◯はじめに
こんにちは!
いしだ鍼灸整骨院アシスタントの亀岡です。
最近、日本各地で地震のニュースを目にする機会が増えましたね。
「また地震があったんだ…」と不安に感じた方も多いのではないでしょうか。
実際に、今年1月1日から7月2日までの間には、
日本国内で震度3以上の地震が130回、震度5以上の地震が23回観測されています。
いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない今だからこそ、「もしもの時」に備えることの大切さを
改めて感じています。
そんな中、先日西条市役所で開催された「西条市意思疎通支援防災研修会」に参加してきました。
今回の研修では、防災について学ぶだけでなく、
「災害時に聞こえる人と聞こえない人では、どのような困りごとの違いがあるのか」
「支援とはどのようなことなのか」
を改めて考える貴重な時間となりました。
普段は手話や意思疎通支援について学んでいますが、防災という視点から考えることで、
新たな気づきや学びがたくさんありましたので、今回はその中でも特に印象に残ったことをご紹介します。

グループワークで気づいたそれぞれの困りごと
研修の中でも特に印象に残ったのが、グループワークです。
テーマは「避難所で困ること」。
参加者一人ひとりが思いつく困りごとを付箋に書き出し、内容ごとに分類していきます。
すると、聞こえる人と聞こえない人では、困ることが大きく違うことが見えてきました。

聞こえる人からは、
「食料は十分にあるだろうか」
「プライバシーは守られるだろうか」
「匂いは大丈夫だろうか」
など、生活面についての意見が多く出ました。
一方で、聞こえない方からは、
「放送だけでは避難所の情報が分からない」
「名前を呼ばれても気づけない」
「大切なお知らせがあっても、自分だけ知らないままになってしまう」
というように、「情報が届かないこと」への不安が多く挙げられていました。
私たちは普段、館内放送や周りの人の会話など、耳から多くの情報を自然に受け取っています。
しかし聞こえない方にとっては、その「当たり前」がありません。
情報が届かなければ、「次は何をすればいいのか」「自分だけ取り残されていないだろうか」と、
不安な気持ちが大きくなってしまいます。
改めて、「情報が伝わること」は安心につながる大切なことなのだと感じました。
自分にはない視点に気付かされた時間
グループワークの後は、他のグループがまとめた内容も見学させていただきました。
すると、自分たちのグループでは思いつかなかった意見がたくさんありました。
「なるほど、その視点は考えたことがなかった。」
「確かに、その状況なら困るだろうな。」
そんな発見の連続でした。
そして、今回改めて感じたのは、災害時に困るのは聞こえない方だけではないということです。
例えば、車いすを利用している方であれば、避難所までの移動や段差に困るかもしれません。
視覚に障がいのある方であれば、周囲の状況や避難経路が分かりにくいこともあります。高齢の方、妊婦さん、小さなお子さんがいるご家庭、持病のある方なども、それぞれ違った不安や困りごとを抱えています。
同じ避難所にいても、「困ること」は一人ひとり違います。
だからこそ、「自分なら大丈夫」ではなく、「この人は何に困っているのだろう」と相手の立場を想像することが、支え合いの第一歩なのだと感じました。
「支援」とは代わりにしてあげることではない
今回の研修で、特に心に残った講師の先生のお話があります。
それは、
聞こえない方が自分の思いを伝えたいとき、支援する人は代わりに話すのではなく、
本人の思いを尊重し、その思いが周りに伝わるようにつなぐ役割をする
という言葉でした。このお話を聞いたとき、「支援」という言葉の意味を改めて考えさせられました。
困っている人を見ると、「代わりにやってあげよう」と思うことがあります。
もちろん、それが必要な場面もあります。
でも、本当に大切なのは、本人が何を伝えたいのか、どうしたいのかを尊重し、その人自身が伝えられるようにサポートすることなのだと学びました。
例えば、聞こえない方が避難所で「薬が必要です」と伝えたい場面があったとします。
そのときに支援する人がすべて代わりに話してしまうのではなく、本人の思いを確認し、その内容が
周りの人にきちんと伝わるようにサポートする。
「代わりになる」のではなく、「本人と周りをつなぐ」
そんな支援の大切さを教えていただきました。
この考え方は、災害時だけでなく、普段の生活の中でも大切にしたいことだと感じています。

日頃からできる「備え」
防災というと、非常食や飲み水、防災バッグなどを準備することを思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、それらは命を守るために欠かせない備えです。
でも今回の研修を通して、「人とのつながり」も大切な備えの一つなのだと感じました。
普段から地域の人とあいさつを交わしたり、お互いのことを少し知っていたりするだけでも、
災害時の安心感は変わってくるのではないでしょうか。
また、聞こえない方だけではなく、車いすを利用している方や視覚に障がいのある方、高齢の方、妊婦さん、
小さなお子さんがいるご家庭など、それぞれ違った困りごとがあります。
だからこそ、「この人はどんなことで困るのだろう」と少し想像してみることが、支え合いの第一歩に
なるのかもしれません。
私自身も、「自分だったら」ではなく、「相手だったらどう感じるだろう」という視点を、これからも大切にしていきたいと思いました。
まとめ
今回の研修に参加して、防災について改めて考える、とても良い機会になりました。
聞こえない方への支援について学ぶことはもちろん、それだけではなく、「人それぞれ困ることは違う」という当たり前だけれど大切なことを、改めて実感しました。
私自身、妹が生まれつき耳が聞こえないこともあり、小さい頃から手話に触れてきました。
それでも今回の研修では、「災害時」という視点で考えることで新しい発見がたくさんあり、ま
だまだ知らないことがあるのだと感じました。
だからこそ、これからも学び続け、その学びをこうして少しずつ発信していけたらと思っています。
災害は、いつ起こるか分かりません。
実際に地域で災害が起きたときは、私も自分や家族のことで手一杯になってしまうかもしれません。
そのような中でこそ、今回学んだことを思い出し、「何かお手伝いできることはありますか?」と声を掛けたり、
自分にできることを一つでも行動に移せる人でありたいと思いました。
防災用品の準備と同じで、「周りにはどんな人がいるのだろう」「どんなことで困っているのだろう」と少し想像してみることも、大切な備えの一つなのかもしれません。
今回のブログが、防災について、そして支え合いについて考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(いしだ鍼灸整骨院アシスタントスタッフ 亀岡みゆき 監修)

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