「少しの痛みでも、腰痛ベルトは常に巻いててもいいですか?」
「寝るときもコルセットを着けていますが大丈夫ですか?」
腰痛でお困りの患者さんから、そのように相談を受けることがありました。
さらにくわしく聞いていくと、
「コルセットで締め付けていると痛みがマシなので離せません、、、」
「腰痛ベルトをしていると安心なんです」
慢性腰痛にお悩みの方や、いつも腰に負担のかかる仕事をされている方から、
そのようにうかがうことは少なくありません。
こんにちは!
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、
院長の石田将太郎です。
前回に引き続きパート②では
・腰痛ベルトやコルセットを使うべきタイミングとは!?
・腰の痛みを解消しながら腰痛ベルトを外していく方法とは?
・腰痛ベルトはもういらない!今日から始める腰痛解消法3選!
こちらをメインにお伝えしていきたいと思います。
・立っているだけで腰が痛みだす
・ジッとしている時のほうが腰痛を辛く感じる
・コルセットを常時装着している
そのような方には特におすすめの内容となっています。
お時間の許す折に、ぜひ一度ご覧ください。
【腰痛ベルトやコルセットを使うべきタイミングとは!?】
「明日は棚卸しで重たい商品をたくさん運ぶ予定がある」
「大掃除があっていつもより腰に負担がかかることが多そうだ」
このように、あらかじめ予防策として腰痛ベルトやコルセットを着けることは、
とても良い使い方と考えています。
また当院でも、
・ぎっくり腰や急に激しい腰痛に襲われた時
・ものに寄りかかっていないと腰や足に力が入らないような時
・産後など体の状態が不安定な時
このような場合には、固定や補助を目的として使用をすすめることがあります。
(状態やタイミングをみきわめ、使用の期間もお伝えします)
またよくあるご質問へのお答えとして、
・食事や睡眠中の装着はひかえる
・1時間に一度は締めつけを緩めるようにする
こういった点に注意をしていただいています。
ちまたでは、
「コルセットに頼りすぎていると(長く使っていると)、
腹筋や背中の筋肉が弱ってよけいに腰痛が長引く」
このように聞くことがありますが、
今のところ事実を裏付けるデータはないようです。
しかし、当院では治療を続けることで腰痛が改善していくにつれて、
ほとんどの方が腰痛ベルトやコルセットをつけなくなっていく傾向にあります。
そして、
コルセットや腰痛ベルトを使わなくなった患者さんからはこのようなお声もありました。
「汗で蒸れるから暑い時期は大変でした」
「痛み止めみたいに、そのうち効き目がなくなったらどうしようと思っていた」
「やっと自分の体に戻れた気分です」
【腰の痛みを解消しながら腰痛ベルトを外していく方法とは?】
突然ですが、久しぶりに逆上がりをしたらすんなりとはできなくなっていたり、
学生の間ずっとしていた運動を数年ぶりにやってみると、
「あの頃みたいに上手くできなくなっていた」
「頭ではできているのに体がついてこない」
こういった体験をされたことってありませんか?
調べてみると人の体は、
普段していることをある程度の期間せずにいることで、
動かし方などを忘れてしまう傾向があるようです。
それと同様に、腰痛ベルトやコルセットを長期間使い続けていると、
腹筋や背中の筋肉をはじめ、背骨や骨盤の動きが制限される時間が増えていく
ことになります。
つまり、いつの間にか腰痛ベルトやコルセットまかせな体の使い方になり、
いざ外すとなると、もとの体の使い方を忘れてしまっていることが考えられます。
こうなると、以前はできていたことができなくなっている状態にありますから、
それによって大きな不安を感じていたのかもしれません…。
腰痛ベルトやコルセットが手離せない気持ちになっていても、
無理のないことだったかもしれませんよね。
しかし、だからといって急にコルセットを外すことにはためらいがあるでしょうし、
実際に危険も考えられます。
ですので、以下の3つを参考に少しずつ外す時間を増やすように意識してみてください。
・立っているときや座って作業をしている時など、動きの無いタイミングで外す(歩いたり走
ったり、立ち上がりしゃがみ込みの時以外)
・5〜10分ずつ外す時間を伸ばしていく
・腹式呼吸をしながら、お腹や背中を膨らませる運動を取り入れる
(コルセットで締めつけていた部分のストレッチ効果になる)
コルセットや腰痛ベルトを外し、腰や骨盤周りに刺激を入れていくことで、
腰痛の解消にむけたスタートになると考えています。
あせらずに、少しずつ慣らしていきましょうね。
(※お医者さんの指示のもとに着用されている方は例外です。必ず担当医師に相談し、
くれぐれも自己判断で外すことはやめてくださいね。)
【腰痛ベルトはもういらない!今日から始める腰痛改善法3選!】
コルセットや腰痛ベルトだけでなく、
補正下着などで普段から体を締めつけている方にとってもオススメの方法です。
もちろんいろんな腰痛にも効果的ですので、
ぜひ日々の生活に取り入れていただけると幸いです。
①ゆっくりと大きな動きでエアフラフープ
名前のとおりに、ゆっくりと大きな動きで腰をまわす運動です。
腰を回すというより、お尻や下腹をできるだけ遠くへ向けるようにまわします。
実際にフープはつかいませんので、大きくなめらかな動きを意識してみましょう。
肩幅程度に足をひらき、
1周を3〜5秒ほどかけてゆーっくり大きくまわすだけです。
毎日左右10回ずつ頑張ってみましょう。
②ウエスト(脇腹)を刺激しながら深呼吸する
からだの側面で、骨盤と肋骨の真ん中あたりを「休め」の格好のように手をセットし、
少し挟むようにして、ウエストを刺激しながら大きく深呼吸をします。
膨らむお腹を軽くおさえ込むように抵抗し、
息を吐く時はさらに押し込むようにしていきましょう。
腰や腹筋のストレッチになります。
3回の深呼吸を、朝・昼・晩の計3回を目標におこないましょう。
③湯船につかる
温熱効果と水圧によるマッサージ効果によって、全身がリラックスします。
凝りかたまった筋肉もやわらかくなり、血の巡りがよくなります。
朝晩が冷える季節の変わりめや、
冷房などの冷えによって腰痛を強く感じる方には特におすすめします。
【最後に】
ここまでご覧になっていただきありがとうございます。
この度のブログ記事が腰痛にお悩みの方にとって
少しでも解消のお役に立てていれば幸いです。
ですが、
腰痛の原因はいまだわからないことの方が多いと言われていますので、
この度ご紹介した解消法も全ての方にとって効果があるとは言えません。
「実践して頑張っているけどあまり変化が感じれない…」
そのような場合は、お体になにか他の原因が潜んでいる可能性も高いです。
気になる方は一度当院へご相談ください。
他にも、「〇〇だけどみてもらえるのかな?」
「病院ではこう言われたけど治療してくれる?」
といったご相談にも対応しています。
あなたの不安に寄り添いたいと思います。
お気軽にご連絡くださいね。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)