「この腰痛はデスクワークを辞めないと治りませんか?」
「パソコンを1時間もすると腰が重だるくなってくる」
最近来られた女性患者さんはそのようにお話しをはじめました。
さらに詳しく伺っていくと、
「同僚が体調不良で会社を長期間休むことになって、皺寄せで仕事が急激に増えました」
「腰痛を感じ出してから、半年以上が経ちます」
とお話くださいました。
最近ではひとりで複数台の画面管理をすることもまれではないようです。
パソコンが得意ではない私は、お話を伺いながら驚きで口があいたっきりになっていました。
長時間のデスクワークと腰痛の関係とは
こんにちは、愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、
院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
今回のブログは、デスクワークによる腰痛を解消するための内容となっています。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
この度のブログを書いたきっかけですが、
新規の患者さんから、「デスクワークの時間が増えてから腰痛に悩んでいる」
というご相談が続いたことでした。
さまざまな理由でデスクワークの時間が増えていたようですが、
・腰の痛みで仕事に集中できない
・トイレに行くために立ち上がろうとしたら、腰痛ですぐに動けなかった
・デスクの電話を取ろうと腕を伸ばした瞬間に、ぎっくり腰の予感がした
このように仕事に支障が出ていたり、ぎっくり腰の不安が脳裏をよぎるほどですから、
早く治したいと思われたはずです。
しかも、「ここのところ同僚が仕事を休んでいて…」というお話は他の患者さんたちからも耳にしていました。
そういったこともありましたので、同じようなお困りの方が他にもおられるはずと思い、
この度のブログでは、デスクワークに関係する腰痛に特化した対策方法を紹介させていただきました。
お時間の許す際に、ぜひ最後までご覧ください。
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良い姿勢にしていても、腰痛の予防にはならない?
↓椅子に座っていると、いつの間にかこのような姿勢になっていることってありませんか?
いわゆる、骨盤が後ろに倒れてしまう姿勢ですね。
このような姿勢になると、背中が丸くなり、頭と支えるための首は前側にかたむいてしまいます。
というのも、骨盤が後ろに倒れた状態で背中を伸ばそうとすると、そのままのけぞって後ろに倒れてしまいます。
ですので、骨盤に対して背中を丸めることはある意味バランスを取るために、
なるべくしてなっている姿勢ということになります。
ただ、ここで問題になるのが頭の重さです。
頭の重さは体重のおよそ1割と言われており、ボーリング玉1個ぶんとして例えられるほどです。
骨盤が後ろに倒れ、首が前にかたむくことによって、
頭の重さは背中の筋肉をつたい、腰の筋肉を引っ張るように作用します。
そのような物理的負担が長期化していたことを想像すると、
腰痛が現れることも無理のないことだったと思います。
では、無理に姿勢を意識しなくても、骨盤を立てて、良い姿勢をキープする方法はないのでしょうか。
ここから、私の見解も踏まえて説明していきますね。
ある体のパーツの位置を変えて座るだけで腰痛が改善
「胸を張って背すじを伸ばしたり、良い姿勢を意識してもすぐ元に戻る…」
腰痛を改善するためにこのように取り組んだけど1時間と持たなかった、なんてことはありませんか?
一時的に、骨盤を立てて良い姿勢を意識することは簡単だと思います。
しかし、継続して良い姿勢を維持することはなかなか難しいことではないでしょうか。
では、どうして難しいのでしょうか。
それは、普段使わない筋肉を急激に使うようになったからです。
例えば、普段運動をされない方が、いきなり筋トレを始めるとします。
おそらく、あまり無理ができなかったり、すぐに筋肉痛になってしまうはずです。
原理は同じで、良い姿勢にしようと試みる時には、普段使わない筋肉を使うことになり、
それらの筋肉があっという間に疲労してしまいます。
ここに、良い姿勢を維持できないり理由が隠れていると考えています。
しかし、じゃあそれらの筋肉を強化すればいいのか、それはやはり運動や筋トレの必要性を説いているのか、
となれば、一気にハードルが上がってしまいますよね。
確かに運動や筋トレは腰痛解消の一助ではあります。
ただ、運動に費やす時間、労力やモチベーション、さまざまな観点からあまり現実的な対策ではないと考えています。
効果を実感するまでに時間がかかることも多いですからね。
そこでここからは、運動や筋トレに頼らずとも、
ある体のパーツの位置を変化させるだけで、腰痛をやわらげる効果のある座り方をお伝えしていきます。
腰の負担をやわらげる椅子の座り方をお伝えします!
ここからは当院の患者さんにもお伝えしている、腰痛予防の座り方をご紹介させていただきます。
①タオルを使って尾骨(びこつ:お尻の真ん中にあるしっぽのなごりの骨)を持ち上げる
尾骨をもち上げることで、骨盤がほどよく立ち上がった状態となります。
つまり、骨盤が整った環境を作り、自然と背すじが伸びるようにサポートしていきます。
手順を説明していきます。
⑴バスタオルを用意し、2回折ってから丸めたものをタオルクッションとして使います。
⑵椅子の座面後方に敷きます。
⑶タオルクッションの前半分のところに尾骨を当てて座ります。
このようにすることで、タオルクッションが骨盤をサポートしてくれるため、良い姿勢を維持しやすくなります。
使っているとタオルクッションがへしゃいでいきますので、
1時間〜2時間に一度は作り直すようにし、その間は立ち上がって体勢を変える時間にしていただくと、
さらに腰痛対策になります。
②足の位置を膝より後方に引く
逆からお伝えしますが、足を前に投げ出すと、バランスを取ろうとして上体をのけぞらせるような作用が働きます。
この様子では、骨盤が後ろへ倒れてしまいます。
反対に、足元を膝の真下ないしはさらに後方に位置するように意識すると、
骨盤が起こしやすくなり、上半身がつられて起きてきます。
上半身がいつもより支えられているように感じるかもしれません。
①②をセットで実施していただくことで、結果的に頭の位置が安定し、背中や腰の筋肉にかかる負担が軽減されます。
バスタオル一枚で完結する方法ですので、ぜひお試しください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度のブログでは、デスクワーク中の腰痛を解消する方法として、
椅子の座り方に注力した内容をお伝えしました。
簡単ですが大変効果のある対策法となっています。
実践していただくことで、少しでも腰痛の解消につながるようであれば幸いです。
しかしながら、対策を続けてもデスクワーク中の腰痛がなかなか改善されない場合は、
何か他の原因が隠れていることが多いです。
その際は当院での治療がお役に立てると思います。
治療の前には、専門的な検査によって原因を解明していきます。
お悩みの方は、当院の公式LINEからご相談ください。
患者さんからの喜びのお声
最後に
この度のブログ内容が少しでもお悩み解消のお役立ちになることを願います。
また他にも、ブログ内容についてのご質問や、解消法についてもっと詳しく知りたい、
そのようなご意見もお待ちしております。気軽にお問い合わせください。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)