「朝の掃き掃除のとき、決まって左の腰がズキズキ痛む」
「左側の腰の痛みで、思うように家事ができない」
「コルセットをしないと腰痛で庭の掃除ができない」
最近、こういったご相談を主婦の方からいただく機会が増えていました。
もし、箒(ほうき)を使って掃き掃除をしていると「左側の腰痛がするという」というお困りがあるようでしたら、
今回のブログを、ぜひ最後までご覧ください。
朝の掃き掃除で「左腰だけ痛い」理由とは?
こんにちは。
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
朝の庭掃除や敷地内の落ち葉を箒(ほうき)で掃いていると、なぜか「左側の腰だけが痛む」と感じる方がおられます。
短時間の作業なのに、終わった頃には左腰がズキズキと重たくなる――。
このようなケースでは、
左側の腹斜筋(フクシャキン)・内転筋(ナイテンキン)・広背筋(コウハイキン) という、
3つの筋肉が硬くなっている傾向があります。
今回のブログでは、多くの方は右利きで、右から左方向に箒を掃くフォームによる腰痛と前提にさせていただきます。
この動作では、最後に 左足で体のエネルギーを受け止めることになるため、左側に負担が偏るります。
その結果、掃き掃除後に「左腰だけが痛い」という症状が現れやすくなります。
なぜ負担が左腰に集中するのか?3つの筋肉の関係
朝の掃き掃除で左側にばかり腰痛を感じるとお困りだった患者さんたちのお体を細かく探っていくと、
ある共通点がありました。
また、その共通点はどれも筋肉にありました。
そして、治療の継続と、対象になる筋肉へのセルフストレッチをご自宅でも行っていただくことで、
スムーズに改善に結びつけることができました。
ここからは、原因になっていた筋肉と、そのセルフストレッチについてご紹介と解説をしていきます。
もし、「箒を使って掃き掃除をしていると左側の腰が痛む」といったお困りを抱えているようであれば、
ぜひストレッチをお試しください。
1. 左側の腹斜筋(わき腹の筋肉)
右から左へ掃く動作の繰り返しで、体幹のねじりを担う左側の腹斜筋に強い負担がかかります。
体が正面を向いたまま腕で掃き続けると、左側の腹斜筋ばかりが酷使され、筋肉が硬くなり腰痛を引き起こしやすくなります。
2. 左側の内転筋(太ももの内側の筋肉)
右手で掃いた勢いを最後に受け止めるのは、左足です。
そのとき左脚の内ももにある内転筋が体を支えるために緊張しやすくなります。
硬くなると骨盤の可動域が制限され、腰の動きまで悪影響を受け、左腰に痛みを感じやすくなります。
3. 左側の広背筋(背中の大きな筋肉)
腕を大きく振る動作は、背中の広背筋を強く引っ張ります。
右から左へと繰り返すうちに、左側の広背筋が体を支える役割を担い、腰椎を下方向に押し付けるような力が働きます。
さらに、この状態が続くと 「左肩が下がって前に出る」 という見た目の特徴が現れやすくなります。
これは、広背筋が硬く縮こまることで 腕と肩甲骨の位置がずれ、姿勢全体のバランスにも影響を与えるためです。
結果として、腰だけでなく肩こりや背中の張りを伴うケースも多く見られます。
左腰の腰の痛みをやわらげる3つのストレッチ
ここからは、硬くなりやすい 左側の腹斜筋・内転筋・広背筋 を順に伸ばす方法をご紹介します。
【左腹斜筋】わき腹の張りをゆるめて腰痛をやわらげる方法
足を肩幅に開いて立ちます。
左腰が痛い場合は、左手を頭の上にあげ、体を右にゆっくり倒します。
息を吐きながら、左のわき腹(腹斜筋)が伸びているのを感じて20〜30秒キープ。
【左内転筋】内ももを伸ばして骨盤の動きをスムーズに
足を肩幅より広めに開いて立ちます。
左膝を軽く曲げ、体重を左側にかけます。
左内もも(内転筋)が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ。
【左広背筋】背中の突っ張りを解消し、肩と腰を同時にラクにする
両手を頭の上で組みます。
腕を天井に伸ばしながら、体を斜め右前に倒します。
左背中(広背筋)が心地よく伸びているのを感じて20〜30秒。
これらのストレッチは、一日に3回を目標に行なってください。
特に掃き掃除の前後は、入念に行なっていただくことをおすすめします。
ストレッチで良くならない腰痛は要注意!放置せず専門家へ
これらのストレッチで楽になる方も多いのですが、
なかには「続けても一向に改善しない」「逆に痛みが強くなってきた」という方もいます。
そのような場合は、筋肉の硬さだけでなく、腰椎や骨盤、股関節など他の要因が隠れていることも少なくありません。
そうしたときには、お近くの整骨院や鍼灸院にご相談ください。
間違っても、無資格者が営む整体やリラクゼーション目的のマッサージ店に腰の施術を任せないようにご注意ください。
原因をしっかり見極め、適切な施術を受けることが大切です。
いしだ鍼灸整骨院の腰痛専門施術について
当院「いしだ鍼灸整骨院」では、腰痛に対して特に専門性を持ち、
患者さま一人ひとりの原因に合わせた施術を行っています。
鍼治療や微弱電流療法などを組み合わせ、筋肉や神経の緊張を和らげ、腰への負担を軽くしていきます。
もしお近くにお住まいの方で、
・箒で掃き掃除をしていたら左腰が痛む
・左側の腰痛がなかなか良くならない
そのようなお悩みがあるようでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
掃き掃除で左腰が痛む方へ:今日からできる解決ステップ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回のブログの内容をまとめると、
・右利きの方が右から左へ掃くフォームでは、最後に左足でエネルギーを受け止めるため、負担が左側に集中しやすい
・左の腹斜筋・内転筋・広背筋が硬くなることで、左腰の痛みにつながる
・左側を中心にストレッチを行い、負担を和らげることが解消の第一歩
・改善が見られない場合は、専門機関に相談することが安心
こういった内容について触れさせていただきました。
朝の掃き掃除が毎日のルーティンワークのようになっている方も多いと思います。
なので、「ちょっと痛いな」と思ったときこそ、ケアを始めるタイミングです。
無理をせず、適切な方法で腰を守るようにしていきましょう。
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(監修 柔道整復師・鍼灸師 石田将太郎)