猛暑の影響|心臓と肺にかかる負担と自律神経の乱れ

 

こんにちは。

愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。

 

秋なのに疲れが抜けない…それは「秋バテ」かもしれません

 

「涼しくなってきたのに、なんだか息苦しい」

「夜になると動悸やだるさを感じる」

「休んでも疲れが取れない」

 

そういった不調を訴える女性が、秋になると増えてきます。

実はそれ、『”猛暑の疲れが体に残っている”秋バテ』かもしれません。

 

特に40〜50代の女性は、更年期やホルモン変化の影響で自律神経が乱れやすく、

夏のダメージを回復しきれないまま、秋を迎えてしまう方が多いのです。

 

 

秋バテの原因|猛暑の疲れが残る理由 ― 交感神経の「過緊張」

 

猛暑の間、体は命を守るために常にフル稼働しています。

体温を下げようとして汗をかき、心拍数を上げて血液を巡らせる――

これは、交感神経が優位な状態です。

 

他の動物なら、舌を出してハッハハッハとひっきりなく息を荒げている状態ですから、

とてもしんどそうですよね。

 

そしてこの状態が長く続くと、

・血圧や心拍が高めに維持される

・体の緊張が抜けず呼吸が浅くなる

・睡眠の質が落ちる

こういった状態が慢性化してしまいます。

 

秋になって気温が下がっても、神経が“戦闘モード”のまま切り替えられず、

体は休むタイミングを見失ってしまうのです。

 

心臓への負担が肺へ、そして呼吸を弱める

 

暑さの中で体温を下げるため、血流を全身にめぐらせようと心臓はフル回転しています。

その疲労が残ったままだと、心臓の動きが鈍り、次に影響を受けるのが肺(呼吸)です。

 

心臓の動きが弱まると、肺への血流も滞ります。

自覚できる症状としては、呼吸が浅くなり、酸素を十分に取り込めなくなります。

 

その結果は、

・息切れしやすい

・胸の圧迫感を感じる

・なんとなく呼吸がしづらい

こういった「胸まわりの不調」として現れやすくなります。

 

 

呼吸が浅くなると、内臓の働きが低下していく

 

呼吸が浅いということは、横隔膜(お腹の奥の筋肉)がうまく動いていない状態です。

横隔膜は呼吸と同時に内臓のマッサージを行う役割もあります。

 

その動きが鈍くなると、

・胃や腸の血流が悪くなる

・消化吸収機能が低下する

・便秘や膨満感を感じやすくなる

さらに、冷たい飲み物や食べ物を摂り続けることで、

内臓の表面(特に胃や腸)が硬くなり、血流がさらに滞ります。

 

秋になって食欲が戻っても、消化吸収が追いつかないため、

栄養を取り込めず、エネルギー不足のまま――

「夏バテが抜けない」「朝から疲れている」といった秋バテ症状へつながるのです。

 

 

今日からはじめる秋バテを防ぐ3つのセルフケア

 

① 深呼吸よりも「胸を開く」呼吸法

浅い呼吸を改善するには、まず胸郭(肋骨まわり)を動かすことが大切です。

両手を背中で組み、肩甲骨を寄せるように胸を開いて5秒キープ。

これを3〜5回繰り返すだけで、呼吸筋が働きやすくなります。

ポイント:肩ではなく胸や肋骨を広げる意識で行うと、横隔膜がスムーズに動きます。

 

② 胸まわりを温めて「呼吸の通り道」を整える

冷房で冷えたままの胸部を温めることで、血流が改善します。

温かいタオルを胸の中央〜みぞおちに3分ほど当てるだけでもOK。

呼吸が深まり、自律神経が落ち着きやすくなります。

就寝前に行うと眠り深くなり、よりお身体の回復が進みます。

 

③ 胃腸を労わる「内臓温活」

冷たい飲み物を控え、白湯や温かいスープを1日1〜2回。特に起床時や朝食前、睡眠前がおすすめです。

胃腸が温まると、副交感神経が優位になり、体が「休むモード」に切り替わります。

腹部を冷やさないように心がけるには、内側からの温めも必要です。

 

 

専門家の視点:秋バテを長引かせる“回復力の低下”

 

秋バテが抜けない原因の一つは、回復力そのものが落ちていること。

それを支えるのは「自律神経・血流・呼吸機能」の3つです。

 

当院では、

・微弱電流療法(NEUBOX) による神経バランスの回復

・鍼治療と遠赤外線療法 による内臓機能の活性化

・姿勢と呼吸の調整 による胸郭コンディショニング

これらを軸にした施術方法で、体の中から「整う力」を取り戻すサポートを行っています。

 

回復力自体の回復を自然に待つなら、1ヶ月間の完全休養や、一日7〜8時間の深い睡眠確保など、

環境条件から整える必要があります。

 

しかしながら、そのようなことは現実味がありませんよね。

なので、いつまでも体調が回復しないままであったり、この先の体調が不安だという場合には、

思い切って専門家にご相談されることをおすすめします。

 

もちろん当院でもご対応しますので、

秋バテや寝ても良くならない疲れなど、夏から引きずる体調不良にお困りであれば、

お気軽にご相談ください。

 

 

まとめ:秋は“回復の季節”に

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回のブログは、猛暑を乗り越えた女性に増える“秋バテ”の正体と改善方法についてまとめました。

 

猛暑のダメージをそのままにしておくと、秋バテは冬の冷えや不眠症にまでつながります。

「疲れやすい」「息が浅い」「食欲がない」――

そんなサインを感じたら、体の声を聞くタイミングです。

 

当院では、女性特有の自律神経の乱れや更年期の症状、ホルモンバランスの乱れによる体調不良にも対応しています。

どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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(監修 柔道整復師・鍼灸師 石田将太郎)

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