院長のひとり言日記(2024.3.29)
◯当院の地域活動が循環しています
先日子ども食堂を運営される団体さまよりお礼のメッセージをいただきました。
お忙しい中、わざわざありがとうございました。
昨年のことですが、当院の地域活動が愛媛新聞さんに掲載されました。
内容は、西条市社会福祉協議会に感染症予防用の消毒液と、米100kgを寄付させていただいた時のものです。
消毒液は福祉施設や教育機関へ、
お米に関しては地域で開催される子ども食堂の運営に役立てていただくためです。
春休みなど長期休みになると、毎日のように子ども食堂を開催される団体もあるようです。
大変なことと思いますが、喜ばれる方々の表情も浮かびます。
食材等の確保も簡単ではないはずです。
当院からの寄付が少しでもお役に立てているようであれば幸いです。
当院では開業当初より、通院される患者さんの治療費の1%を、
地域の課題や未来に向けて活用させていただいております。
患者さんのご来院が地域貢献につながる「循環型治療院」を目指しています。
微力ではありますが、今後も地域活動を継続してまいります。
◯当院の地域貢献活動について
実は愛媛新聞さんに取り上げていただいたことには、ある経緯がありました。
と言うのも、掲載にあたる活動は西条高校の生徒さんと一緒に行っています。
話が少しさかのぼります。
当院は2021年5月に開院したのですが、コロナウイルスの流行真っ只中でした。
近隣では、飲食店をはじめ商店が軒並みシャッターを閉め、経営に苦しむ声をたくさん聞いていました。
また、教育機関や福祉施設の運営も大変で、開院挨拶にまわらせていただいた時も、
緊張の張り詰めた雰囲気に、息苦しさを覚えるばかりでした。
私自身、開業前はデイサービスを運営していたので、とても他人事とは思えない気持ちになりました。
開業してすぐでしたが、「地域に向けて何かできることはないのかな」そのように考える毎日でした。
そして思いついたのが、同業の治療家先生たちとのネットワークを駆使し、
医療品として消毒液やマスクを大量に調達することでした。
調達したマスクと消毒液を社会福祉協議会や、地域の福祉施設、小学校や中学校、
近隣の保育所等にお使いいただくように、寄付活動を定期的におこなってきました。
当院では他にも、地域清掃や健康講座の開催、他にも治療家対象のセミナー活動を行っているのですが、
ある時、地域おこし協力隊として活動される方から「西条高校で授業をしてほしい」とお話をいただきました。
その方のお名前は高田裕明(たかたひろあき)さん。
普段はAki’sKitchenというバインミー(ベトナムのサンドウィッチ)を販売するキッチンカーを営まれる方で、
移住推進活動やコンサルティング、他にも数々の肩書をお持ちです。
高田さんご自身も、西条高校にて地域をテーマにした授業を毎年受け持たれています。
そんな高田さんが当院の活動を知っていてくださり、
活動内容やその継続を大変評価してくださいました。
西条高校の生徒さんの中にも、若くして地域活性や住んでいるまちの将来を考えている有志がいる。
そういった生徒さんたちにお話を聞かせてあげてください。
というご依頼でした。
当院の地域活動は、高田さんにご縁を繋いでいただいたことで大きな循環を生むことができました。
本当にありがとうございます。
◯西条高校の生徒さんと共同して地域貢献活動を行いました
↑こちらから当日の様子に関する記事がご覧になれます(2023.10.12掲載分)
西条高校にて登壇させて頂いた際のお話は割愛させていただきますが、
この時に生徒さんたちから頂いたお声やアンケートの中に、気になる意見が多数ありました。
それらをまとめてみると、
・地域に向けて何かしたい気持ちはあっても、特殊な団体や組織に参加する必要があると思っていた
・ボランティアや地域活動には、公務員や行政が関係したり、またその許可が必要と思っていた
・個人では取り組みを続けることは難しい
このような認識があり、地域活動はハードルの高いものになっていることがわかりました。
ですが、私自身は常に個人単位で地域活動を行っていますし、
「活動を情報として発信することが大切で、発信を受け取った方が感化され、そこから新しい活動が生まれる」
このように活動の循環が大切です、と話をまとめさせていただきました。
今やSNSを駆使し、情報を発信する能力は私よりも高校生の皆さんの方が断然優れているはずです。
生徒さんの中には、柑橘園のお手伝いをされる方もおられたり、地域の祭りを誇りに想う方もおられます。
これらに参加することだって、立派な地域活動だと思います。
そういった背景もあり、
「まずは一緒に地域活動を行ってみませんか?」
と言う私からの提案を西条高校さんが快諾してくださり、この度の機会が生まれました。
「身近にいろんな形で地域貢献ができると知ってほしかった。若い世代と地域の架け橋になれればいい」
と記者さんが私の声をまとめてくださっています。
◯最後に
西条市は今後人口減少が進み、革命的な何かが起きない以上、地域としては弱くなる一方です。
そのような中でもこれからを担う若い世代が地元を想い、地域を活性させようと活動するのなら、
喜んで力を貸せるように、私も今この時を精一杯生きて頑張りたいと考えています。
私には大切な家族があります。愛してやまないふたりの子どももいます。
できることなら、
子どもやその先にできるであろう孫世代になっても、安心して暮らせるまちで在り続けてほしいです。
そのためにも、みんなで地域を盛り上げましょう。
できることをコツコツと積み重ねましょう。
LOVESAIJO!!
◯下記URLは取材してくださった記者さんからのメールを抜粋添付したものです。
よろしければご覧ください。
↓↓
12/7に取材させていただいた寄付活動の紹介記事を、
LOVE SAIJOサイトへ掲載しております。
https://www.lovesaijo.com/education/sh2023-05-sj/
LOVE SAIJOの各種SNSでも情報発信いたしました。
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・西条市公式LINE
https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/citypromo/line-saijo.html
取材にご協力くださいました、
愛媛新聞社西条支局長 高橋圭太様
西条市役所経営戦略部シティプロモーション推進課 越智裕美子様
まいぷれ新居浜・西条営業部リーダー 山下真弘様
お忙しい中にも関わらず、誠にありがとうございました。
この場ですが、改めて感謝申し上げます。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)