「稲科のアレルギーのようで、私の場合春より秋の方が辛いんです…」
「花粉症の薬の効きが悪くなっていて困っています。何か対策ってありますか?」
先日、当院へお越しになられている患者さんからそのようなご相談をいただきました。
花粉症の薬が効かない…寝苦しさの原因にもなるひどい鼻づまりを柔らげる方法とは?
こんにちは。
愛媛県西条市でいしだ鍼灸整骨院を開業しています、院長の石田将太郎(いしだしょうたろう)です。
この度のブログでは、花粉症の中でもお困り症状の上位になる「鼻づまり」を柔らげる方法についてまとめさせて
いただきました。
実は、当院では治療効果を高めるために、治療中に深呼吸をしていただくように協力していただくのですが、
定期メンテナンスに来られた患者さんにいつものように深呼吸をするようお願いすると、
ずいぶん息苦しそうにされている様子に気がつきました。
そのことで伺ってみると、
「ごめん先生、私春じゃなくて秋の花粉症っぽいんよ」
「最近主人にもイビキがうるさいって言われるしで、ちょっと悩んでる」
そのようにお悩みを教えてくださいました。
聞くところによると、数年前からこの時期になると花粉症に悩むようになっていたようです。
今年は症状の発症が早く、特に鼻づまりがきついとのことでした。
耳鼻科に行くのもどこかおっくうで、市販の鼻炎薬を飲んでいるが、効き目が感じにくくなってきたとお悩みでした。
そこで、当院では以前より「花粉症治療」も行っていたので、施術と合わせて受けていただいたところ、
「あ、この感じ!鼻が通ってすごく楽になりました!言ってみてよかった〜!」
と、大変喜んでいただけました。
花粉症といえば、春から初夏にかけて飛沫するスギとヒノキの影響が圧倒的に多いように思いますが、
この度のように秋のブタクサ類やイネ関係のものに反応される方もおられ、またアレルギー体質の方によっては、
年中何かしらに反応して、鼻づまりや目の痒みを訴えるケースもあります。
そして、環境省が公表している花粉症環境保険マニュアル2022によると、
日本では年々花粉症でお悩みの方が増加傾向にあるようです。
ひどい花粉症になると日常生活にまで支障をきたすようになるため、できることであれば今すぐにでもつらい症状を
楽にしたいですよね。
私もアレルギー体質なので、お気持ちはすごくわかります。
ですが、先ほどの患者さんのように、「薬が効かなくなってきてどうしようもない」あるいは、
「治療へ行きたいけど、実は例の感染症関係で病院や耳鼻科に行くことをためらっている」といった方も
いらっしゃるようです。
そこでこの度は、このような花粉症による鼻づまりをご自身でも対処できるように、
今すぐにでも取り組める簡単な対策方法についてご紹介させていただきます。
花粉症による症状にお悩みの方だけでなく、慢性鼻炎やアレルギー体質で鼻づまりにお困りであれば、
きっとお役に立てる内容になっているはずです。
お時間の許す際に、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
花粉症による鼻づまり症状を柔らげる重要なポイントとは?
花粉症とは花粉が口や鼻・目から体内に入ったときに、それを体が異物として判断することで起きる
アレルギー反応のことを言います。
実はこのような花粉症には、自律神経の働きが深く関わっていると言われています。
自律神経には大きく分けて、
・「副交感神経」:リラックスしているときに働く
・「交感神経」:興奮したり活発に動いているときに働く
という2種類があり、この2つは車のアクセルとブレーキのような関係でバランスを保ち合い、
体を良い状態に維持するように働いています。
ですが、なんらかの影響で2つのバランスに偏りが起きてしまうと、さまざまな不調を起こすきっかけ
となり、花粉症による症状もその影響を受けた結果の一つと考えられています。
というのも、自律神経には血管を広げたり狭めたりする働きが備わっています。
ある医学論文では、
”鼻粘膜の主張と収縮は鼻粘膜に分布する交感神経と副交感神経の調和のある刺激によって営まれており、
副交感神経の刺激により鼻粘膜血管は拡張し、うっ血が起こり粘膜が主張し鼻閉が出現する。
また交感神経の刺激により、鼻粘膜血管は収縮し鼻粘膜が収縮することにより鼻腔通気性が改善される”
といった内容が書かれています。
鼻づまりのことだけで言うならば、睡眠時や休息時などリラックスした時に「副交感神経」が偏りすぎると、
血管が広がることで鼻まわりへ血液が流れすぎてしまう、ということを表しています。
流れすぎた血流が滞ることで鼻の粘膜が腫れ、空気の通り道である鼻の穴がふさがれることによって鼻づまりが
起きてしまう、というメカニズムの説明です。
それとは逆に、「交感神経」をうまく働かせることができれば、血管の広がりが小さくなることで鼻粘膜の腫れを
抑えることができます。
つまり、花粉症による鼻づまりを柔らげることも可能になるということです。
このような場合、その働きを促す方法として運動を勧められることがよくあります。
ですが、環境やタイミングを考えると、今から運動を始めるといったことは現実的ではないと思います。
ですからこの度は、運動に頼らずとも手軽にどこでも取り組める対策方法をご紹介させていただきます。
即効性あり!薬が効かないときの鼻づまり対策法のご紹介!
対策法のご紹介の直前ですが、
鼻づまりを起こしているときに詰まっている側を上にして横向きで寝ていると、なぜだか突然鼻が通りや
すくなったという経験はないでしょうか?
実はこの現象ですが、横向きで寝ることによって体の床に面している側に圧力が加わり、
その影響が反対側の血管の広がりを抑えるように働くことで、鼻が通るとされています。
これはすでに人体生理学の研究でも結果が出ている仕組みとなっています。
”側臥位をとると、下側になった方の鼻閉が来ることはよく知られている。
これも下側になった方の皮膚が体重で圧迫されたための反射であることが証明できる。
鼻粘膜の血管系の変化を連続的に記録すると、圧迫側は収縮し、非圧迫側は拡張する。
この現象は皮膚の場合とちがって非常に明瞭である”
j-stage圧反射より引用
対策法のひとつとして「鼻づまりのある側を上にして横向きで寝転ぶ」とご紹介しようと思ったのですが、
いつでもすぐに横になれるわけではないかと思います。
(寝る前に鼻づまりを感じ出してきた場合にはこの方法をお試しください)
そこで、この度ご紹介させていただく対策法は、上記の仕組みを利用した応用方法となります。
①まず、タオルなどを適当にまるめて個体を作る
②鼻づまり側と反対側のワキの下へ①を軽く挟む
③ワキの下に圧力を感じる程度にやや腕を閉じながら1〜2分ほど待つ
→①に関しては握り拳を作って軽く挟むことでも可能です
↑※右鼻のつまりに対して左側の脇を刺激しています
たったこれだけでOKです。
そうすると、徐々に詰まっている側の鼻の通りが良くなる感覚が出てくるかと思います。
この方法を行うにあたっては特に目安はなく、鼻づまりでお悩みのタイミングにお試しいただければいいです。
(効果には多少の個人差はあります)
※注意点としてご留意いただきたいことがあります。
もし両側どちらも行う場合には、必ず片側ずつ行うようにお願いいたします。
両方同時に行うと、返って鼻づまりをひどくする恐れがあります。
当院では花粉症治療も承っております
冒頭でもご紹介させていただいた通り、当院では以前より花粉症治療も承っております。
もしこの度ご紹介させていただいた方法を取り組んでみても、「私には効果が感じにくかった」といった
場合もあるはずです。
そのようなときには当院の花粉症治療がお役に立てると考えています。
毎年ひどい花粉症に悩まされる方、鼻づまりによるイビキを気にされている方がおられましたら、
一度当院までお気軽にご相談ください。
患者さんからの喜びの声
実際に当院で花粉症を受けられた患者さんより、お喜びの声を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。
花粉症でお悩みの方のご参考になりましたら幸いです。
花粉症でお悩みの方へ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、花粉症による鼻づまりを柔らげる方法や、症状のメカニズムなどについてまとめさせていただきました。
花粉症になると、仕事中も目の痒みに悩まされたり、日中ぼーっとしてしまったり、
知らないところで家族や周囲に影響していることがあったりして、とてもつらい想いをされているはずです。
「薬の効き目がいまいち感じられずに困っている」「レーザー治療などは現実味がないしなぁ…」
そのようにお悩みになられているときには、この度ご紹介させていただいた方法をぜひ一度お試しください。
その上でもし、当院での花粉症治療をご希望なさる際は、「花粉症治療希望」とお電話にてお伝えいただくか、
ネット予約時や公式LINEをご利用の際にはその旨を記載くださいますと幸いです。
この度のブログ内容が少しでもお悩み解消のお役立ちになることを願います。
また他にも、ブログ内容についてのご質問や、解消法についてもっと詳しく知りたい、
そのようなご意見もお待ちしております。気軽にお問い合わせください。
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(監修 柔道整復師 鍼灸師 石田将太郎)