーツ中のアクシデントです。
また、健康増進のために始めたワークアウトやヨガをしている時に怪我をしてしまうと、
なんとも言えない気分になります。
何事も開始前には、入念にウォーミングアップをおこなうようにお願いいたします。
お体に何かトラブルがございましたら、お気軽にご相談ください。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)