「何もせずにじっと立っている時のほうが腰が辛いんです…」
「いつ腰が痛み出すかわからないので、痛くなくても一日中コルセットをしています」
最近腰痛に悩まれる方からそのようにうかがうことがありました。
さらに詳しく聞いていくと、
「パートでレジ打ちをしているんですが、1時間ぐらいすると痛みでジッとしてられなくなる」
「重い物を持つわけでもないし、立っているだけなのにどうして腰が痛みだすのかわかりません」
といった内容でした。
こんにちは。
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しております、
院長の石田将太郎です。
腰痛は、重たい物を持ち上げたり、急に激しい運動をすることで
腰に負担がかかることが原因と思われる方が多いかもしれません。
しかし、それだけではない腰痛の原因が他にもあるようでした。
この度のブログでは、
立っているだけで腰痛を感じる原因や対処法をお伝えしていきます。
同じようにお悩みの方や、
腰痛の治療を受けているけれどあまりスッキリしない…
そのような方々に向けても、お役に立てる内容となっています。
ぜひお時間の許す折に一度ご覧になっていただければ幸いです。
【立っているだけなのに腰が痛くなるその理由とは?】
腰痛の患者さんの履かれているシューズを見ていると、
片方だけ、かかとのあたりが外へ押し出されているような変形を
見ることがありました。
また、靴底の外側がすり減っていたり、踏みつぶれているような様子を
見かけることが多くあります。
何気なく、
「普段どのようにして立つと楽ですか?」
とうかがってみると、
↑このように片足だけに体重をかけるような立ち方になることを教えてくださいました。
後ろから膝カックンをされると、尻もちをついてしまいそうな立ち方ですよね。
じつは、片足だけに体重をかける姿勢が続くと、
重心が左右どちらかにかたよってしまい、片脚の外側に体重がかかるようになっていきます。
(横へ倒れる力が強くなっていく)
シューズのかかとが変形していたり、靴底の外側がすり減ることも納得できそうですよね。
そして共通してわかったことがあります。
それは、体重がかかっている側の体では、
太ももやふくらはぎの筋肉が緊張して腫れるようになり、
さらには、腰や背中の筋肉までカチカチに硬くなっていることでした。
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作業姿勢に関しては、立って仕事をする時間、下を向いたままの姿勢、上を向いたままの
姿勢、腰に負担がかかる姿勢が長いほど発症する腰痛のGradeの高い割合が多かった。
https://www.research.johas.go.jp/booklet/pdf/05.pdf
【体にとって必要な3つの要素とは!?】
筋肉が硬くなるとどのようなことが起こるのでしょうか?
人の体には、「栄養」・「酸素」・「刺激」という3つの要素が必要です。
また「栄養」と「酸素」は血のめぐりによって体中をいきわたります。
硬くなった筋肉の影響で血のめぐりが悪くなります。
水やりのホースが途中で折れ曲がっているようなイメージとお考えください。
太ももやふくらはぎ、そして背中の筋肉が硬くなっていると、
腰には「栄養」と「酸素」が十分にいきわたらなくなります。
また長時間立っていることで、体への「刺激」も不十分となります。
そのような状態が長く続いているとなれば、
立っているだけで腰が痛みだすことも、無理のないことだったかもしれません。
【まとめ】
ここまでご覧になっていただきありがとうございました。
今回パート①では、
・立っているだけなのに腰痛になる原因
・片足に体重がかかる立ちかたの影響
(重心のかたよりや、シューズの変形・靴底のすり減りには注意)
・体にとって必要な3つの要素
という点に大きく触れていきました。
パート②では、
【腰痛ベルトやコルセットを使うべきタイミングとは!?】
【腰痛ベルトはもういらない!今日から始める腰痛解消法3選!】
このような内容をメインにお伝えしていきます。
引き続きご覧になっていただけると幸いです。
あ!
もし靴底がすり減っていたり、靴のどこかが変形しているようでしたら、
早めに交換しましょうね!
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「このような症状ですが良くなりますか?」
「○○と言われましたが治療できますか?」
「最近○○がしにくいのですが原因がわかりますか?」
などとメッセージをください。
どんなに些細なお悩みでも大丈夫ですよ。
(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)