Mさんから3回目のご来院時に、
「前回(2回目)の治療後から、一気に良くなりました」
「一年以上坐骨神経痛に悩んでいたので、こんな風に良くなっていくとは思いませんでした」
そのように嬉しいお声をいただきました。
この度ご紹介のMさん(40代 男性 会社員)は自宅の家事もこなされ、
休日には奥様のご実家のお弁当屋さんにてお手伝いをされるという、家族想いの優しいパパさんです。
夫として二児の父として、本当に見習わなければならないと心底思いました。
そしてそのような方の不調の改善に対し、お力添えができたことを嬉しく思います。
たった2回の治療で良くなる!?坐骨神経痛の改善事例をご紹介します
こんにちは、愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しております、
院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
この度のブログは、坐骨神経痛に限らず足やお尻の痛み、痺れにお困りの方に向けて、
改善の一助となる内容となっています。
大まかな内容は、改善事例と解消につながるセルフケアのご紹介です。
この度ブログを書かせていただいた経緯ですが、
ここ最近お尻の痛みや坐骨神経痛にお困りの方が続いていたこと、
そして、家事や育児に奮闘される男性患者さんのお困りを聞く機会が多かったことで、
すごく親近感を覚えたことがきっかけでした。
(私自身の自宅でのありようは、まだまだ妻に喜んでもらえるほどではありませんが)
この度のMさんですが、一年以上坐骨神経痛にお悩みになり、
直近では、
「立って作業をしている状態から一歩足を踏み出した瞬間に、
ビビッとお尻や脚に辛い感覚が走り、その場で動けなくなる」
「その様子に気づいた妻が心配そうな様子で自分を見ており、家族にまで心配をかけている」
そういった症状の悪化を感じ、仕事やご実家の手伝いに支障をきたしているというお困りで当院へご来院されました。
坐骨神経痛には整体治療が効果的?
必ずとは言えませんが、坐骨神経痛の患者さんからは、
「自分の姿勢が悪いことが原因だと思う」
そのように伺うことが多いように思います。
Mさんも症状以外に、姿勢が悪いことや骨格のゆがみを気にされていることを教えてくださいました。
結果からお話すると、2度目の治療後から調子がかなり良くなられたとご報告をいただきました。
ここからは治療内容や治療の目的について簡単に紹介させていただきますが、
この度、Mさんには治療以外にある取り組みをおこなっていただきました。
実はその取り組みが早期改善のキーポイントになっていると思っています。
ブログの最後にはMさんに取り組んでいただいた内容を、セルフケアとしてお伝えさせていただきます。
この度Mさんに施術させていただいた内容は、
①全身の整体
②足首の関節と足部の調整
③股関節まわりと太もものかたさをやわらげる施術
といった3つの項目を重点的におこないました。
それぞれの目的や効果を説明します。
①全身の整体について
画像の通りMさんの姿勢からは、体のゆがみや傾きがはっきりとわかる状態でした。
このような状態は、まっすぐに立ったり座ったりができていないことを現しています。
つまり、自分ではまっすぐに立ったり座ったりしているつもりでも、
常に坂道の途中に立たされているような状態と考えてください。
坂道で立つということは、体のどこかが踏ん張っている様子です。
そのような状態が長時間続いていると、踏ん張っている部分の筋肉や関節が緊張してかたくなります。
かたくなった場所では、血液の流れが悪くなります。
実は、体は「栄養」「酸素」「刺激」という3つの要素で良い状態が保たれています。
そして「栄養」と「酸素」は血液によって全身のすみずみまで運ばれて(循環して)供給されていきます。
しかし、血液の循環が悪くなると「栄養」と「酸素」がうまく供給されなくなっていきます。
血管を水やりのホースに例えるなら、ホースの一部分が折れ曲がっていて、
水(血液)が流れなくなっている様子をイメージしてください。
Mさんの場合は、脚を開き、やや腰を落として立つような習慣があったことが検査でわかりました。
そうすると、お尻の筋肉と太ももやすねの外側の筋肉が踏ん張り、
その場所はかたくなっていきます。
実際に触った感触も、お尻の外側や、下半身の外側がカチカチになっていました。
また、圧痛(押さえて感じる痛み)を激しく伴う状態でした。
この度のMさんの症状ですが、純粋な坐骨神経痛というよりは、「外側大腿皮神経(がいそくだいたいひしんけい)」
と呼ばれる太ももの外側を走る神経の状態が悪くなっていたことを推測しました。
つまり、股関節を動かすための筋肉(お尻の筋肉)や太ももの外側の筋肉がかたくなり、
血流が悪くなったことで、太ももの外側を走る神経(大腿外側皮神経)に「栄養」と「酸素」がうまく供給できず、
神経が過敏になって症状を感じるようになったと考えました。
②足首の関節と足部の調整についてですが、
姿勢を保つために、Mさんは足裏の小指側に体重をかける立ち方が習慣になっていました。
結果的に、足の小指や薬指を形成する骨組みの位置が、接地方向(地面方向)に落ち込むようにズレていました。
この様子では、体の外側に負担がかかる一方です。
そして、ご自身で姿勢を直すためのコントロールが効きません。
①②を踏まえ、Mさんのお体ではそういった状態が一年以上続いていたため、
脚やお尻の外側の筋肉がかたくなる→血流が悪くなる→神経に「栄養」と「酸素」が供給されない
→痛みや痺れを起こす→かばう→バランスが崩れる→さらに姿勢が悪くなる
このように悪い循環になっていたと推測しています。
③股関節まわりと太もものかたさをやわらげる施術ですが、
ストレッチを主体に、筋肉をやわらげる手技を何種類かおり混ぜましたが、
さらにMさんには自宅や職場にて、あるストレッチに取り組んでいただきました。
実は、こちらの取り組みをしていただいたからこそ、症状の早期緩和につながったことと考えています。
そしてここからは、Mさんに取り組んでいただいたストレッチをご紹介していきます。
もし今まさに坐骨神経痛や類似の症状、歩き始めや動き出しの辛さにお困りの方がおられれば、
ぜひお試しいただきたい方法です。
歩き始めや動き出しに感じる坐骨神経痛を改善するストレッチとは?
さっそくですが、3種類のストレッチをご紹介します。
簡単なストレッチばかりですから、まずはお風呂上がりに10分ほどを使って初めてみましょう。
①お尻の後ろ側のストレッチ
②太ももの裏〜膝裏やふくらはぎのストレッチ
③股関節の前〜太ももの前側のストレッチ
これらのストレッチを左右各20秒ずつ、最初の一週間は1〜2時間に一度を目安に継続していただきました。
熱心に継続してくださっていたことがわかるほど、2回目の治療中、施術している私には初回とは比べ物にならない
ほどの身体変化が感じられました。
そして3回目のご来院時には、「前回の治療後から、一気によくなりました」と嬉しい声を聞くことができました。
その後、完治や再発予防への取り組みに向け、治療計画を変更していくことをご提案させていただきました。
まとめ
この度ご紹介したストレッチをすれば、坐骨神経痛や類似の症状が必ず改善すると保証するものではありません。
ですが、治療をアシストするほどの効果があったことを実感していますし、
実際に坐骨神経痛に関連する筋肉に対するストレッチばかりです。
ぜひお困りの方に取り組んでいただきたいと思います。
しかし、
「取り組みを継続しても一向に良くならない」
「もっと早くこの辛い症状を軽くしたい」
「ストレッチの体勢すら辛くてとれない」
そのようなケースももちろんあるはずです。
そういった場合は他の原因が隠れていることも考えられますので、ぜひ一度当院へご相談いただければ幸いです。
この度ご紹介した症例はほんの一部です。
辛い痛みや痺れの原因は人それぞれですから、専門性のある問診と検査で原因をさぐり、
あなたにとって最良の治療をご提案させていただきます。
患者さんからの喜びの声
最後に
この度のブログ内容が少しでもお悩み解消のお役立ちになることを願います。
また他にも、ブログ内容についてのご質問や、解消法についてもっと詳しく知りたい、
そのようなご意見もお待ちしております。気軽にお問い合わせください。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)